今回は、OpenCVに実装されているカメラキャリブレーションの概要についてご紹介します。カメラキャリブレーションは、レンズ焦点距離などの内部パラメータ、カメラの位置・姿勢を表す外部パラメータ、レンズの歪収差係数を求め、画像を補正する処理です(図1)。Zhangの手法が有名で、OpenCVに実装されていることもあり、世界で最も用いられています。ライブラリ化されているため誰でも簡単に利用することができますが、その反面キャリブレーションの処理について知らなくても実装できてしまいます。本記事では、そのOpenCVに実装されているZhangの手法の理解を深めていただければと思います。内部パラメータ(Intrinsic parameters)、外部パラメータ(Extrinsic parameters)、歪収差係数(distortion coefficients)については、ここでは説明を割愛しますので、Wikipedia「Camera resectioning」「Distortion(optics)」などを参考にしてください。○カメラキャリブレーションの概要まず、カメラキャリブレーション処理のフローを示します。ステップ1:既知の平面パターン(OpenCVの場合、スクエアグリッド、サークルグリッド)を最低2方向から撮影します(図1)。ステップ2:次に、撮影した画像から特徴点(直線の交点、または円の重心)を検出し、画像座標系での特徴点の座標を求めます。ステップ3:ステップ2で検出した特徴点の座標を用いて、カメラの内部パラメータの初期値を求めます。この時点では、レンズの歪収差係数はゼロです。ステップ4:バンドル調整と呼ばれている非線形最適化処理で、カメラの内部パラメータ、外部パラメータ、歪収差係数を求めます。ステップ5:求めた内部パラメータ、歪収差係数を用いて、歪みのない画像に補正します。ステップ2の処理は、cv::findChessboardCorners()とcv::cornerSubPix()、あるいはcv::findCirclesGrid()です。ステップ3、4は、cv::calibrateCamera()で、魚眼レンズの場合はcv::fisheye::calibrate()です。ステップ5は、cv::undistort()、あるいはcv::initUndistortRectifyMap()とcv::remap()の組み合わせで処理できます。魚眼レンズの場合は、cv::fisheye::undistortImage()、またはcv::fisheye::initUndistortRectifyMap()とcv::remap()です。コーディングについては、OpenCVのカメラキャリブレーションのサンプルコードが公開されているので、そちらを参考にしてください。ステップ3で求める初期値は、かなり大雑把にしか求まりません。カメラの設計値がわかっている場合は、calibrateCamera( )のフラグCV_CALIB_USE_INTRINSIC_GUESSをセットして、内部パラメータの初期値に設計値を与えるとよいでしょう。外部パラメータも求めることができます。このキャリブレーションで求まる外部パラメータは、平面パターン上の3次元座標系とカメラ座標系間の外部パラメータです。○平面パターンの撮像例異なる視点から撮像した画像が最低2枚必要と書きましたが、図2のとおり、正面、左斜め、右斜め、上斜め、下斜めから見た5枚があるとベターです。さらに異なる距離で各方向から撮像した5枚を加えた計10枚を用いるとさらによいと思います。似たような視点の映像ばかりが多数含まれないようにしましょう。○スクエアグリッドとサークルグリッドどっちを使うべき?結論から言うとサークルグリッドを使った方がよいです。理由は単純で、ステップ2の特徴点の座標の算出精度がサークルグリッドの方が高いからです。楕円(円を含む)は、斜めから見ても楕円という特性があるため、重心を特徴点とすることで特徴点の座標を精度良く求めることができます。一方、スクエアグリッドの場合は、直線と直線の交点を特徴点とします。斜めから見ると正方形の形状が歪んでしまい、安定して座標を求めることができません。スクエアグリッドとサークルグリッドの性能を比較した結果が図4です。各パラメータ、特徴点の座標の真値が既知の合成画像(図3)を用いて比較した結果です。fx、fy、u0、v0が内部パラメータ、k1、k2、p1、p2が歪収差係数、RMSE(Root Mean Squared Error)はステップ4のバンドル調整時の誤差、一番右は特徴点の座標の算出誤差です(赤色の縦の点線は真値)。平面パターンを撮像する視点を変えてカメラキャリブレーションを15回試行した結果です。特徴点の座標の算出精度がサークルグリッドの方が高い(誤差が小さい)ため、すべてのパラメータを安定に制度良く求めることができます。カメラキャリブレーションについて、理解は深まったでしょうか? OpenCVのカメラキャリブレーションを用いる場合は、サークルグリッドの平面パターンを利用しましょう! また、魚眼レンズの場合は、魚眼レンズ用の関数を用いるようにしましょう。著者プロフィール樋口未来(ひぐち・みらい)日立製作所 日立研究所に入社後、自動車向けステレオカメラ、監視カメラの研究開発に従事。2011年から1年間、米国カーネギーメロン大学にて客員研究員としてカメラキャリブレーション技術の研究に携わる。現在は、日立製作所を退職し、東京大学大学院博士課程に在学中。一人称視点映像(First-person vision, Egocentric vision)の解析に関する研究を行っている。具体的には、頭部に装着したカメラで撮影した一人称視点映像を用いて、人と人のインタラクション時の非言語コミュニケーション(うなずき等)を観測し、機械学習の枠組みでカメラ装着者がどのような人物かを推定する技術の研究に取り組んでいる。また、大学院での研究の傍ら、フリーランスとしてコンピュータビジョン技術の研究開発に従事している。専門:コンピュータビジョン、機械学習
2015年12月15日inter-waveは、トイカメラブランドであるHolga(ホルガ)初のデジタルカメラ「Holga Digital」を2016年1月に発売する。画素数は約800万画素で、希望小売価格は9,800円(税別)。Holga Digitalは、クラウドファンディングによる資金提供を受けて製品化されたデジタルカメラ。ホットシューを備えており、Holga純正のクリップオンストロボが使えるほか、純正の交換用レンズも利用できる。記録メディアはSDメモリーカード。そのほか、micro USBポートを装備。アスペクト比は4:3と1:1から選べる。絞りはF2.8またはF8.0。デジタル化してもトイカメラ特有のボケやゆがみ、ケラレがある写真を撮影できるのが特徴だ。本体サイズはW56×D92×H73mm、重量は約100g。電源は単4形乾電池×2本(別売)。本体カラーはホワイト、ピンク、ミックス、ブラックの4色。
2015年12月03日ブラザー販売は1日、Web会議システム「OmniJoin」の新サービスとして、Android端末からWeb会議に参加できる無料アプリの提供を発表した。「OmniJoin」は、2012年9月からサービス開始されているWeb会議システム。インターネット環境があれば、初期費用不要で使用できる。かつてはPCのみ対応だったが、2013年11月にはiOS端末をサポートしており、今回の発表によってAndroid端末でも利用できるようになった。Android用の専用アプリを用い、Google Playを通じて無料で提供される。Android用アプリがサポートする通信回線はWi-Fi / 3G / 4G / LTEで、対応OSはAndroid 4.4~5.1.1だ。なお、Android端末からWeb会議に参加する場合は、一部の機能は使用できないとしている。
2015年12月01日グラントンは、電球型ネットワークカメラ「GD885WM」を11月27日に発売する。価格はオープン。GD885WMは、LED電球にネットワークカメラ機能を内蔵した製品。見た目が電球なので、店舗などで使用しても、監視カメラの存在を意識させにくい。LED電球部分は0.2WのLEDを25個使用しており、ソケットはE26型。光色はホワイトと電球色の2タイプを用意している。カメラには100万画素の1/4インチCMOSセンサーを採用。画角は120度で、最大720pの動画を撮影できる。データの記録にはmicroSDカードを使用し(最大32GBまで対応)、最長で約12日間の映像を録画できる。Wi-Fi機能を内蔵しており、スマートフォンなどから操作や映像の確認が可能だ。本体サイズはW72×D72×H110mmで、質量は125g。
2015年11月26日●分離合体・防水防塵「FR」が進化したカシオ計算機は19日、カメラ部とコントローラー(液晶モニタ)部を切り離せるデジタルカメラ「Outdoor Recorder EX-FR100」(以下、FR100)を発表した。12月11日から発売し、推定市場価格は60,000円前後(税込)の見込み。FR100は、2015年9月に発売されたEX-FR10の上位に当たり、超広角16mmレンズを採用したほか、様々な機能向上が図られている。ここでは製品体験イベントの模様をお伝えしよう。○新しい市場を創出する体験会の冒頭、カシオ計算機 執行役員 QV事業部の中山仁氏が簡単にスピーチした。高画質なカメラを搭載したスマートフォンの普及により、デジタルカメラの市場規模は縮小傾向が続く。そこでカシオでは、新しい需要を掘り起こす製品の開発に取り組んでいる。「デジタルカメラの需要は落ちているが、スマートフォンで撮影する機会が増えたことで、画像、映像に接する機会は拡大している。新しいものを提供すれば、従来のデジタルカメラとは違う市場が築けるのではないか」(中山氏)。事業部の名前として現在も残る「QV」とは、1995年に発売した液晶付きデジタルカメラ「QV-10」を継承するもの。当時の「カメラにとらわれず自由な発想で新しいコミュニケーションツールを開発していく」というコンセプトは、現在も事業部に受け継がれているという。現行モデルのEX-FR10(以下、FR110)も、その好例といえそうだ。「FR10は反響が大きかった。市場は、こうしたまったく新しいカメラを期待していたのではないか」と中山氏。そこで新製品のFR100では、FR10で好評だったセパレートスタイルはそのままに、基本性能を向上させた(詳細は後述)。さらにはOutdoor Recorderと銘打ち、アウトドアでの利用を強く印象づけている。中山氏は「FR100は、現行モデルから中身を大幅に一新している。撮ることを意識させないカメラで、多くの人にアウトドア・アクティビティの楽しさを記録していただければ」と期待を寄せた。●進化のポイント、現行モデル「FR10」との棲み分け○レンズ、液晶、搭載機能が進化続いて、カシオ計算機 QV戦略部 企画室 室長の仁井田隆氏が登壇して、製品の詳細を解説した。FR100は、超広角の16mm F2.8という単焦点レンズを搭載する。仁井田氏によれば、隅々まで歪みなくきれいに映すことが可能だという。液晶部には3.0インチ(92万画素)のタッチパネル液晶を搭載。現行モデルのFR10は2.0インチ(23万画素)なので、より大きく鮮明になったことで視認性も操作性も向上している。また、画像処理エンジン「EXILIM Engine HS Ver.3」とセンシング技術により、これまで以上に失敗が少ない写真を撮れるようになった。例えば、動きの検出時にはパンフォーカスに切り替えることでピンぼけを防止する。インターバル撮影では、手ブレの少ないタイミングでシャッターが下りる仕組みを採用した。前後のデータを読み取って滑らかに自動補正することで、手ブレを防止する。このほか現行モデルにも搭載されている「ハイライトムービー」では、風景と人物をバランス良く織り交ぜることで、1日の感動体験を凝縮したような臨場感あふれるダイジェストムービーを自動作成できる。仁井田氏は「FR100は、新しいカメラの使い方を提案する製品。ぜひお手に取って、これまで撮れなかったような写真を撮影していただけたらと思います」とアピールした。○販路は? 実勢価格は?プレゼンの終了後、会場では仁井田氏が質疑応答に対応した。防水機能について聞かれると、「IPX8に対応しているので、水の中でもシャッターを切れる。水深1.5mの水中で60分間の連続使用ができるので、マルチアングルスティックの先に取り付けて水中を撮影することもできる」と回答した。販路については「できるだけ多くの方に提案したいので、家電量販店などのほか、アウトドアショップ、スポーツショップなどでも取り扱っていきたい」と回答。冒頭の通り、実勢価格は60,000円前後(税込)の見込みだ。現行のFR10では、カメラ部とコントローラー部を別々に充電しなければならない。これについて改善はされたのか、という問いに仁井田氏は「充電に関しては、現時点では従来通り別々に充電していただく必要がある。ゆくゆくは、非接触充電への対応など、一度に両方を充電できる仕組みを採用していけたら」と述べた。また、現行モデルとの棲み分けについて聞かれると「FR100は液晶を大きくきれいにしたぶん、FR10より少しだけ大きい。スポーツを楽しむにあたって、より小さいほうが良いという方は、FR10を選んでいただければ」とした。FR10とFR100は併売される。このあと会場では、エッセイストの小林夕里子さんらが招かれトークセッションを行った。小林さんは「FR100なら、振動の激しい単気筒エンジンのバイクを運転しながら撮影しても、手ブレをおさえた動画が撮影できる」と紹介した。●FR100とアクティビティで遊ぶ○使用感は? 実際に使ってみたここからは、FR100のファーストインプレッションをお伝えしていきたい。製品体験イベントが開催されたのは、東京都・昭島市「モリパーク アウトドアヴィレッジ」という施設。ボルダリング、リードクライミングなどが気軽に楽しめる複合施設だ。実際にFR100を使いながら、いくつかのアトラクションが楽しめるという趣向だった。なんといってもアクティビティの最中にハンズフリーで撮影できる点が、FR100の魅力だ。大自然を散策しながら、スポーツに打ち込みながら、見知らぬ土地を旅行しながらと、目の前に広がる光景をときに自撮りも織り込みつつ、高画質な写真・映像に残すことができる。FR100用のアタッチメントも豊富に用意され、頭や腕、足、ジャケット、リュック、自転車のハンドルなど、好みの場所に取り付けて撮影を楽しめる。FR100と一般的なカメラとの大きな違いは、アクティビティに集中できるかどうか、にあるだろう。軽量小型のFR100は「撮影する」ことを意識せずに済む。構えて、構図を決めて、シャッターを押すという「当たり前」が必要なくなるのだ。遊んでいたらいつの間にか美しい写真が撮れていた、という感覚に近い。ではEX-FR100は、現行モデルと比べてどこが進化したのだろうか。まず16mmの超広角レンズを採用している点。FR10(21mmレンズ)よりワイドに、それでいて隅々まで歪んでいない写真を撮れる。液晶も大きく鮮明になり、晴天下の屋外でも視認性に問題ない印象だった。機能面ではハイライトムービーが強化され、FR10にも搭載されていた機能だが、より本格的なムービーが作成できるようになっている。ハイライトムービーとは、記録した静止画・動画の中から良いものをピックアップして、ムービーを自動作成する機能。従来は、人物の写真が多く選択されるように設定されていた。このアルゴリズムを調整し、山や海など象徴的な静止画、動画も選択されるようになった。プロのテクニックを取り入れたというフレコミなので、FR100を手に入れたらぜひとも試してみたい。
2015年11月24日ライカカメラジャパンは11月20日、レンジファインダー式のデジタルカメラ「ライカM (Typ262)」を発表した。有効2,400万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載する。価格は税込853,200円。12月の発売を予定している。ライカM (Typ262)は、動画撮影機能やライブビュー撮影機能を省き、レンジファインダーカメラ本来の楽しさを追求したモデルだ。現行のライカM (Typ 240)と同様に、有効2,400万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーと画像処理エンジン「LEICA MAESTRO」を搭載する。トップカバーをアルミニウム素材とすることで、Typ 240に比べ100gの軽量化を達成。トップカバー前面のロゴをライカ M9と同じ大きさのものにするなど、デザイン面でも軽快さをイメージさせる。シャッター音もTyp 240に比べ、非常に小さくなっているという。サイズはW138.6×H80mm×D42mm、重量は約600g (バッテリー含む)。レンズは焦点距離16~135mmのライカMレンズ。レンズマウントはライカMバヨネットマウント方式。ファインダー倍率は0.68倍。露出モードは絞り優先AEとマニュアルの2種類のみ。背面にホワイトバランス調整用のボタンを備えている。
2015年11月20日筆まめは12日、ブラウザ上ではがきの住所録やデザイン面などを編集できるWebアプリケーション「Web筆まめ」を発表した。同日から提供開始。料金は1ライセンスあたり年額3,000円。利用には「筆まめクラウド」のユーザー登録が必要となる。住所録や宛名、デザインの作成・編集をすべてブラウザ上で行えるWebアプリケーション。クラウドサービス「筆まめクラウド」と連携し、専用ソフトをインストールせずとも、デバイスを問わず、年賀状やはがき、住所録を作成・編集できる。宛名面とデザイン面がそれぞれ一つの画面で操作でき、ボタンはスマートフォンやタブレットで直感的操作できるよう大きめなデザインとした。デザインは年賀状を中心に548点、イラストや写真、背景を3,337点用意。書体は流麗行書体や楷書体、マーカー体など17書体、2,523点の定型文などを利用できる。素材は適時アップデートするという。PCやスマートフォンからの写真追加も可能。「筆まめクラウド」内の住所録サービス「筆まめクラウド住所録」と連携し、住所録データを「筆まめクラウド住所録」と同期させ、宛名印刷などが行える。「筆まめクラウド住所録」には、「筆まめ」シリーズの住所録や、CSV形式のExcel住所録などがインポートできる。なお、作成したデザインは、デバイスのストレージもしくは「筆まめクラウド」に保存可能。「筆まめクラウド」に保存する場合は最大5デザインまで保存できる。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X、iOS 7.0以降、Android 4.4以降。対応ブラウザはGoogle Chrome最新版、Safari最新版、Internet Explorer 11、Mobile Safari(iOS 7.0以降)、Android標準ブラウザ(Android 4.4以降)。PC向けのはがき作成ソフトウェア「筆まめVer.26」、「筆まめSelect2016」購入しているユーザーは「Web 筆まめ」を90日間無料で利用できる。
2015年11月12日カシオ計算機は11月12日、デジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)」の新モデルとして、訪日外国人向けのコンパクトデジタルカメラ「EX-ZR62」を発表した。発売は11月19日。価格はオープンで、推定市場価格は税別32,000円前後だ。EX-ZR62は、海外から日本へ訪れたツーリスト向けのモデル。14言語に対応し、カラーは鮮やかなレッドを採用している。パッケージには「JAPAN LIMITED」を表記。ベースとなるのは、カメラ側のシャッターを切るだけで、撮影した画像を自動でスマートフォンに転送する「エクシリム オートトランスファー」機能を持った「EX-ZR60」だ。エクシリム オートトランスファー機能では、専用アプリ「EXILIM Connect」をインストールしたスマートフォンと常時Bluetooth接続することによって、スマートフォンとカメラのWi-Fi接続をコントロールする。これにより、EX-ZR62のシャッターを切ると、撮影した画像を自動でスマートフォンに転送・保存できる。写真共有アプリ「Scene」(リプレックス開発・提供)と連携すると、EX-ZR62で撮影した画像をクラウドアルバムで自動共有可能だ。上180度にチルトする3型92万ドットの背面モニター、ボディ前面のフロントシャッター、カメラに向かって手を振るとシャッターが切れる「モーションシャッター」、肌の色となめらかさを調整できる「メイクアップモード」など自分撮りやみんな撮りに役立つ多彩な機能を持つ。そのほか主な仕様は、撮像素子が裏面照射型の1/2.3型高速CMOSセンサー、有効画素数が1,610万画素。レンズ構成が非球面レンズを含む9群10枚。焦点距離は約4.5~45mm(35mm判換算で25~250mmの画角に相当)、開放絞りが広角端でF3.5、望遠端でF6.5。光学ズームは10倍(プレミアムズーム併用時:20倍)、デジタルズームは4倍。約48.9MBの内蔵メモリーのほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードを使用できる。本体サイズはW99.6×D25×H59.5mm、重量は約202g(電池およびメモリーカードを含む)。
2015年11月12日ケンコー・トキナーは11月4日、ミラーレス一眼カメラ向けのカメラバッグ「aosta アッティーヴォ DESH04」を発表した。発売は11月5日。価格はオープンで、推定市場価格は税別3,000円前後だ。aosta アッティーヴォは、ショルダーパッド付きのベルトを備えたコンパクトなカメラバッグ。可動式の仕切り2枚を備えており、ミラーレス一眼カメラのボディに加え、交換レンズを収納可能だ。そのほか、フィルターや携帯電話、小さな手帳などが入るポケット3つを持つ。なお、アッティーヴォ(attivo)は、イタリア語で「活動的」という意味だ。主な仕様は、外形寸法が約W260×D155×H195mm、内形寸法が約W225×D105×H165mm、重量が約300g。本体には耐久性にすぐれたポリエステルを採用し、カラーはブラック、ブルーの2種類だ。
2015年11月04日ロモジャパンは、ロモグラフィーのフィルムカメラ新モデルとして、「Lomo’Instant Reykjavik(ロモインスタント レイキャヴィーク)」「Diana F+ Cortina(ダイアナ エフプラス コルティーナ)」「Diana MINI Monte Rosa(ダイアナ ミニ モンテローザ)」を発売した。○Lomo’Instant ReykjavikLomo’Instantは、2014年にクラウドファンディングによる資金提供を受け製品化されたインスタントカメラ。長時間露光機能や多重露光機能を備える。今回の「Lomo’Instant Reykjavik」は、アイスランドの首都レイキャヴィークをモチーフとした特別モデルで、ネイビー基調のシンプルな配色やレザー素材が特徴だ。公式オンラインショップと直営店Lomography+限定で販売する。標準搭載のワイドアングルレンズのほか、3種類のレンズアタッチメント(魚眼、ポートレイト、クローズアップ)と4種類のフラッシュ用カラーフィルター(レッド、ブルー、パープル、イエロー)が付属する。主な仕様は、電源が単4形アルカリ乾電池×4、使用フィルムがFUJIFILM Instax mini フィルム、シャッタースピードが1/125秒およびB(バルブ)、絞りがf/8、f/11、f/16、f/22、f/32。価格は税別19,907円。○Diana F+ CortinaDiana F+ Cortinaは、ホリデーシーズンにスキー客でにぎわうコルティーナをモチーフとした中判カメラ。ヴィネット効果の効いた写真を撮れる。120フィルムに対応。価格は税別9,074円。○Diana MINI Monte RosaDiana MINI Monte Rosaは、イタリアのスキーリゾートをモチーフにした特別モデル。35mmフィルムでスクエア、ハーフフレームの写真を撮影できる。価格は税別10,952円。
2015年11月02日グレープシティは20日、Web標準技術でAR(拡張現実)アプリを開発できる「Wikitude SDK」、Webブラウザ上でARコンテンツを作成できるクラウドサービス「Wikitude Studio」、大規模AR開発ソリューション「Wikitude Cloud Recognition」、「Wikitude Targets API」を発売した。HTML/JavaScript/CSSなどのWeb標準技術でARアプリを開発できる「Wikitude SDK」は、場所を認識してARコンテンツを重ねる「ロケーションベース型」と、任意の画像を認識してARコンテンツを重ねる「画像認識型」の両方をサポートしている。iOS、Android、スマートグラスに対応したネイティブアプリの開発が可能で、XamarinやCordova、Titanium、Unityなどの開発環境向けプラグインも無償で提供している。ライセンス価格は、iOS/Androidのいずれか1アプリを開発/配布できる「SDK Lite」が税込12万960円。「Wikitude Studio」は、プログラミング経験が浅くてもWebブラウザ上でARコンテンツを作成できるサービス。ドラッグ&ドロップの直感的な操作により、ノンコーディングでARコンテンツの制作が行える。制作したコンテンツは、Wikitude社が提供している無償のAR認識アプリ「Wikitude App」で表示可能。ターゲット画像が25枚までの月額サブスクリプション価格は税込8640円。「Wikitude Cloud Recognition」は、ターゲット画像をクラウド上に保存できるサービス。Wikitude SDKは1つのアプリケーションで1000枚を超えるターゲット画像を使用する場合、「Cloud Recognition」上でターゲット画像を認識できる。ターゲット画像をアプリ内に保存する必要がないため、アプリのファイルサイズを抑えられる。ターゲット画像が1000枚までの月間サブスクリプション価格は税込3万9960円。「Wikitude Targets API」は、Webサイト制作や管理を行うシステム(CMS)に保存されている画像を使用し、ARアプリを開発したい企業向けのWeb APIサービス。CMSにある大量の画像を、Wikitude SDKが認識できるターゲット画像に変換する処理を自動で行う。100枚までの画像を変換する月間サブスクリプションで税込1万9440円。
2015年10月21日カゴヤジャパンは10月15日、東京・渋谷で「初心者大歓迎!webノウハウ一挙公開セミナー」と題したセミナーを開催する。このセミナーでは、「webを自社でもっと活用したい!」という人向けに、webの概要、サイクル、Googleに好まれるSEO対策、リスティング広告・ディスプレイ広告、webサイトから売上をあげる黄金式、クラウドサービスを活用したコンバージョンアップ施策などを紹介する。参加料は無料。○セミナー概要■日時 :2015年10月15日(木)13時00分~15時00分 ※受付開始時間:12時50分■会場 :渋谷クロスタワー32Fカンファレンスルーム(渋谷区渋谷2-15-1)■参加料:無料■定員 :50名■詳細・申込 : こちら
2015年10月08日山陽トランスポートは10月2日、カメラを固定できるクリップマウントタイプのカメラホルダー「EYS-CAM04C」を発売した。直販サイト「イーサプライ」での価格は931円(税込)。固定方法がクリップ式なので、三脚を立てられない場所でもカメラを固定。クリップ部は、机や車のサンバイザーなど、厚さ50mmまでのものを挟むことが可能。幅約78mmの大型クリップで強く固定する。カメラやビデオカメラなどは、標準1/4インチタイプのカメラネジでEYS-CAM04Cに装着する。カメラ固定部は360度回転できるため、カメラの角度調整も行える。別売りのスマホホルダーを装着すれば、スマートフォンの固定にも対応する。サイズは約W78×D110×H90mmで、重さは約179g。一般的なカメラ用三脚よりも軽量コンパクトなので持ち運びもしやすい。
2015年10月02日女優の杏がイメージキャラクターを務める宝酒造のスパークリング清酒「澪」。そのWEBサイト上で限定公開され、映画監督の行定勲が演出を手がけている杏さん主演のWEBムービーから、このほど、第4弾となる“My First Mio”『「澪」と過ごすハロウィン』篇が公開。なんと杏さんが、ヴァンパイアに変身していることが分かった。“My First Mio”は、杏さんが主演、数々のヒット作を手掛けた行定監督が演出を務め、CMとはまた違った魅力を放つストーリー性豊かなWEB限定ムービー。「澪」公式サイトにて公開され、これまで、「母の日」「七夕」「お盆」と季節ごとのイベントに「澪」を絡めた本ムービーは、第3弾までの累計再生回数が100万回を突破する人気シリーズとなっている。今回の第4弾は、街全体が仮装姿の人々で賑わう「ハロウィン」の幻想的な夜が舞台。古書店の店主・かすみ(杏さん)と、お店へふらりと入ってきた狼のマスクを被った男性・滝田との微笑ましいやり取りを、妄想と現実が入り混じった不思議な世界観とともに描いている。“狼男”とのコミカルなやりとりと、意外なその正体、その後の驚きのストーリー展開は最後まで目が離せない。ハロウィンの夜に古書店を訪れ、「滝田優人」という名刺を差し出す“狼男”には、お笑いコンビ「キングオブコメディ」のボケ役として活躍中の今野浩喜。差し出された名刺を見て「…タキタさん?」と尋ねると、「あ…タキダ、です…」。さらに、「実は人見知りで、社交性がなくて」「今日みたいな日なら仮装すれば、自由に街に溶け込める」「なんでもいいから3つ買い物すると決めて…でも、負けてしまった」などと、おもむろに打ち明け話を始める狼男。そんな狼男を励ますべく、店主のかすみが、とある本の一節を読んで聞かせると、心に響く言葉に興味を奪われ、その本を買うことに。そして、狼男のマスクを外した滝田の前に現れたのは…。行定監督が今回の作品で描くのは、賑やかなハロウィンの輪から少し離れた場所で、仮装を楽しむ人々を羨ましそうに眺めている男女の物語。古書店の主に扮したミステリアスな雰囲気の杏さんと、打たれ弱い狼男を演じる今野さんの組み合わせは、何か不思議なことが怒りそうなハロウィンの夜というシチュエーションにぴったりで、映像の中の杏さんと今野さんのように、見ているほうもハロウィンという特別な夜に「澪」を飲んで“祝杯”をあげたくなってしまう。「妖怪だ、幽霊だって、いろいろやってきて、今度はそこに吸血鬼がまた新たに加わっちゃいました(笑)」と杏さん。狼男のマスクを取った今野さんの前で、ヴァンパイアへと変身するシーンでは、両手を振り上げ、大きく目を見開いたその存在感たるや、誰もが画面に釘付けになるほどインパクト抜群。美しきヴァンパイアに、今野さんもスタッフも視線が釘付けとなっていたという。一方、バラエティ番組などで活躍しながら、役者としてのキャリアも豊富な今野さんは、初共演となる杏さんとのお芝居でも絶妙な掛け合いを披露。ほとんどの場面で、狼男のマスクを被っているにもかかわらず、なんとも優しく、どこか気弱な空気感を全身から放っていて、見た目と台詞、仕草、声のトーンなどとのギャップには、さすがの行定監督も笑いをこらえるのにひと苦労。カットの瞬間、周りのスタッフに笑いの輪が広がると、狼男のマスクを取った今野さんも嬉しそうにはにかんでいた。撮影を終えた杏さんは、「ハロウィンということで、ちょっぴりファンタジーで、不思議な空気が漂うような撮影でした」とふり返ってコメント。また、行定監督は「杏さんは瞬発的な表情がかわいらしかったり、美しかったりするので、ヴァンパイアに変身したら、どういう顔をするんだろうと思って。期待通り、いや期待以上のヴァンパイアを演じてくれましたね」と、その“変身”を絶賛した。杏さんも「仕上がりをすごく楽しみにしています」というヴァンパイアぶり、ぜひこちらでチェックしてみて。WEBムービー“My First Mio”『「澪」と過ごすハロウィン』篇は10月1日(木)より「澪」公式サイトにて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年10月01日キヤノンITソリューションズは10月1日、Webアプリケーション100%自動生成ツール「Web Performer V1.5.0」を発売開始したと発表した。「Web Performer」はプログラミングレスで業務用Webアプリケーションを自動生成できるマルチブラウザ対応の開発ツールで、最新版となるV1.5.0では、HTML5とCSSの技術を新たに採用した。これにより、ドラッグ&ドロップ操作による添付ファイルの指定や、システムメニューの階層表示など、操作性や表現力に優れた画面開発が可能となる。また、自動生成できるWeb画面デザインのスタイルも刷新され、新たなスタイル(フォント・文字色・背景色)が20パターン追加された。そのほか、アシストのビジネスルール管理システム(BRMS)「Progress Corticon」との連携が強化されたことにより、Progress Corticonで設定した語彙やビジネスルールをJavaのコーディングなしで取り込み、呼び出しすることが可能となった。価格は、実行環境がWindows/IBM i/RedHat環境に限定される「Web Performer SE版」が300万円から、実行環境に制限がない「Web Performer EE版」が500万円からとなっている(いずれも税別)。
2015年10月01日ウィルゲートは9月30日、Web関連の仕事に従事する145名を対象に、Webマーケティング系の資格に関する調査を実施し、その結果を発表した。これによると、今後取得したい資格として「ウェブ解析士」が最も多い結果となった。同資格は、アクセス解析だけではなく、Webマーケティングに必要な知識を網羅的にカバーしており、一定レベル以上の知識があることを示せるため、人気が集まったと推測される。また、実際に取得している人が少なく、取りたいと回答した人数が多かったのが「マーケティング・ビジネス実務検定」。これは、アクセス解析やリスティング運用に関する個別スキルというより、幅広くマーケティングやビジネス実務について学べる検定となっており、幅広い業種で人気があったようだ。なお、同調査では「保有資格なし」との回答が圧倒的に多数派となった。これに対し同社は、実際に資格をとるためは時間もお金もかかるため、興味があっても取得できないのではと予想する。また、実際に持っている人が多かった資格は「IT パスポート」で、経営戦略からコンピューターシステムの基礎まで幅広く学べる資格として、「とりあえずとってみた」という人も多いのかもしれないとしている。
2015年10月01日サイバーリンクは15日、アクションカメラ撮影に最適な編集ツール「アクションカメラセンター」などを搭載した、動画編集ソフトウェア最新版 「PowerDirector 14」シリーズを発表した。ダウンロード版は同日から、パッケージ版は10月9日から発売。価格はダウンロード版が税別7,852円から、パッケージ版が税別4,850円から。PowerDirectorは、タイムラインを用いたノンリニア動画編集ソフトウェア。最新版「PowerDirector 14」では、新たにアクションカメラで撮影したビデオの編集に最適な機能を集めた「アクションカメラセンター」を搭載する。具体的には、広角レンズ補正、手ぶれ補正、ストップモーション、イーズイン&アウト機能などが利用できる。また、手軽にビデオ作品が制作できるテンプレート集「クイックプロジェクト」、映像内のオブジェクトを指定し、その動きをトラッキングする「オブジェクトトラッキング」といった新機能も搭載する。このほか、全エディションで64bitシステムへ最適化しており、第6世代Intel CoreやNVIDIA製APUによるH.265ハードウェアエンコード機能や、OpenCLに対応。また、2つのVGAカードをビデオ編集に利用できるマルチGPGPUにも対応する。ダウンロード版は15日から順次販売。価格は製品によって異なるが、Standard版で税別7,852円、カラーグレーディングソフト「ColorDirector 4」および音響編集ソフト「AudioDirector 6」を同梱した「PowerDirector 14 Ultimate Suite」で税別19,426円。これに写真編集ソフト「PhotoDirector 7」も加えた「Director Suite 4」で税別24,981円。クラウドサービスを利用できる「PowerDirector 14 Ultimate」が税別14,796円。通常版からテンプレートなどを増やした「PowerDirector 14 Ultra」が税別12,019円。パッケージ版は10月9日発売。ラインナップと価格は、「PowerDirector 14 Ultimate Suite」が税別19,500円、「PowerDirector 14 Ultra」が税別14,500円、「PowerDirector 14 Standard」が税別4,850円。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 /10。対応動画ファイルは下記の通り。
2015年09月15日ロジクールは15日、大人数の会議に適したビジネス向けのカンファレンスカメラ「ロジクール PTZ プロ カメラ」(CC2900e)を発表した。9月15日から発売する。価格はオープンで、直販サイト「ロジクール オンラインストア」での価格(税別)は13,130円。カメラヘッドに、カールツァイス製光学レンズと300万画素の画像センサーを搭載するカンファレンスカメラ。画角が90度と広く、電動でレンズの角度を変えられる「メカニカルパン&チルト機能」を搭載。水平260度・垂直130度まで可動させることで、大人数の会議室などで全体を映すのに役立つ。フォーカスはオートで、10倍のデジタルズームも可能。露出とゲインは自動調整。H.264エンコーダを内蔵し、最大1,920×1,080ドット/30fpsでの撮影に対応。Microsoft Lynce、Cisco Jabber、WebEx、Skype、Vidyoなどのソフトに対応している。付属のカメラマウントを使用すれば、スタンドや壁掛けでの使用も可能だ。インタフェースUSB 2.0で、本体サイズはW130×D130×H150mm、重量は590g(本体のみ)。対応OSはWindows 7 / 8.1、Mac OS X 10.7以降。リモコンが付属する。
2015年09月15日ロジクールは14日、フルHDで使用できるWebカメラ「ロジクール HD プロ ウェブカム」(型番:C920r)を発表した。9月17日より発売する。価格はオープンで、同社の直販サイト「ロジクール オンラインストア」での価格(税別)は13,130円。300万画素の画像センサーを内蔵し、1,920×1,080ドット(フルHD)での動画撮影と、1,500万画素(ソフトウェア処理による)の静止画キャプチャが可能なWebカメラ。TV電話用として利用する場合、Skypeでは1080p、FaceTime for Macでは720pという高解像度で通話できる。レンズは5枚構成のガラスレンズで、画角は77度、デジタル4倍ズームが可能でフォーカスは7cm~となっている。露出とゲインは自動調整。H.264エンコーダを内蔵し、フレームレート30fpsの撮影に対応。スタンドはクリップ式になっており、三脚取り付け用のネジ穴も装備されている。インタフェースUSB 2.0、ケーブル長は180cm。本体サイズはW94×D71×H47.3mm(折り畳み時、クリップ含む)、重量は162g。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP2) / 7 / 8 / 10、Mac OS X 10.6以降、Android 5.0以降、Chrome OS。
2015年09月14日リコーイメージングは9月10日、コンパクトデジタルカメラ「GR II」専用Webアプリ「GR Remote」の最新版となるバージョン1.1.0と、カメラ内画像のブラウジング向けWebアプリ「GR Remote Custom」を公開した。「GR Remote」は、GR IIとWi-Fi接続したスマートフォンやタブレットから、撮影や画像閲覧、各種設定などを行えるWebアプリ。対応ブラウザはSafari、Chrome。このたび公開した最新版では、Chromeのダイレクトダウンロードに対応していないAndroid端末でも画像を保存できる機能を追加した。なお、同機能は試験配信のため、すべてのAndroid端末での動作を保証するものではないとしている。また、GR IIのファームウェアのバージョンが1.10以降であれば、最新版GR RemoteでWi-Fiチャンネルの設定もできる。「GR Remote Custom」は、カメラ内画像のブラウジングをしやすいよう、「GR Remote」の機能をカスタマイズしたWebアプリ。スマートフォンなどの端末に画像を保存した後、ブラウザのタブを画像保存ページからGR Remoteに切り替えられるため、連続して画像を選択、保存できるという。GR IIは、GRシリーズで初めてワイヤレス通信機能を内蔵した単焦点コンパクトデジタルカメラ。オートホワイトバランスのアルゴリズムや高感度撮影時の画像処理を改善しており、外部フラッシュと連携するワイヤレス発光機能などを備える。
2015年09月10日現在、アップルがワールドワイドで展開しているiPhone 6の広告キャンペーン"Shot on iPhone 6"。Webサイトでは、iPhone 6のカメラで撮影された写真を紹介する「ワールドギャラリー」が公開されている。作品、フォトグラファーとともに、使用したアプリやアクセサリ、撮り方のヒントが紹介されているが、このWebサイトとは別に、アップルは新聞広告や雑誌広告も打っており、こちらでもiPhone 6で撮られた作品が採用されている。マイナビニュースでは、その企画で紹介されたフォトグラファー・Pei Ketronさんにお話を伺うことができた。ーーPeiさんは写真家としてキャリアをスタートさせる以前は、自閉症やダウン症など障碍を持つ児童が通う特別学級の教師だったという。フォトグラファーへの転進はどういった理由からだったのだろう?Pei 大学時代に写真の技術を独学で習得していきました。卒業してからも写真を撮り続け、しばらくの間は趣味だったのですが、最近は少しずつ、仕事としてやっていけるようになっています。最初はモデルのポートレートや結婚式の写真を撮ることが多く、その後はイベントなどの撮影の仕事が入るようになっていきました。もともと旅行が好きだったということもあって、トラベルフォトを撮りたくなり、思い切って教師を辞め、プロのフォトグラファーに転向したんです。ーープロとしてのキャリアがスタートした直後は、いわゆるデジタル一眼カメラを使うことが多かったのだが、現在メインで使っているのはiPhoneだそうだ。そうなった経緯はどのようなものだったのだろうか?Pei デジタルカメラは必ずしも携行しているわけではないので、シャッターチャンスを逃すこともあります。ところが、iPhoneはいつも手にしているものですから、いざという時、さっとカメラを使うことができます。カメラバッグからカメラを取り出して、レンズを装着して、といったことをやってるうちに機会を逸することが結構な頻度であったのですが、iPhoneはロック画面からカメラ機能を一瞬で起動できるので、そういったことが激減しましたね。ーーアプリはどんなものを使っているのだろうか?Pei iOS標準の「カメラ」アプリを使うことが多いです。iOS 8から自由に露出をコントロールできるようになったところが大きいです。あとは先ほども申し上げましたけど、一瞬で起動ができますので。長時間露光やタイマーを利用した撮影では「Cortex Camera」を使っています。光が少ない状態でも撮れるので重宝しています。ノイズを除去する機能もよく使っていますね。三脚と組み合わせて撮影すると、ビックリするくらい綺麗に撮れますよ。ーー初めて使ったiPhoneはどのモデルなのか訊いたところ……。Pei 初代iPhone(日本では販売されなかったモデル)です。それ以降のモデルも殆ど全部持ってると思います。もしかしたら、ひとつふたつ、買い逃してるかもしれませんが。カメラの機能は新しいモデルが出る度にアップデートされていますから、常に最新機種を利用することに、積極的な意味があると考えています。プロフェッショナルな現場で使われるものなのですから。初期のモデルでは作品作りには使用していませんでした。今、iPhoneをメインで使っているのはInstagramに投稿する機会が多いからですね。Instagramの登場で状況が一変したとも言え、専用機をあまり使わなくなったのもそういったことからですね。ーー三脚以外に利用している外部デバイスは何かあるのだろうか?Pei 沢山持っていて、バッグの中はレンズやら三脚やらで一杯です(笑)。いつもこんなに持ち運んでいるわけではないのですが、今は移動中なので。よく使うのは「OPTRIX by BODY GLOVE」の防水ケースです。これにはiPhone 5sを入れています。シュノーケリングしながらの撮影が好きなので、こういったアイテムを利用しているのですが、異なる機種で使い回しができないのがちょっと残念ですね。これがいいなと思っているのは防水機能だけでなく、マクロレンズや望遠レンズを付け替えて使用できるところです。私は広角で撮影するのが好きなのですが。それと外部レンズで使っているのは「Moment Lens」です。外部レンズについてはいろいろと試してみたのですが、エッジがボケたりなど納得いくものが少なく、これが一番シャープでクオリティが高いと感じたので継続して利用してます。三脚はJOBYの「Gorillapod」ですね。リップスティックくらいの小さなものなのですが、脚を曲げてフレキシブルに設置できるところが気に入ってます。ビデオの撮影や「AvgNite Cam」というアプリで撮影する時によく使いますね。ーー「ワールドギャラリー」で採用されたのは米カリフォルニア州のヨセミテ国立公園で撮影したものだ。今回は人物が写っているが、普段の作品では人物を被写体に選ぶことは少ないと言う。Pei 人物を撮るとしたら、シルエットが多いですね。匿名性が出るようなものということです。その方が風景にとけ込みやすいと思うので。iPhoneでの撮影は比較的、手前から奥までピントが合っている、いわゆるパンフォーカスの写真が多いです。もちろん、装着するレンズによって撮り方を変えていますけど。ーーPeiさんの作品は、大自然のダイナミックさを捉えたものやポートレイトの他、建築などの構造物を撮影したものが特徴的でもある。幾何学的なイメージの作品が多く、ヨセミテ国立公園の作品とは対象を成している。Pei どういうイメージで撮るかによって、自分の心情も変化するのですが、実は前もって撮影計画を考えることは少ないです。建物を撮るときは、どの角度で撮ったら一番美しく撮れるか観察が必要で、かつカメラをどの位置に構えるかも考慮しなければなりません。一方で、自然の風景を撮るときは、もう少し自由にやってますね。ーーPeiさんは世界中を飛び回って撮影を行っている。これまで訪れた場所でお気に入りのところはどこなのか訊いてみると……。Pei とても難しい質問ですね。私自身は台湾出身で、アリゾナで育ちました。アリゾナは砂漠の中でしたけど、もちろん大好きです。台湾は食べ物がまず好きですね(笑)。最近特に気に入っているのはヨルダンとトルコです。アリゾナのような乾いた土地ですけど。あとはアイスランドがとにかく景色が美しくて。ーー最後にこれからやってみたいことについて伺った。Pei これまた、非常に難しい質問ですね(笑)。現在、Instagramを通じて観光案内の仕事に携わっているのですが、世界のいろいろな場所に足を運んで、美しい風景を見て自分が感動したことを多くの人々と共有したいと思ってます。私、自分が好きではないことや興味がないことは上手く撮れないんですけど、大好きな旅行に関しては別なんです。あとは、その観光ガイドに動画を加えてみたいですね。ただ、専用機は撮影した後の編集作業が面倒そうので、やっぱりiPhoneだけで完結させたいです。iPhoneは小さく、ホールド感も良いので、安定した映像を撮れるんですよね。あと、スローモーションが手軽に撮れるところも良いと感じてます。
2015年09月07日キヤノンは9月2日、大口径望遠レンズを搭載する高感度ネットワークカメラを、2016年の製品化をめどに開発中であることを明らかにした開発中のカメラは、大口径のズームレンズを搭載。レンズのサイズを大きくすることで光を多く取り込み、35mmフィルム換算で600mmを超える焦点距離でもF2.4の明るさを達成している。このレンズと高感度センサーを組み合わることによって、従来は赤外線やモノクロでしか撮影できなかった夜間の映像を、カラーで撮影することが可能となった。0.08lux(ルクス)という月明かり程度の明るさしかない環境でも、100m先の人物をカラー撮影でき、24時間、防犯や自然災害の監視などに威力を発揮するとしている。カメラの向きを変えるパン機能とチルト機能も装備しており、広範囲の撮影をカバー。河川や海岸における自然災害の監視や、ビルの屋上に設置して都市監視といった用途を想定している。
2015年09月02日NTTアイティは9月1日、スマートフォンやタブレットなどのカメラを動画や印刷物にかざすとWebや地図表示などのサービスが受けられる電子透かし応用サービス「MagicFinder」に、多言語対応機能を搭載した。価格は個別見積。今後、外国人観光客のさらなる増加が見込まれる我が国では、デジタル・サイネージや案内板などにおいて、多言語による情報提供ニーズの急増が予測される。同社は、電子透かし入りコンテンツに端末のカメラをかざすと情報へダイレクトに誘導できるというMagicFinderにおいて新たに多言語対応機能を開発、搭載して提供開始した。これまでデジタル・サイネージや印刷物では、スペースなどの制約により多言語による表現には限界があったが、新機能ではそのような制約を受けることなく、多言語による情報提供が可能になる。MagicFinderには、端末の使用言語に応じた情報提供、瞬時にWeb表示などのサービス提供、同時に複数の利用者に情報提供、埋め込み対象の動画や印刷物の表示要素を保持、変更不可の静止画や既存の制作物に上からシートを貼ってサービス提供といった特長がある。端末の使用言語に応じた情報提供は、同一の動画や印刷物から、利用者の端末の使用言語に応じた情報を提供可能というもの。例えば、電子透かしを埋め込んだ案内板を設置し、インターネット上に複数の言語による案内を用意することで、案内板のスペースなどの制約を受けることなく各種の言語による情報提供が可能になるという。Web表示などのサービス提供では、URLなどの文字入力は不要。利用者が端末のカメラを動画や静止画に向けると、電子透かしを読み取って瞬時に関連Web表示などと連携できる。Webや地図の表示に加え、電話発信やメール送信も可能。複数の利用者への情報提供は、テレビやデジタル・サイネージ、案内板などの情報提供画面から離れた位置や斜め方向からでも電子透かしを読み取り可能なことにより実現している。表示要素の保持は、情報を埋め込むために、撮影対象となる動画や印刷物などを塗りつぶしたり目立つマークを重ねたりする必要が無いことによる。静止画などに透かしを埋め込む代わりに、透かしを印刷した透明シートを対象物の上から貼ることでもサービスの提供が可能。既存の案内板やポスターなどを作り替える必要は無いという。
2015年09月01日ユニットコムは26日、防犯カメラ製品「スマートネットカメラ」2製品と「AHD カメラ」3製品をセキュリティカメラのラインナップに追加した。価格は税別14,980円から。○スマートネットカメラ製品「スマートネットカメラ」は、設定が簡単な100万画素のネットワークカメラ。屋内用の「MH-K13」と、屋外用の「MH-K14」を用意。価格(税別)は屋内用が37,980円、屋外用が39,980円。MH-K13屋内用の「MH-K13」は最大1,280×800ドットで撮影でき、IEEE802.11b/g/n無線LANを搭載。約5分で初期設定が完了するなど、導入が簡素化されている。動体検知機能も搭載。画面上に動きがあればメールで通知することもできる。主な仕様は、イメージセンサーが1/4インチCMOSセンサー×2基、有効画素数が102万画素、ビデオ圧縮方式がH.264。有線インタフェースは100BASE-TX対応有線LAN×1基。本体サイズはW91×D100×H124mm、重量は350g。MH-K14屋外用の「MH-K14」は本体の形状が屋内用と異なっており、IP66の防水等級に対応する。ネットワークカメラとしての仕様は屋内用とほぼ共通で、本体サイズはW58×D230×H52mm、重量は368g。○AHD カメラ「AHD カメラ」は、新しい映像伝送方式であるAHDに対応したモデル。屋外用ズームモデル「JO-C206」、屋内用単焦点モデル「JO-C203」、4CHデジタルレコーダー「JO-R205」の3製品を用意。価格(税別)は、屋外用ズームモデルが42,980円、屋内用単焦点モデルが14,980円、4CHデジタルレコーダーが69,980円。JO-C206屋外用ズームモデル「JO-C206」はIP66の防水等級に対応。最大500mの長距離配線が可能となっている。AHD / CVBS切替により従来のアナログレコーダーへの出力も可能。アナログカメラと互換性があるので、配線をそのままにカメラを入れ替えられる。AHD対応レコーダーを使用することで、HD画質での録画 / 再生が可能となっている。主な仕様は、イメージセンサーが1/3インチのソニー製CMOSセンサー、有効画素数が130万画素、解像度は1,280×720ドット。撮影範囲は水平約28.8~99.8度、上下約21.6~71.1度。逆光補正とフリッカレス機能を搭載し、本体サイズはW90×D102×H270mm、重量は1,066g。O-C203屋内用単焦点モデル「JO-C203」は、広い範囲を撮影できるモデル。撮影範囲は水平約85度、上下約59度。カメラとしての機能は屋外ズームモデルとほぼ同じ仕様。本体サイズはW115×H57mm、重量は約290g。JO-R205AHD対応 4chデジタルレコーダー「JO-R205」は、アナログカメラも出力可能なハイブリッドシステム。アナログカメラとAHD 130万画素カメラの同時出力が可能で、設置済みのアナログカメラと配線をそのまま流用可能。同軸ケーブルで長距離配線が行えるなど、遠隔監視にも対応する。内蔵HDD容量は2TBで、録画画質は5段階で設定可能。最大解像度はは1,920×1,080ドット で記録方式はH.264。録画速度はAHD 1080p時で最大1,920×1,080ドット / 60fps、AHD 720p時で最大1,280×720ドット / 120fps、アナログ時で最大960×480ドット / 120fps。映像入出力インタフェースは入力がBNC×4、出力がHDMI×1、D-Sub×1、コンポジットビデオ×1。音声入出力インタフェースは入力がRCA×4、出力がRCA×1。本体サイズはW380×D340×H72mm、重量は2.7kg。
2015年08月28日米Appleは、iPhone 6 Plusの一部機種を対象に、iSight(背面)カメラの無償交換プログラムを開始した。iSightカメラの部品が故障し、撮影した写真がぼやけて見える不具合が発生したため。無償交換の対象となるのは、2014年9月から2015年1月までに製造され、シリアルが特定の範囲内にあるiPhone 6 Plus。iPhone 6 Plusのユーザーは、iPhone 6 Plus iSight カメラ交換プログラムのページでシリアル番号を入力すると、使用中の端末が無償交換の対象であるかを確認できる。無償交換プログラムの適用期限は、iPhone 6 Plus本体の最初の小売販売日から3年間。交換手続きは、Appleの正規サービスプロバイダ、Apple Store直営店、Appleテクニカルサポートなどで受け付けている。
2015年08月24日米Appleが「iPhone 6 Plus iSightカメラ交換プログラム」を発表した。一部のiPhone 6 PlusのiSightカメラ(背面カメラ)のパーツが故障し、撮影した写真がぼやける不具合が判明したためだ。影響が確認されている範囲の端末を対象に、iSightカメラを無償で交換する。iSightカメラの故障は、主に2014年9月から2015年1月の間に販売されたiPhone 6 Plusで起こっている。iSightカメラ交換プログラムは日本を含むグローバル規模のプログラムになっており、iPhone 6 Plus利用者は同プログラムのページでシリアル番号を入力することで、所有する端末が交換プログラムの対象であるか確認できる。対象端末を所有する人が交換を受けられる期間は最初の小売販売日から3年間だ。交換手続きは、Appleの正規サービスプロバイダ、Apple Store直営店、Appleテクニカルサポートなどで受け付けている。
2015年08月24日デジタルステージは18日、HTMLやCSSなどの専門知識がなくてもWebサイトを制作できるソフトウェア、「BiND for WebLiFE」の新バージョンとして、「BiND for WebLiFE 8」を発表した。9月17日に販売を開始する。スタンダード版の価格は19,800円(税別)。BiND for WebLiFEは、豊富なテンプレートと独自のブロック編集機能を使い、デザイン性の高いWebサイトを作れるソフトウェア。新バージョンの「BiND for WebLiFE 8」では、閲覧するデバイスの画面サイズに合わせてレイアウトを最適化するレスポンシブWebに対応。PCとスマートフォンに合わせたWebサイトを制作できる。レスポンシブWeb対応テンプレートは、全20種62カラーバリエーションを用意。ページの編集エリアを表す「ブロック」単位で表示設定ができるため、PCとスマートフォンで、表示する情報量を変えることも可能だ。新たに、CSS設定を一括で行える「Dress」機能を搭載。カラー、フォント、余白などのCSS設定が入った20種のDressテンプレートから選ぶほか、ユーザー独自の設定も保存しておける。SSLに対応したオリジナルフォームを実装するサービス「Smooth Contact」を新規に開発。Webサイトのデザインに合わせたお問い合わせフォームや、メールフォームを実装できる。専用の管理画面から問い合わせ状況を把握したり、メールを転送したりするフォームサービスを利用可能だ。このほか、ブロック編集の最小単位「ブロック」のコピー機能や、作成したページを別サイトにも移行できる機能、検索機能の充実などが図られた。スタンダード版は、収録テンプレート数が180サイト、「WebLiFEサーバー」ベーシックコースが6カ月間無料、Smooth Contactのフリーコースが利用可能。プロフェッショナル版とクロスプラットフォーム版(Windows / Macハイブリッド)は、収録テンプレート数が219サイト(WordPress、Facebookページ含む)に増え、WebLiFEサーバー ベーシックコース24カ月+プレミアムコース3カ月が無料、さらにSmooth Contactプロコース1年間利用権が付属している。税別価格は、スタンダード版が19,800円、プロフェッショナル版が29,800円、クロスプラットフォーム版(Windows / Macハイブリッド版)が39,800円。なお、「BiND 7」を購入して2015年10月末までに製品登録したユーザーを対象に、BiND for WebLiFE 8への無償アップグレード実施している。動作環境は、Windows版がWindows 7(SP1) / 8 / 8.1 / 10、Mac版がMac OS X 10.8.5 / 10.9.4 / 10.10に対応。
2015年08月19日シュッピンは1日から、同社が運営するカメラ専門店「Map Camera」のレビュー投稿ページ「コミュレビ」にて、投稿者にデジタルカメラをプレゼントするキャンペーンを実施している。実施期間は8月31日まで。今回実施されている「コミュレビ大賞」は、Map Cameraの創業21周年を記念したキャンペーン。レビュー投稿サービス「コミュレビ」にレビューを投稿したユーザーの中から、抽選で1名にデジタルカメラをプレゼントする。キャンペーンは8月1日~8月10日、8月11日~8月20日、8月21日~8月31日の3回に分けて実施される。第1回のプレゼントは、2015年7月に発売された超広角コンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp0 Quattro」だ。SIGMA dp0 Quattroは、Quattroセンサーに最適化された専用設計の14mm(35mm判換算約21mm)F4レンズを搭載するモデル。有効画素数は約2,900万画素で、本体サイズは約W161.4×D126×H67mm、重量は500gとなっている。なお、第2回、第3回のプレゼント内容は追って発表される。キャンペーンの詳細は同社のWebサイトを参照いただきたい。
2015年08月05日ソニーモバイルコミュニケーションズは3日(英国時間)、メインカメラ/インカメラともに1,300万画素の「Exmor RS for Mobile」センサーを搭載し、オートフォーカスにも対応した6インチAndroidスマートフォン「Xperia C5 Ultra」を発表した。8月中旬より新興国市場で発売される。価格や日本での発売は未定。「Xperia C5 Ultra」は、背面と前面に1,300万画素の「Exmor RS for Mobile」センサーを搭載した6インチサイズのAndroidスマートフォン。インカメラには22ミリの広角レンズやフラッシュなど自分撮り向けの機能を搭載する。デザイン面では、6インチという大きさながら、狭額縁デザインを採用し持ちやすさに配慮されている。また、片手で操作できるモードも用意している。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0。CPUはMediaTek MTK6752(オクタコア、1.7GHz)。内蔵メモリは2GB。ストレージは16GB。外部ストレージはmicroSD(200GB)。サイズ/重量は、高さ約164.2mm×幅約79.6mm×厚さ約8.2mm/約187g。ディスプレイは6インチIPS液晶ディスプレイ。解像度は1,920×1,080ピクセル。バッテリー容量は2,930mAh。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、ソフトミントの3色。通信面では、LTE(Cat4)、UMTS/HSPA、GSMをサポート。そのほか、GPS、Bluetooth 4.1、NFC、IEEE802.11a/b/g/nに準拠したWi-Fiに対応する。
2015年08月04日現在、アップルがワールドワイドで展開しているiPhone 6の広告キャンペーン"iPhone 6で撮影"。Webサイトでは、iPhone 6のカメラで撮影された動画を紹介する「ワールドギャラリーのビデオ作品」が公開されている。マイナビニュースでは、その企画で紹介された映像作家・岩元康訓さんにお話を伺うことができた。ーー採用された作品についての背景を訊いてみた。海が見えるタイムラスプス映像が採用されているのだが、撮影はどこで行われたのだろう?岩元 パプアニューギニアのソロモン海が見えるトゥフィという地域の岬から撮りました。朝日の撮影は一人で行いました。この時はiPhoneだけで作品を作ろうとパプアニューギニアに来ていて、その撮影のクルーも僕と水中カメラマンの石川肇さんの二人だけです。ぜひその作品も見ていただきたく思います。陸上は私、水中は石川さんが中心での撮影になってます。ーー場所はもう撮り慣れたところなのだろうか。岩元 これまでパプアニューギニアの政府観光局から制作依頼を頂いてて、何度も現地で撮影を行ってます。かれこれ3年くらいになりますね。各地域を周って、自分で一番綺麗だと思ったところを選んでシューティングしています。ーー機材に関しては、iPhone以外、何か特別なデバイスを使っているのだろうか?iPhoneのCMで採用された作品に関しては、三脚のみです。外部のレンズも使っていません。ーー前述の通り、岩元さんはタイムラプスでの撮影を行っているが、朝日の撮影は、露出をロックする機能を使っても、時間の経過とともに光量がどんどん上がり、やがて画面が真っ白になってしまう。かといって、自動設定にしておくと今度はフリッカー(ちらつき)が出てしまう。この問題はどうやって解決したのだろう。岩元 オートでなく、明るさを固定するのはもちろんなのですが、ちょっとした工夫をしています。夜明け前に露出を固定するのはできないので、まず、暗い部屋の中に、昼と同じだけの光量の照明を用意します。この時はLEDを使いました。太陽と同じくらいの光量になるくらいまでの距離にiPhoneを近づけて、その状態でロックすると、朝日が登っても白トビしない映像を撮ることができるんです。ーーこの辺りは、iPhone 6とiOS 8の組み合わせに拠るところが大きいように思える。iOS 8ではAE(自動露出)/AF(オートフォーカス)ロックに、独立して露出をコントロールする機能が加わった。岩元 露出コントロール機能はすごく大きな意味がありますね。オートだけでなく、露出をコントロールできるのはとても大事で、露出をコントロールすることで表現の幅が広がりiPhoneのカメラの性能が発揮されるという面があると思います。ーー撮影にはどんなアプリを使ったのか聞いてみると。岩元 タイムラプスに関しては「Lapse It」というアプリと、iOS標準の「カメラ」アプリを併用しています。シャッタースピードを調整できるのか、ホワイトバランスが調整できるのかといったように、それぞれ操作できることが異なっているので、使い分けをしてますね。実際にテスト撮影してみて、こっちがいけるっていう判断を手探りでしています。撮影期間は一週間だったのですが、その間、毎日撮影して、ベストのテイクを選んでます。朝日と一緒に、夕日も撮ってますよ。今回は使用してないですが、他には「ProCam 2」というアプリをよく使ってます。これはマニュアルで触れる部分が多いので重宝しています。ただ、操作の簡便さという点でいうと、標準の「カメラ」アプリに勝るものはないと思ってます。一番簡単ってことは言うまでもないですけど、スローモーションの機能も優れています。少し前まで作品作りや番組制作ではスローモーション撮影用に専用のカメラを用意しなければならなかったんですが、そのカメラに合わせた水中用のハウジングも数が少なく、海に落ちてしまいそうな不安定な場所ではほとんど使えなかったんですね。それが、iPhoneではワンタッチで撮影できてハウジングもある。今撮りたいという瞬間は、それを逃すともう二度と訪れることはないんですよ、例えば、綺麗な鳥がいたとして、スローモーション専用カメラを回すとするじゃないですか、でもセッティングしてる間に飛び立って、もうそこにはいなかったりするわけです。iPhoneなら、今はスローモーションがいいとか、通常の撮影がいいという判断をして、一瞬で切り替えられます。ーー機動力もiPhoneの長所のひとつである。岩元 感覚で思ったことがそのままカメラに反映できるのは非常に大きいです。スローモーション用の機材もタイムラプス用の機材も、普段からすぐに撮れるよう、使い方には習熟している人でも、用意する、数秒、あるいは数十秒の間に、一番大事なものを逃してしまうということはよくあったので、ワンタッチで切り替えができるというのは衝撃でした。操作が簡単で機動力がある、その上、綺麗となれば、使わない理由がないですよね。海外の撮影では持込める機材の重量やクルーの人数に制限があったりします。現地で機材を調達するのも難しかったり、重い機材を運ぶためのクルーの人件費も莫大なものになったりしますが、iPhone一台で、これらの問題がクリアになるんですよ。他にも小さく機動力の強いカメラはありますが、僕は選ぶなら絶対にiPhoneです。なぜなら、iPhoneは操作画面が大きく、現在の状態も一目で分かります。なので、操作を間違うことがない。何より、アプリが豊富という強みがあります。カメラの機能が優れているというのは大前提として、例えば今回のようにタイムラプスで朝日を撮る場合、どの方角から太陽が昇るのかもアプリで調べておける。明後日の方向にカメラを向けてしまうという失敗がこれでなくなりますよね。雲の動きや天候も分かる。こんなにたくさんの機能がついているビデオカメラって、他にはないですから。ーー何時ごろからiPhoneで作品を撮ろうと思ったのだろう? 最初に買ったiPhoneは何か聞いてみた。岩元 初めて使ったのはiPhone 4Sです。買った時からカメラの機能は優れているって認識で、iPhoneでの作品撮りも構想してました。ですが、その時点ではタイムラプスもスローモーションも使えなかったので、導入はしてませんでした。でも、進化の方が早くて、実際に使うまであっという間でしたね。240fpsのスローモーションはTVの制作現場でもよく使われるのですが、みんなが見ているスロー映像を誰もがワンタッチで撮れる時代っていうのはすごいことなんじゃないかと思います。この機能が搭載された時は、すぐに作品撮りたいって衝動に駆られましたね(笑)。ーー欲しい機能としては、やはり防水機能だそうだ。近いうちにiPhoneを搭載できるドローンが出てくるだろうと岩元さんは予想しているが、それを飛び越えて、iPhone自体が空を飛んでくれたらいいのにと夢も語ってくれた。Apple Watchとビデオカメラの連携にも期待しているとも。どうやら遠隔操作にご執心らしい。ーーまた、普段持ち歩いているだけで、制作のモチベーションが上がるとのこと。携行することで、常に映像作家でいられるということも意味している。岩元 日常の風景も、時間軸を変えて見ることができるようになるんですよ。一秒を10秒で見たり、1分を1秒で見たりすことができるようになる。現実の世界のこれまで知らなかった魅力に気づかされるんですよね。隠された感情なんかも露わになったりとか。とにかく楽しいですよね。この小さなデバイスの中にタイムラプスもスローモーションも撮れるカメラが入っているなんて、以前は想像できなかったですけど、専用機を使ってた人なら誰でも飛びつくでしょうね。作品を作る上での壁も取り払われると思います。いいアイディアを持っている人がいたとしても、それを具現化させるのが容易ではなかったんですよ。高い機材を借りたり、撮影部、照明部、録音部と、多くの人が関わってようやく形になるっていうところがありました。でも、これで埋もれたアイディアが世に出るチャンスが次々に生まれてくるのではないでしょうか。従来にはなかった表現や、新しい次元の見方も出てくると楽しみにしてます。僕自身、その中で良い作品を作っていけたらと。発表する場についてもYouTubeやVimeoなどがあり、環境は整っていますし。対象物を見て、こう撮りたいと思った方向にiPhoneがついてきてくれるというのは驚異ですよね。大きな機材を使ってきた人たちの努力やノウハウも無駄にならないとも考えていて、自分自身、今回の作品は過去の経験を踏まえて取り組んだ面があるんです。アナログでやった頃の知識や技術をiPhoneの中でしっかり反映できますね。使ったことのない人は簡単さや映像の美しさに驚くのでしょうが、プロフェッショナルな人たちもそういった知識や技術が活かされるというところに驚くのではないでしょうか。誰が使っても同じということではないですよね、反対に使う人によってまるで違ったものになる。その人その人の「思い」が乗り移ったものが撮れるというのがiPhoneなんだと思います。「思い」を写真や映像に取り込むのって難しいんですけど、本当に千差万別なものになるんですよ。それと撮った人の気持ちにも入りやすいですね。映像の向こうにiPhoneを持った人を簡単に想像できるっていうのがあると。それがあるから「思い」を乗せやすいのかなとも思いますね。ーーなるほど、ある個人の発想や表現したいことをそのまま伝えられるというわけだ。コミュニケーションツールとしてのiPhoneの面目躍如といったところか。最後にこれからやってみたいことを伺ってみた。岩元 地球上のすべての美しい場所に行きたいです。考えうる限り、ほとんどの環境にiPhoneが適応してくれるので、これまで撮影が難しかった地域でも、さあ行こうで、行けてしまうので。オーロラや雪原、深海ももちろん、空撮もしたいですね。そういう意味ではiPhoneで夢がかなり広がったのではないかと思います。
2015年07月17日