今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はYouTuberの佐藤ミケーラ倭子さんです。独特な言葉のセンスが炸裂する“あるある動画”は爆笑必至。アイドルや雑誌の専属モデルを経て現在はYouTubeを軸に活動。現在チャンネル登録者数は34万人を超える。「3年前に、芸能活動をリセットしてマルタ島に留学したんです。その時に自分らしく表現したいと考えて行き着いたのがYouTuber。子供の頃から人を楽しませるのが好きで、家族にうるさがられるほどおしゃべりだから、これは天職。モデルや演技のお仕事も、どんどんやりたい。大きいものが好きなんですよ、私。だから表紙とか、ポスターとか、とにかく大きいものに出たいです!(笑)」動物カフェで満たされました。動物が大好きで、チャージするかのごとく定期的に触れ合いに行きます。愛犬、ピーク君を大きなキャンバスに。おやつを我慢している顔がかわいくて。絵を描くのが趣味なんです。自分色の部屋を満喫しています!実家を出てからインテリアにハマっています。お花が欠かせません。さとう・みけーら・わこ1996年生まれ。「アイドリング!!!」で活躍したのちYouTuber(@MichaelaWakoSato)に。昨年WEBドラマ『港区女子』(東京カレンダー)で主演を務めた。※『anan』2023年3月8日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年03月07日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「これからの妊娠&出産」。ライフプランに合わせ自分らしく妊娠&出産と向き合うために知っておきたいこととは?小池百合子東京都知事にお話を伺いました。「仕事か出産か」の2択ではなく、自分が望む人生を誰もが実現できる社会に。20代からキャスターとして活躍され、政治の世界に身を投じた後も、多忙な毎日を送ってきた小池百合子さん。働く女性として、また人生の先輩として。anan読者に伝えたい想いを、産婦人科医の岡田有香さんと共に伺った。岡田有香(以下、岡田):小池さんは多忙な生活の中で、女性特有の不調とどのように付き合ってきたのでしょうか。小池百合子(以下、小池):若い時から仕事優先の日々で、体調が悪くても我慢するしかありませんでした。特に選挙では体の都合に関係なく、投票や演説の日程が決まっているので、しんどいなどと言っていられない。でも、40代に入った頃から生理が急激に重くなって…。下腹部が猛烈に痛み、大量の出血で貧血に陥り婦人科に駆け込んだら、いくつも子宮筋腫(子宮にある良性の筋腫)があったんです。岡田:子宮筋腫は経過観察で済むことも多いですが、発生する場所や大きさによっては、体に影響を及ぼすこともありますよね。小池:私の場合は症状がかなり重かったので、45歳の時に子宮を全摘しました。今思えば日頃から自分の体をいたわるべきでした。でも、生理が重いからといって休めるような風潮ではなかったですし、私自身も「女性だからと甘えてはいけない」と、無理をしていました。婦人科を受診する時間もなく、放置してしまっていたんです。岡田:それは今の時代も同じ。「休みづらい」「甘えていると思われたくない」と我慢をしてしまう女性は多いです。激しい生理痛を我慢し続けた結果、子宮内膜症で不妊になってしまう患者さんも多くいます。妊娠&出産において、医学的にもっとも適しているのは20代なのですが、若いうちは忙しくてそれどころではないという女性も多いと思います。小池:妊娠&出産に至るまでには、仕事のタイミングや結婚など様々な過程がありますよね。少子化対策が叫ばれていますが、今の社会は女性が直面している現実を理解して応援しているかというと、必ずしもそうではない。だから、多様なライフプランを叶えられる環境を作るための施策が必要。都として独自に不妊治療の費用助成を行っているのもそのためです。岡田:人工授精や体外受精、顕微授精などは保険適用になりましたが、治療にかかる時間の負担が大きく、仕事を辞める女性も。行政のサポートは重要ですね。小池:私が国会議員だった頃、女性の秘書に「不妊治療のために仕事をしばらく休ませてほしい」と言われたことがあったんです。話を聞いて、不妊治療が時間も費用もかかることを痛感し、それに対するサポートが必要なのではないかと当時から考えていました。岡田:もちろん子供を産むことがすべてではないですが、年齢を重ねると妊孕(にんよう)力が落ちますし、不妊治療を受ければ必ず妊娠できるというわけではない。その現実を20代から知っておいてほしいと私も医師として感じています。小池:そうですね。都では、若い世代に向けた冊子で、妊娠に対する正しい知識を提供していたり、「#女子けんこう部」というポータルサイトで、子宮頸がんや乳がんなどの疾患や、予防や検診などの情報を発信しています。岡田:そういった情報を活用し、まずは知ることが大事ですよね。小池:ええ。これからの時代を担う女性たちには、私と同じ思いを味わってほしくないし、私が諦めざるを得なかったことを叶えてほしい。「仕事か出産か」という二者択一の社会ではなく、自分が望む人生を誰もが実現できるよう、都としても最大限サポートしていきたいと思っています。東京都の現状を小池知事に質問!自治体によって異なる妊娠や出産、子育てに関する様々な施策。東京都の場合はどのような内容を講じているのか?その詳細を小池知事が解説。さらに、岡田さんに妊娠&出産についての心構えを聞きました。Q、いつかは子供が欲しいと思っているけれど、お金のことを考えると不安です。東京都では出産時にどんなサポートがあるの?A、妊娠から出産を通じて、育児用品など計22万円相当を提供する支援を実施します。東京都では令和5年度から、妊娠・出産・子育ての切れ目ない支援を一層充実させます。これまでの対策に加え、都と区市町村が連携し、妊娠時に6万円、出産後に10万円、1歳・2歳前後に6万円、計22万円相当の育児用品や家事支援サービス等を提供する取り組みを実施。また保健師など専門職との面談や相談支援、産後ケアなどの子育て支援サービスも併せて行い、皆様の出産や子育てに関する不安に寄り添い、子育て家庭を全力でバックアップします。Q、不妊治療のサポートは、東京都ではどのようなものがあるのですか?A、保険診療の体外受精・顕微授精と併用して受診した先進医療に対し、都が独自に、1回の治療につき15万円を上限に助成します。昨年4月から人工授精や体外受精、顕微授精などの基本治療は保険適用されることになりましたが、さらなる先進医療を受ける場合、先進治療医療費は、全額自己負担となってしまいます。都ではすでに各種不妊治療への支援を進めてきましたが、その負担を軽減するため、保険診療の体外受精・顕微授精と併用して先進医療を受診した場合は、1回の治療につき治療費の7割を、15万円を上限に助成。その他、不妊検査や不育症の検査にかかる費用についても5万円を上限に助成しています。若い方がライフプランを考える際の参考になるよう、不妊に関する知識などを掲載した冊子『いつか子供がほしいと思っているあなたへ』を作成している。Q、これから子供を産んでも東京都では保育園に預けられるの?A、5年前と比べ、待機児童数は約96%減少。働きながら子供を育てる環境づくりを進めています。都の最重要課題として待機児童の解消に取り組んできました。保育所等の整備や保育士さんの確保などを進め、2016年には8466人だった待機児童が2022年には300人になり、9割以上減少しました。また、保育所等に入れなかったご家庭などがベビーシッターを利用する際、費用の一部を補助する「ベビーシッター利用支援事業」も行っており、現在、20の区や市で活用されています。卵子凍結への支援に向けた調査も実施予定!抗がん剤治療などを受ける人が治療前に行う卵子凍結に対しては、すでに助成を実施中。加えて健康な人が将来の妊娠に備えて行う卵子凍結についても、助成の導入に向けて調査を開始する予定。女性の妊娠&出産問題を岡田さんに質問!Q、年齢を重ねると、妊娠に至る可能性はどのくらい変わるの?A、卵子の質は年齢に応じて低下し、35歳を過ぎるとぐっと妊娠率が低くなります。30歳までは1回の生理周期あたりの自然妊娠率は30%程度ですが、35歳では18%と低下。男性の妊孕力も35歳以上になると徐々に低下します。不妊治療を含めて、少なくとも1人を90%授かることができるのは35歳までに妊活を開始した人というデータも。将来子供を2人授かりたい場合には20代から妊娠&出産について考えておいた方がよいといえるでしょう。M.Sara Rosenthal.The Fertility Sourcebook.Third EditionQ、すぐには望まないけれど、いつかは子供が欲しい今から備えておくべきことは?A、かかりつけの婦人科を見つけ、年1回は婦人科検診を!まずは、かかりつけの婦人科を持つこと。生理痛や生理不順は卵巣・子宮の病気のリスクとなるため、症状がある人は、低用量ピルなどの治療が必要か婦人科で相談を。また、症状の有無にかかわらず20代でも必ず婦人科検診を年に1回受けましょう。会社の検診が内診だけという方は、ぜひ超音波検査も受けてください。さらに運動や栄養バランスの良い食事を意識し、体を整えておくといいと思います。(写真右)こいけ・ゆりこ1952年生まれ、兵庫県出身。ニュースキャスターを経て1992年、参議院議員に初当選し、政界入り。環境大臣時代には「クールビズ」の導入を進めた。2016年より東京都知事に就任。現在は2期目を務める。(写真左)おかだ・ゆか1988年生まれ、東京都出身。日本産科婦人科学会専門医。2022年4月「グレイス杉山クリニックSHIBUYA」の院長に。自身のインスタグラム(@dr.yuka_okada)でも女性の健康や不妊治療などの情報を発信している。※『anan』2023年3月8日号より。写真・中島慶子取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2023年03月05日マンネリ化しがちないつものコーディネートに春らしさを運んでくれるキャッチーなアイテムが到着。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!春の定番トレンチコートはこんな、人と差のつく一着を。春にぴったりのきれいなグリーンが目を引くリネン混のトレンチコートは、『サヤカ デイヴィス』の新作。フラップにギャザーをたっぷり寄せ、モードな雰囲気に。¥123,200(ショールーム セッション TEL:03・5464・9975)クロシェ編みのパイピングでボヘミアンな雰囲気に。コシのあるざっくりとしたニットにビビッドなクロシェ編みのパイピングで鮮度をプラス。丸みを帯びた立体的なスリーブもポイント。他にピンクと白もあり。¥39,600(ヴェニット/ハルミ ショールーム TEL:03・6433・5395)ミニマルなデザインでオーバーオールをきれいめにシフト。センタープレス入りのバギーシルエットで美脚効果も抜群。リサイクルコットンを使っていたり、加工に使われる水の使用量を70%削減したり、環境にも配慮。¥42,900(カレンテージ/メルローズ TEL:03・6682・0054)ビタミンカラーのボーダーTは着ているだけで気分が上がりそう!オーバーサイズのボーダーTシャツは、スタイリストの梶雄太さんがディレクションを手がける『サンセ サンセ』の新作。さらりとしたコットン100%で着心地も快適。¥13,200(ブランドニュース TEL:03・3797・3673)10周年を迎える『TOMWOOD』がアニバーサリーコレクションを発表。新作のメッシュコレクションは建築の骨組みから着想を得たリング。リサイクルシルバーを使用しグリーンのストーンをセット。¥62,370(トムウッド/トムウッド プロジェクト)※『anan』2023年3月8日号より。写真・多田 寛スタイリスト・木津明子文・恒木綾子(by anan編集部)
2023年03月02日親しみやすいキャラクターと抜群の美肌を誇るモデルのセナちゃんが、ananに初登場!最新Kビューティやアイテムについて教わりました。プロ級の腕前を誇る、セルフメイク術も必見です!ファッションもメイクも、’90年代に夢中!今、韓国では何が流行っているの?そこで今回は、ネクストKガールとして注目のセナちゃんに、最新のメイク術や美容法などについて教えてもらった。「おしゃれに敏感な韓国女子の間では、1990年代に流行ったファッションが人気急上昇中です。韓国アイドルがお手本の、ヘルシーな肌見せのストリートっぽい雰囲気が気分。メイクもそれに合わせて、ラメやドーリーな束感まつ毛で盛りつつも、色で引き算するのが今っぽいバランスです」今回は、セルフメイクで定番メイクとトレンドメイクも披露。「肌作りは透明感を重視。ラベンダーのパウダーをふわっとのせるのがポイントです」Sena’s MAKEUP自然な陰影で盛る、ベーシックメイク。1、肌なじみのいいピンクベージュ。「色持ちがよくて大好きなリップ。とにかくかわいい色!」。ロムアンド ジューシーラスティングティント 222、透明感のあるベージュチーク。「頬に斜めに入れてシャープな印象に」。PERIPERA ピュア ブラッシュドサンシャイン チーク 163、やわらかいトーンのピンク系パレット。「ひとつ持っておくととっても便利。どの色も組み合わせやすくて日常使いにぴったり」。WAKEMAKE ソフトブラーリング アイパレット 024、きらめくグリッター入りで光沢感のある唇に。「ほかのカラーの上に重ねても使いやすいし、ぷっくりリップになれます」。ロムアンド グラスティングウォーターグロス 02(すべて本人私物)EYE:3の上段左から2番目をアイホールと下まぶたに、中段右から2番目を二重幅に、下段左端を目のキワに細く引き、目尻より2~3mmほど長めに入れる。CHEEK:2をブラシにとり、頬骨に沿って上から下に向かって入れる。LIP:1を全体にラフに塗り、さらに上から4を重ねる。Sena’s BODY MAKE韓国で流行中のピラティスで激変!お腹の縦スジに目が釘付けになるセナちゃんボディの秘密は、ピラティス。「今、韓国でピラティスをやっていない女性はいないんじゃないかなってくらい人気。私も韓国にいたときは週2ペースで通っていました。体幹を鍛えられるので、コンプレックスだったお尻のたるみも解消、姿勢も良くなりました」セナちゃんが教える、最新韓国トレンド!16時間ファスティングで8kgするりとダウン!「少女時代のヒョヨンちゃんが9kgものダイエットに成功したことで話題になったのが、ファスティング。1日のうち16時間は何も食べないというダイエット法です。私も以前、8kgくらい増量してしまったことがあったんですが、この方法で体重を戻すことに成功!8時間は食べていいので、炭水化物は少なめに、野菜中心の食事を続けてみたら、太らない体質になりました」ソウルのおしゃれエリア・カロスキルにあるカフェ『ACRES.』がお気に入り。「ここはJYPの練習生にも大人気のお店なんです。ファスティング中は、ここでサラダをたっぷり食べていました。アボカドやケール、玉ねぎなど抗酸化作用のある野菜が山盛り食べられます」韓国アイドル御用達の品がホームケアブームを牽引!「コロナ禍以降、ホームケアを重視する人が増えました。芸能人が愛用していることで人気になったのが、韓国の大手コスメメーカー・アモーレパシフィックが手がける『HOLITUAL』。自宅でのむくみ取りなら、やはり王道の“かっさ”が有名。少女時代のスヨンちゃんが愛用していることで注目された『Poi aroma』の真鍮製のかっさは、陶器とは違ったひんやり感が人気の理由です」セナちゃんのツヤ肌作りに欠かせないのが角質ケア。「週1回、『HOLITUAL』の角質ケアアイテムでケアしています。洗顔後に、漢方などが入ったパウダーと液体を混ぜ、顔にのせて15~20分パックするだけ。洗い流すとつるすべ素肌に!この上にシートマスクをするとさらにうるうるに」高級感漂うワンランク上の真鍮製かっさは、日本でよく見かけるものとは違って、形がユニーク。「これでマッサージすると、リンパや血液の循環が良くなって、速攻でむくみが取れます。丸いタイプは足裏や頭皮のケアにおすすめ。長いタイプはサロンで背中ケア用に使うものです」流行りのグリッターでドーリーな目元を彩る。「今、韓国では、’90年代のメイクがリバイバル中です。注目アイテムはキラキラのグリッター。ラメをのせるときには、必ず綿棒を使うのがポイントです。ベタッとつかないからほんのりとしたきらめきになって上品だし、目を大きく見せる効果も。あとは、人形のようなくるんとしたまつ毛もマストです。大小2種類のビューラーを駆使してしっかりまつ毛を上げたら、ライターで温めた竹串を根元に当てて、まつ毛をアイロン。マスカラでカバーできない細かいまつ毛には、マスカラ液を歯間ブラシにつけて塗るのがおすすめ。目元のラメとチークが派手なので、アイシャドウはあえて肌から浮かないカラーで、引き算メイクをするとバランスがいいです」1、明るいコーラルオレンジのチーク。「すっごくかわいい色なのでみんなに使ってほしい!」。M・A・C ミネラライズ ブラッシュ ライク ミー, ラブ ミー2、透き通ったパステル発色のチーク。「肌に透明感が出ます」。PERIPERA ピュア ブラッシュド サンシャイン チーク 123、捨て色なし!マットなシェードのウォームカラー。「私が一番使っているアイパレットです」。ロムアンド ベターザンパレット 054、存在感抜群の大粒ホログラムグリッター。3CE EYE SWITCH #STUCK5、「潤いがあって唇がぷっくりするリップ。私の中では原宿っぽい感じ(笑)」。WAKEMAKE ウォーターブラーリングフィクシングティント 上・13、下・16(すべて本人私物)EYE:3の上段左の2色を混ぜて、アイホールに。上段の右から2番目で目尻にラインを入れる。4のラメを綿棒にとり、まぶたの中央から目尻の外に向かって転がしながら密着させる。CHEEK:ブラシで頬に広めに2をのせ、上から1をポンポンとのせる。LIP:5を16、13の順に重ねる。セナ韓国出身。毛穴レス、曇りナシ…肌ノイズゼロの奇跡の白雪肌の持ち主。“セナっ子”と呼ばれるファンからは、“セナ姫”の愛称でおなじみのセナちゃんは、ただいま日本語の勉強中!自身のYouTubeチャンネル「Senaz Channel」では、韓国の最新メイクやおすすめコスメを紹介。Instagramは@sena_ssennaシャツ¥6,930スカート¥7,590(共にエモダ/エモダ ルミネエスト新宿店 TEL:03・3355・1560)ピアス¥3,080(アトモス ピンク/アトモス ピンク フラッグシップ 原宿 TEL:03・6419・7170)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2023年3月1日号より。写真・Nae.Jayスタイリスト・高垣鮎美(LOVABLE)取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年02月27日頭皮ケアアイテムをうまく活用して、ヘルシー髪を目指しましょう。2023年春夏「ananモテコスメ大賞」のヘアケア部門から「スカルプケア」アイテムを毛髪診断士・伊熊奈美さんの解説とともにご紹介します。頭皮を耕し髪を育てる上質スカルプケア。“大人のヘアケア”というイメージだったスカルプケアが、ここ数年で一気に身近に。「頭皮ケアは思い立った時が始めどき。これまでやってこなかった方は、髪の立ち上がりや頭皮の乾燥やかゆみの落ち着きなど、すぐに変化を感じられるはず。まずは頭皮の汚れを掻き出すようなインバスアイテムから始めて、慣れたら美容液などを投入して」(伊熊さん)ゆらいだ頭皮を1本でリカバー 賞【HOUSE OF ROSE】カモマイルド ピュアモイスト シャンプー頭皮を保湿しながら洗浄。フィトフラーレンが頭皮のバリア機能をサポートし、乾燥やゆらぎに負けない頭皮環境へと導く。「ヘアスプレーでガチガチの髪もすぐにほぐれて、髪と頭皮の汚れをしっかり浮き上がらせてくれるのを実感しました。コンディショナーを使わなくてもしっとりと整ってびっくり」(アスリート・長﨑望未さん)。300ml¥2,970 3/10発売(ハウス オブ ローゼ お客様相談室 TEL:0120・12・6860)発酵エキスが大人の髪にハリとコシを与えるで 賞【ビューティブーケ】発酵和漢ヘアエッセンス硬くなった頭皮を耕す。米発酵エキスが頭皮をほぐし、和漢植物のエキスが潤いをチャージ。「先端がクッション性のあるプニプニ素材なので、頭皮にトントンとプッシュしながら使うとマッサージされているような感覚で気持ちよかったです。頭皮に触れた瞬間のスーッとする清涼感も好き」(コスメコンシェルジュ・小西さやかさん)。[医薬部外品]150ml¥5,720(ビューティブーケ ご相談窓口 TEL:0120・18・1234)エステクレンジングでヘアロスを抑制 賞【INFINITY】エステ クレンジング EX頭皮のエイジングを阻止。濃厚なクリームテクスチャーで包み込み、髪と頭皮にハリを与える。「1本でシャンプー、トリートメント、頭皮ケアができ、忙しいけど贅沢なケアがしたい時におすすめ。程よい爽快感があり、健康な髪の毛が生えてきそうな期待感が持てるところが、使っていて楽しいポイント」(美容クリエイター・やみちゃんさん)。600ml¥3,300*編集部調べ(コーセー TEL:0120・526・311)エイジングサインをとらえ頭皮の若さをキープ 賞【AVEDA】スカルプ ソリューション バランシング シャンプー、同 エクスフォリエイティング スカルプ トリートメントスキンケア発想で頭皮老化を抑制。余分な皮脂や汗、大気中の微粒子汚れなど、頭皮のエイジングに影響するあらゆる汚れをオフ。バリア機能を正常化する。「シャンプー前にトリートメントをすることにより、シャンプーもより泡立ちが良くなり、しっかり洗えている手応えが。この爽快感はやみつきです!」(ヘア&メイクアップアーティスト・鈴木かれんさん)。右から200ml¥4,950150ml¥6,380(アヴェダ お客様相談室 TEL:0570・003・770)伊熊奈美さん毛髪診断士、美容エディター。幅広い年代の髪悩みに精通し、デイリーケアの指南役として雑誌のみならずTVでも活躍。『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)も好評発売中。※『anan』2023年3月1日号より。写真・小川久志スタイリスト・大島有華取材、文・野崎千衣子(by anan編集部)
2023年02月27日髪&地肌に必要な栄養、足りてる?2023年春夏「ananモテコスメ大賞」のヘアケア部門から「プロテイン」アイテムをご紹介。毛髪診断士・伊熊奈美さんが解説します。短期と長期、2つのアプローチで美髪投資を。コロナ禍以降、投資熱を高めているヘアケア。そのヘアケア市場が、新たなフェーズに突入。「コロナ禍でコスメ選びの審美眼に磨きがかかり、スキンケアは空前の成分ブームに。ヘアケアにもそのトレンドが影響していて、プロテインを筆頭に毛髪の内部を補修する成分に注目が集まっています。インナーカラーなどでブリーチする人が増え、ダメージケア意識が高まったのも要因」(毛髪診断士・伊熊奈美さん)毛髪ケアが盛り上がる中、頭皮ケアも忘れずにと伊熊さん。「毛髪ケアはツヤやカラーを美しく見せるメイク、頭皮ケアは土台を整えるスキンケアなんです。短期決戦で効果を得たいなら毛髪ケアに注力するのもOKだけど、頭皮ケアで長期投資をすることも大切。積み立てれば、5年後、10年後には大きな財産になるはず」では頭皮ケアはどうすれば?「まずは自分の頭皮の状態を知ること。乾燥して赤みやかゆみが気になるなら週の半分は湯シャンを取り入れたり、保湿成分の高いアイテムを選んでみて。毛髪と頭皮、両方からのアプローチでコシのあるツヤ髪を目指しましょう」髪悩みの根本解決にプロテイン!ダイエットやスキンケアの分野で人気のプロテインが、ヘアケア市場にも進出。「髪はケラチンというタンパク質で構成されているので、プロテインで修復するのは実に合理的。熱ダメージやカラーリングでキューティクルが剥がれた髪は、内部成分が流出してスカスカ。プロテインで空洞を埋めることでうねりやごわつきを改善できます」(伊熊さん)頑固なクセ毛がするんとまとまるで 賞【Number.S】うねりコントロールシャンプー、同 ヘアトリートメント縮毛補正発想で髪骨格ケア。チグハグになったタンパク質の結合を再編成し、うねりやごわつきのないまっすぐなツヤ髪を叶える。「お風呂上がりのドライ時に、髪のまとまりの良さにびっくり!毎日のケアで長年のクセ毛を改善できるなんて夢のよう。フレッシュな香りも好きです」(芸人・餅田コシヒカリさん)。右から450ml、450g 各¥1,540 3/1発売(カラーズ TEL:050・2018・2557)熱によるハイダメージをツヤやかにリペア 賞【NEXXUS】インテンスダメージリペア ヘアマスク、同 ヘアオイル、スムース&マネージャブル ヘアオイル髪のタンパク質ロスを救う。分子レベルで毛髪のタンパク質を研究し、悩み別のケアを実現。「毎日あらゆるストレスと闘ってボロボロになった髪が、ヘアマスクを使うと内側から蘇ったかのようにトゥルン。ヘアアイロン前にオイルを仕込むと一日ツヤが続くのもお気に入り」(タレント・井上咲楽さん)。右から270g¥1,980100ml 各¥1,848*すべて編集部調べ(ユニリーバお客様相談室 TEL:0120・500・513)サロントリートメント級の高見え髪で魅了 賞【TRUEST by S FREE】シャンプー、トリートメント酸熱トリートメント処方を搭載。酸性のトリートメントで毛髪内部を修復し、乱れがちなタンパク質の結合にアプローチする。「ブローしなくてもすとんと落ちた美髪に。傷んだ毛先までとろりとしなやかにまとまって、まるで毎日サロンでお高いトリートメントをしているかのような髪でいられます」(美容ライター・岡井美絹子さん)。480ml 各¥1,540(コスメテックスローランドTEL:0120・91・1213)子供と一緒に美髪になれるで 賞【ma & me Latte】エクストラダメージケアトリートメントミルクプロテインで密度UP。大小のタンパク質がダメージをリカバー。「とろけるように髪全体に広がり、満遍なく浸透する感覚が。静電気で常にふわふわ浮遊する乾燥毛なのですが、これを使うとしっとりまとまります。馴染ませてから時間を置かずに流せるので、子供との忙しいバスタイムにも重宝」(美容エディター&ライター・野崎千衣子)。180g オープン価格(クラシエホームプロダクツ お客様センターTEL:0120・540・712)長年のブリーチ毛も芯まで潤う 賞【TSUBAKI】プレミアムEX インテンシブリペア シャンプー、同 トリートメント髪の歪みをスルンと整える。ダメージを受けて結合が乱れた毛髪にイオン補修成分が結合し、整った円形状に。「ハイトーンのダメージ毛でも、毛先までツヤを実感。ドライ後はしっとりするのに、洗い上がりが重すぎないのも。時間が経っても髪全体が広がらず、まとまりをキープできるのが嬉しい!」(ヘア&メイクアップアーティスト・伏屋陽子さん)。490ml 共にオープン価格(ファイントゥデイお客さま窓口 TEL:0120・202・166)伊熊奈美さん毛髪診断士、美容エディター。幅広い年代の髪悩みに精通し、デイリーケアの指南役として雑誌のみならずTVでも活躍。『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)も好評発売中。※『anan』2023年3月1日号より。写真・小川久志スタイリスト・大島有華取材、文・野崎千衣子(by anan編集部)
2023年02月26日この春楽しみたい、ベースメイクとは?ここでは、2023年春夏「ananモテコスメ大賞」ベースメイク部門から“ベルベット肌”に注目。ほんのり色気を宿したまろやかな輝きが魅力。マスクをしていても崩れにくいのに、マットすぎない仕上がりのベルベット肌。「目指したいのは、一見マットな仕上がりに見えつつも、光が当たるとまろやかなツヤが透け出る、まさにベルベットのような質感の肌。肌悩みに応じた下地で整えたあと、保湿力&カバー力の高いリキッドファンデを丁寧に密着させ、不要な影はコンシーラーでケアするのがコツ。不要な影がなくなることで顔がキュッと締まって見える効果も。最後はフェイスパウダーを。きちんと感も出るので、今春トレンドのジャケットコーデにもぴったりです」(ヘア&メイクアップアーティスト・AYAさん)MAKEUP POINT「崩れにくさを求めるのなら、仕上げにフェイスパウダーはマスト。顔の中心は、フェイスラインより薄めにパウダーをなじませることで、メリハリ感もアップします」(AYAさん)1、パッティングで密着力アップ。ファンデーションをなじませたあと、パーツごとにスポンジで優しくパッティング。肌との一体感が高まり、崩れにくさや透明感がUP。2、不要な影を丁寧にカバー。目の下の三角ゾーンや小鼻、口角など、くすみや赤みが気になる部分をコンシーラーでカバー。影感がやわらぎ、引き締まった印象に。目尻を上げるマル秘テク。下まぶたのキワから眉尻まで、やや斜め上のライン状にコンシーラーをオン。その後、アウトラインのみぼかせば目元が上向きに!3、フェイスパウダーはキワまで塗る。フェイスラインはパフを押さえるよう、生え際までしっかりパウダーをなじませる。顔の中心は、パフを滑らせながら薄くなじませる。ファンデーション「保湿力とカバー力を兼ね備えたリキッドタイプをチョイス。仕上げにパッティングすることでさらに密着度がアップ」(AYAさん)夜まで透明感が続き心にも余裕が持てる 賞【Elegance】ウォータリィ フィルミック ファンデーション極薄のフィルム膜が肌と一体化。汗や皮脂に強く、ブランド史上最高の化粧持ちを実現。極薄膜で毛穴や肌の凹凸をなめらかにカバーし、透明感のある肌をクリエイト。「みずみずしいテクスチャーが肌にピタッと密着。崩れにくく、一日中心地よく過ごせます」(モデル・山賀琴子さん)。SPF50・PA++++ 全6色 30ml 各¥6,600(エレガンス コスメティックス お客様相談室 TEL:0120・766・995)withマスクの日でもうるさら肌をキープ 賞【NARS】ソフトマットコンプリート ファンデーション長時間快適なつけ心地を実現。フルカバレッジなのに仕上がりは自然。水分と皮脂のバランスを整え、肌の潤いもキープ。「薄膜で赤みや毛穴をカバーして、つるんと明るい、調子よさげな肌に整います。乾燥肌でもパサつかず、適度にツヤッとした潤い感のあるつけ心地が」(美容エディター&ライター・北川真澄さん)。全6色 45ml 各¥5,390 3/24発売(NARS JAPAN TEL:0120・356・686)24時間つけたての明るいフレッシュ肌 賞【REVLON】カラーステイ ロングウェア メイクアップ厚塗り感なく肌悩みをカバー。独自のアダプティフレックス処方で、一日中崩れず、つけたての仕上がりをキープ。オイルフリー処方。「いつもは夜になると顔がどんよりくすみがちなのに、コレを塗った日は明るく冴えていて驚きました。マスクにつかないのも嬉しい」(ライター・真島絵麻里さん)。SPF15・PA++ 全6色 30ml 各¥2,200(レブロン TEL:0120・803・117)コンシーラー「色幅も豊富なので、より自然にカバーできるように。赤みやくすみは不要な影になるので必ずケアを!」(AYAさん)ハイレベルなカバー力とナチュラルさを両立 賞【DIOR】ディオールスキン フォーエバー スキン コレクト コンシーラー清潔感のある肌をロングキープ。名品が進化。より薄く、ケア効果も高まり、さらに色移りしにくい処方へ。「カバーしながら立体感も損なわず、皮脂崩れも防ぎ、保湿ケアも万全。ロングラスティング効果も」(AYAさん)。全10色※内2色は店舗限定 11ml 各¥5,280 3/17発売(パルファン・クリスチャン・ディオール TEL:03・3239・0618)使うほどにオーラを放つ美素肌に近づけるで 賞【GIVENCHY】プリズム・リーブル・スキンケアリング・コンシーラースキンケア成分も豊富に配合。肌悩みや色ムラを整える補正効果、明るさをもたらすイルミネイト効果、スキンケアの3つの機能を搭載。「気になる悩みをワンストロークでカモフラして、キレイな美素肌になりすませるところが天才的。新作にして名品!」(美容エディター&ライター・石橋里奈さん)。全8色 11ml 各¥4,620(パルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ] TEL:03・3264・3941)フェイスパウダー「質感がさらに進化していて、肌と一体化するようになじむものばかり。崩れにくさはもちろん透明感も高まります」(AYAさん)凛とした美人肌に即アップデート 賞【ITRIM】エレメンタリー エッセンシャル フェイスケアパウダー Soubiケアしながら日中の肌を格上げ。潤いと上質な質感でハリ不足やくすみをカバーする淡い紫色のパウダー。エイジングサインが気になる肌にオススメ。「つけている感がないのに、毛穴もくすみも飛ばしてくれて、美肌フィルター級のふんわり上質肌に。香りも最高!」(美容エディター&ライター・岡井美絹子さん)。9g¥9,680 3/1発売(ITRIM TEL:0120・151・106)周囲の視線を奪う輝きのベール 賞【BOBBI BROWN】リュクス ラディアンス ルース パウダー 01 ピュアグロウなめらかに整えくすみを払拭。ブランドで人気のインテンシブ セラム ファンデーションのために開発された、冬虫夏草配合のルースパウダー。「粉っぽさがなくストレスフリーなつけ心地。ファンデのツヤは活きるのに、肌表面はなめらかマットな仕上がりに」(美容エディター&ライター・松原彩)。10g¥7,920 3/1発売(ボビイ ブラウン TEL:0570・003・770)ふんわり明るい映え肌に気分も上がるで 賞【B.A】フィニッシングパウダー ピンクガーベラ明るくポジティブな肌印象へ。トーンアップ効果と血色感を叶える、ピンクブライトアップパウダーを配合。汗をはじき、皮脂は吸収することで崩れもブロック。「コントロールカラーがいらないほどトーンアップして、イキイキとした肌に!」(ヘア&メイクアップアーティスト・北原果さん)。SPF20・PA++ 12g¥9,900 3/1限定発売(ポーラお客さま相談室 TEL:0120・117111)内側から自然に輝くシルキーな肌に心酔 賞【RMK】シルクフィット セッティングパウダー白浮きせず、透明感を底上げ。薄膜の透明ベールが肌に溶け込むように密着。毛穴やくすみをふんわりぼかし、肌の内側から発光するようなツヤを演出。「マットになりすぎず、薄いベールを纏ったような感覚。ツヤ肌がいいけどサラッと感も欲しい人にもってこい」(ヘア&メイクアップアーティスト・鈴木かれんさん)。¥5,500 3/3発売(RMK Division TEL:0120・988・271)AYAさんヘア&メイクアップアーティスト。トレンドとベーシックのバランスが絶妙な、オシャレ顔作りの天才。確かな理論と繊細なテクニックに定評があり、常に指名が絶えない人気者。ジャケット¥53,900(チャンス/H3O Fashion Bureau TEL:03・6712・6180)イヤリング¥26,400(プティローブノアー TEL:03・4567・6217)※『anan』2023年3月1日号より。写真・魵澤和之(まきうらオフィス/モデル)橋口恵佑(商品)スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・AYA(TRIVAL)モデル・南 琴奈取材、文・松原 彩(by anan編集部)
2023年02月26日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の河村 花さんです。作品ごとに燃え尽きるほど、芝居への想いが強いんです。ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)にロースクール生役で出演中。「北川景子さん演じる柊木先生のセリフは心動かされる言葉が多く、誰にとっても学びのあるドラマ。私自身、作品を通して成長している実感があります」。いつも全力投球。芝居に真摯に向き合うあまり、仕事帰りに泣くこともしょっちゅうだとか。「自分に納得できず、悔し泣き。面倒くさがりだけど、仕事は真面目にしかできないのかも。かっこつけない人間味のある俳優になりたいですね。夢は海外進出!」影響を受けた“人生の教科書”たち。本が好き。西加奈子さんの『サラバ!』は人生を変えたともいえる一冊。私の定番ソングをリストアップ。ジャンルは問わず、うるさい曲を好む傾向が(笑)。歌詞も大事です。家に帰ったらお香でスイッチオフ。リラックスタイムに。おばあちゃんの家みたいな和の香りが落ち着きます。かわむら・はな2001年生まれ。中学生でデビューし、ドラマ『翔べ!工業高校マーチングバンド部』、映画『胸が鳴るのは君のせい』、舞台『粛々と運針』などに出演。※『anan』2023年3月1日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年02月26日2023年春夏「ananモテコスメ大賞」のスキンケア部門から「クレンジング」「洗顔」アイテムをご紹介。コスメコンシェルジュ・小西さやかさんと美容ジャーナリスト・永富千晴さんが解説します。クレンジング~バームテクスチャーで癒されながらの毛穴ケア。増えてゆく皮脂をしっかりオフしつつ質感や香りを楽しめる名品が人気の予感。春から夏にかけては、毛穴のポツポツが目立ちがち。その原因は皮脂の増加にある、と小西さん。「外気が温かくなって肌温度が1°C上がると、皮脂の量は10%ほど増えるといわれています。これからの季節は、クレンジングで毛穴の汚れをしっかり落としましょう。今季はちょうど、毛穴ケアにフォーカスしたバームタイプのクレンジングが豊作。適量を取り、手のひら全体で温めて溶かしながら肌になじませれば、メイクや余分な皮脂をオフできます」「密着感のあるバームは、小鼻など気になる部分にピンポイントで使いやすい点が魅力。さらに今シーズンは、香りにこだわったアイテムも要チェック。バームがとろけていく質感の変化や香りを感じれば、メイクオフの工程を楽しめるようになりますよ」(永富さん)はちみつバームに心もとろける 賞【DEW】ハニーバームクレンジングヒアルロン酸が肌を保湿。はちみつのような質感のバーム。毛穴やキメにねっとり密着して、汚れを絡め取る。「テクスチャーと香りは、はちみつそのもの。厚みがあるので、摩擦レスでメイクオフできます。片手で開け閉めできるキャップが便利」(ライター・真島絵麻里さん)。180g¥2,750*編集部調べ 2/25発売(カネボウ化粧品 TEL:0120・518・520)クレンジングタイムを優雅に楽しめる 賞【C THE PUBLIC ORGANIC】シンクロヌーディー フラワーバタークレンジングバーム花のバターでストレス解消。フラワーワックスと濃密植物オイルの入ったバームが、体温でとろけ出す。メイクはもちろん、毛穴の角栓まで溶かして、あと肌はクリアに。「肌のキメが整って、ワントーン明るくなります。W洗顔不要で時短になるし、肌への負担を減らせる点も嬉しいです」(ヘア&メイクアップアーティスト・北原果さん)。90g¥4,400 3/1発売(カラーズ TEL:050・2018・2557)黒いバームの下から澄んだ美肌が出現 賞【CLINIQUE】テイク ザ デイ オフ クレンジング バーム チャコールこだわりの紀州備長炭配合。微細な穴が無数に開いた備長炭のパウダーが、汚れを吸着。サフラワーオイルが肌にうるおいを与えて、なめらかな肌に洗い上げる。「肌にのせた瞬間、バームがオイル状のテクスチャーに変化。しっかりメイクも毛穴や皮脂のベタつきも、さっぱりオフできます」(モデル、動画クリエイター・石井亜美さん)。125ml¥4,840(クリニーク お客様相談室 TEL:0570・003・770)マッサージにぴったりクッション質感 賞【ROSETTE】夢みるバーム アクネクリアモイスチャー大人のニキビも防ぐ高機能。海泥と白泥が汚れを吸着し、酵素が頑固な汚れをオフして毛穴すっきり。ハトムギオイルやドクダミエキスなどがうるおいを与え、ニキビ&肌荒れを予防。「じんわりとろけるバームが気持ちよくて、面倒なクレンジングが楽しみに。汚れがツルンと落ちます」(タレント・井上咲楽さん)。[医薬部外品]90g¥1,980(ロゼット お客様センター TEL:0120・00・4618)洗顔~摩擦レスな泡ウォッシュで、肌をいじめないケア。モコモコ泡で肌表面をお掃除してスキンケアの力を引き出そう。洗顔料は、スピーディに使える泡タイプが続々登場。「感染症への警戒が続く中、みんな衛生に気を遣うようになっていますよね。以前は朝に洗顔料を使ってなかったけれど、最近は朝から清潔にしたい、という人が増えているようです。そんな背景もあり、手軽に使える泡タイプの洗顔料が求められているのでしょう」(永富さん)「春先は、花粉や季節の変わり目、新しい環境によるストレスで肌が不安定になりがち。乾燥対策を行って、バリア機能を強化することが大切です。摩擦の少ない泡洗顔は、そういった意味で今の季節にぴったり。流すときは、32~34°Cのぬるま湯でうるおいを残しましょう。肌が乾きやすくて朝の洗顔に抵抗のある人は、Tゾーンだけでも洗うのがおすすめ。余分な皮脂をオフできて、スキンケアコスメがなじみやすくなります」(小西さん)濃密ミクロな泡で毛穴まで浄化 賞【サナ なめらか本舗】泡洗顔 NCもっとうるおう豆乳洗顔に。豆乳発酵液に加えて、高純度豆乳イソフラボンを配合し保湿力がパワーアップ。洗浄成分は肌に優しいアミノ酸系&石けん系。「弾力のある泡がほぐれるように広がり、最後までヘタれることなく洗える。洗い上がりはさっぱりしているのに、つっぱりません」(美容エディター&ライター・野崎千衣子さん)。200ml¥825 3/7発売(常盤薬品工業 お客さま相談室 TEL:0120・081・937)洗う=保湿の仕組みが完成 賞【AdryS】モイストホイップウォッシュ乾燥肌向けこだわり処方。肌にマイルドなアミノ酸系洗浄成分と、汚れをきちんと落とす石けん系洗浄成分をW配合。保湿成分もたっぷり。「このクリーミーな泡を体感したら、自力で泡立てる洗顔には戻れないかも…。それくらい、至福な感触。泡切れのよさも、高ポイントです」(美容ライター・岡井美絹子さん)。150ml¥1,980 3/1発売(大正製薬/TAISHO BEAUTY ONLINE お客様相談センター TEL:0120・160・901)ライトメイクならこの一本で完結 賞【ETVOS】トリートメントリッチフォームデリケート肌にマイルド。空気をふんだんに含んだエアリーな泡には、肌に必要な皮脂や水分を残すアミノ酸系洗浄成分が。さらに、各種植物エキスが洗顔後の保湿感を高める。「夜のケアで与えたうるおいや栄養をキープしながら、肌表面の不要なものをオフ。メイクのノリがよくなります」(美容エディター&ライター・北川真澄さん)。150ml¥3,300(エトヴォス TEL:0120・0477・80)マシュマロ泡の虜になる 賞【BORDER FREE cosmetics】ホイップフォーム フェイシャルウォッシュ低刺激設計の炭酸洗顔。濃密マイクロ炭酸泡が、毛穴の奥から汚れを浮かせてオフ。炭酸による、血行促進効果も期待できる。プロテオグリカンやペプチドなど、いま話題の保湿成分も配合。「炭酸だからシュワッと濃厚な泡で、洗う前よりむしろしっとりした肌に仕上がります」(アスリート・長﨑望未さん)。150g¥3,280(買えるAbemaTV社 TEL:03・6778・5501)小西さやかさんコスメコンシェルジュ、日本化粧品検定協会代表理事。化粧品の研究開発などに従事した経験を生かし、独立。美容の正しい知識を広めるべく、講演や化粧品コンサルティングなどを行う。永富千晴さん美容ジャーナリスト、clubC.主宰。美容編集者を経て独立。専門家を招いて美容や健康に関するセミナーを開いたり、ラジオ番組のレギュラーを務めるなど、幅広い分野で活躍中。※『anan』2023年3月1日号より。写真・河野 望スタイリスト・荻野玲子取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2023年02月25日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、私とフェムケアの話。番組や書籍などを通じ、女性の健康問題に関する発信を続けるテレビ東京プロデューサーの工藤里紗さんにお話を伺いました。内外で同志を集めて念願の番組を実現!2020年、テレビ東京で放送された『生理CAMP2020』。出演者がテレビで生理にまつわる体験を率直に語り合い、深夜枠にもかかわらず大きな共感と話題を呼んだ。その後、配信イベントも行われ、さらに『生理CAMP みんなで聞く・知る・語る!』として書籍化も実現。番組の立ち上げについて、同局プロデューサーの工藤里紗さんに伺った。「10数年前、女性向けの深夜番組を担当していて、その時に生理特集をやったことがあったんです。生理に対する悩みや疑問を取り上げた他、世界の生理グッズを紹介したり。それが思っていたよりも反響があり、生理をメインテーマにした番組をいつかやりたいとずっと考えていたんです」しかし、会議で提案しても「生理についてテレビで見たい人はいない」と周囲から反対され、なかなか実現しなかったそう。「実現のために、社内外で同志を集めることから始めました。他部署の人や、生理用品のメーカーさんなどにも『こういう番組をやりたいと思っていて』とたくさん相談したところ、『生理についてもっとオープンに語れる空気ができたらいいね』と共感してくれる人が何人もいたんです。ちょうどフェムテックという言葉が浸透してきた時期で、外から中から同志の力が合わさり、深夜2時の放送枠をもらえたのです」放送後、「生理CAMP」がツイッターでトレンド入りするなど大反響があった。「PMSについてもっと取り上げて」「出産経験のある女性の話も聞きたい」など、さまざまな声があり、「僕たちこそ知るべきだと思う」という男性からの意見もあったという。「番組放送後、社内の雰囲気も一変し、『生理』という単語を口にするのにみんなためらいがなくなりましたね。自身の生理や健康状態を大きな声で語ることはもちろんありませんが、男性の上司が『他局でも生理の番組やってたから、見ておいたほうがいいよ』と普通の会話の中でナチュラルに教えてくれるなど、“生理を語るのはタブー”という雰囲気はなくなったように思います」番組制作が機になり、生理について勉強したという工藤さん。自身も、生理との付き合い方を模索した時期があったそう。「仕事柄、生放送の時は、5時間トイレに行けないことも当たり前。そんな時は、夜用ナプキン&タンポンでしのいだり…。またPMSで気分の落ち込みや眠気もあり、仕事のパフォーマンスに影響すると感じることも度々。今はピルを服用し、生理の回数が3分の1になり、ラクになりました」やるべきタスクがたくさんある中で毎日を快適に過ごすには、まず自分の状態に目を向けることが大事だと工藤さんは語る。「生理の症状は人それぞれ。個人差が大きいので周囲の事例が自分にも当てはまるとは限らないんですよね。私自身、毎月くる謎の眠気や気分の落ち込みがPMSだと気づけたのも、自分の体に目を向け、知識をつけたからこそ。今後も女性の健康問題に関する番組を制作していく予定なので、自分の体を考えるきっかけにしてもらえたらうれしいですね」くどう・りさテレビ東京制作局クリエイティブ制作チームプロデューサー。2003年にテレビ東京に入社。ドラマやバラエティなど幅広いジャンルの番組を手掛ける。『テレ東フェムテック委員会』『生理CAMP』がYouTubeで期間限定配信中。※『anan』2023年3月1日号より。写真・瀬津貴裕(biswa.)取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2023年02月24日上質な生地にこだわった一着や、話題のコラボレーションも!デザインはもちろん、着心地や機能性にも優れたアイテムが集合。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!撥水素材に防滴ジッパー付きでアウトドアでも安心して使える。スマホや鍵、カード類など、生活に欠かせないアイテムのみを持ち運ぶためにデザインされた一品。フォンサコッシュ¥5,500ストラップ¥3,850(トポロジー/トポロジー フラッグシップ ショップ TEL:03・6427・4460)上品な中に可愛らしさのある春の訪れにぴったりのブラウス。上質な生地を使い、ジェンダーレスかつエイジレスなアイテムを展開する『mtmodelist』。袖が特徴のブラウスは、美しいカラーも魅力。¥36,300(エムティーモデリスト/リガ インターナショナル ジャパン TEL:03・5962・7596)日本の伝統素材を活用し軽やかな着心地を実現。通気性や吸水性、肌触りに優れた和紙素材を使った一着。ビビッドな色とゴールドのボタンがアクセントとなり、羽織るだけでスタイリングの主役になること間違いなし。カーディガン¥31,900(リタ)ミッフィーと一緒に卯年を祝うカプセルコレクションが登場。キュートな耳と表情が目を引く、レザー製のAirPodsケース。爽やかなブルーのストラップ付きで、首から下げたりバッグに付ければ、なくす心配いらず。¥34,320(マルベリー/マルベリージャパン TEL:0120・097・428)※『anan』2023年3月1日号より。写真・多田 寛スタイリスト・宇都宮千明文・大場桃果(by anan編集部)
2023年02月23日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優、モデルの中島侑香さんです。フィギュアスケートで培った表現力を駆使して演技の道へ!3月3日公開の『なのに、千輝くんが甘すぎる。』で長編映画初出演。「初めての映画の現場ですごく緊張していたけど、みんなで一つの作品を作り上げるのが楽しかったです。共演者の方々が全員年下で、お母さん的ポジションでしたが、和気あいあいと過ごし、現場の雰囲気づくりも学べました」。元フィギュアスケーターという経歴も。「以前から動いて表現することが好きなんです。台詞を覚えるときは、バスソルトや入浴剤を入れた湯船に浸かって、長いときは3~4時間ひたすら音読しています!」汗をたっぷりかけるよもぎ蒸しが大好き。約3年前から月1~2回のペースで通っています。生理痛が軽くなりました。特製のラムカレーは妹から好評でした!昨年から妹と同居し始めて私が料理担当に。家にはスパイスがたくさん。明るい色で描くのが最近の気分です。スマホケース、パソコン、ギターにマニキュアで落書きするのが楽しい!なかしま・ゆうか1999年生まれ。元フィギュアスケーター。モデルとしての活動を中心にしながら、俳優としても話題のCMやMV、映画に出演するなど、活動の幅を広げている。※『anan』2023年2月22日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2023年02月21日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回はストレスを抱えている人が意外と多い、生理用品の“捨て場所問題”を解決するアイテムをご紹介。ストレスフリーなサニタリーボックス。ARKERUFluto 使い捨てサニタリーボックス必要な時に組み立てて、使用後は紙製なのでそのまま捨てられる衛生的なサニタリーボックス。ふた付きなのでニオイをガードしてくれ、倒れても中のモノが外に出にくく安心。ゴミ袋の入れ替え作業が不要で片付けもらくちんな上、トイレもすっきり。トイレ用品としてだけではなく、洗面所やベッド、ドレッサーまわりのゴミ箱にも。車内のコンソールボックスに設置したり、旅行やアウトドア、店舗やオフィスなど、用途はさまざま。リサイクル紙を100%使用。生理用ナプキンの種類や個人差もあるが、普通の日用ナプキンが約16個入る。上・サニタリーボックス使い捨て ホワイト 大理石、ブラック 木目 各10枚セット¥980~(Flutoinfo@fluto.jp)メーカー担当者に聞きました。商品の魅力を深掘り!生理の時だけ設置ができ、使い終わったらそのままゴミ箱へ!そんなスマートな使い捨てタイプのおしゃれなサニタリーボックスが話題に。ARKERUの取締役・古澤中恵さんに開発秘話を伺った。「自宅のトイレにサニタリーボックスを設置していたことがあったのですが、マメに掃除をしないとすぐにホコリがたまってしまうのが悩みで、紙袋で代用していました。当時もすでに使い捨てのサニタリーボックスはあったのですが、正直、見た目があまり好みではなくて…。もっとインテリアにもなじむような素敵なデザインの使い捨てボックスがあればいいなと思うように。だったら、自分で作ろうと発想したのが、企画を始めたキッカケ。私自身、デザイン会社に勤めていて、社内でパッケージデザインを担当していたこともあり、強みを生かした製品が作れるんじゃないかなと考えました」他社製品にはない魅力は?「最もこだわったのは、箱の強度です。ふたの入り口にゴミを差し入れると、動作に連動して開閉してくれる仕様になっているのですが、どの方向から力がかかっても箱が凹んだり変形しないよう、箱全体の強度を高めるところに苦労しました。素材は厚みがある丈夫な紙質で、表面はフィルムコーティングされているので耐水性もあり、トイレだけでなく洗面所などにもおすすめ。また、インテリアになじんで長く愛用できるデザインも魅力です。木目調デザインの方は、実際に家具を取り寄せてリアルさを追求。大理石柄も、カッティングシートや小物などで使われているものを何十種類も比較しながら選びました。こだわりが詰まっている商品ですが、日用品である以上できるだけ価格は抑えたかったので、多くの工場を当たってこの価格を実現させました」見た目もおしゃれで、ストレスを感じている人が実は多い“生理用ナプキンの捨て場所”問題を簡単に解消してくれるアイテムに、リピーターが続出している。「ゴミ袋を入れ替える手間がない、掃除をする必要がない、生理期間中だけトイレに出しておけばいいので場所をとらない、デザインが素敵など、喜びのお声をたくさんいただいています。サニタリーボックスとして販売していますが、洗面所などほかの場所でもお使いいただけますし、お泊まりで友達やパートナーの家に行った時など、捨て場所に困った時に使えて嬉しいという声も。最近は、個人だけではなく、法人のお客様のご利用も増えています。クリニックや小規模なオフィスだと、スタッフの方がトイレ掃除もする場合も多いので、負担が減ったと好評です」今後はどのような商品のアップデートを考えていますか?「まずはカラーバリエーションを増やしたいです。もう少し大きなサイズのものが欲しいというお声もいただいているので、いつか販売ができればと思っています」※『anan』2023年2月22日号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年02月19日話題のコラボレーションや、気になるブランドの新作、春の気分にマッチする明るいカラーが勢揃い。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!纏うだけで春ムードを盛り上げる淡いコーラルピンク。柔らかく清涼感のあるシルクコットンを使用した一着。シルクコットンハンドプリーツキャミソール¥26,400(クリンクル クリンクル クリンクル/ジャーナル スタンダード レリューム ルミネ新宿店 TEL:03・5909・4675)持ち手までふわふわした存在感大のバッグ。ブエノスアイレスを拠点とする気鋭のブランド『kokyo』。モードな雰囲気のシルバーカラーは、スタイリングのアクセントとして活躍すること間違いなし。バッグ¥18,480(コキョ/ジュンカスタマーセンター TEL:0120・298・133)ブランドを代表する人気バッグが巨大なエアチェアに大変身。『Longchamp』がオランダ発のインテリアブランド『Fatboy』とコラボ。空気を入れて使う、持ち運び可能な椅子が誕生。インフレータブルアームチェア¥25,300(ロンシャン/ロンシャン・ジャパン TEL:0120・150・116)絶妙なカラーリングと細部のあしらいが唯一無二の一着。『YANUK』と『CASA FLINE』がタッグを組んだデニム。バックポケットのステッチや裾のあしらいにも注目。ルーズフィットデニム¥30,800(ヤヌーク×カーサフライン/カイタックインターナショナル TEL:03・5722・3684)※『anan』2023年2月22日号より。写真・多田 寛スタイリスト・宇都宮千明文・大場桃果(by anan編集部)
2023年02月16日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はタレント、シンガーソングライターのおじゃすさんです。TikTokのフォロワー数、420万人超え!個性的なピンク髪の現役高校生。TikTokerとして一躍有名に。ギャップのある関西弁や美声を披露。「TikTokを始めたのは、他の人からの自分の見え方が気になって、悪い意見も良い意見も聞いてみたいなと思ったから。多い時は1日10本投稿。バズった時にたくさんの海外の方からフォローしていただいたので、言語が通じなくてもパッと見て分かる変化や表情を意識しています」。バラエティ番組に多数出演。「番組を見ながらTwitterでエゴサして皆さんの感想を参考にしています。英語は話せないけど、いつか海外の人と仕事したいな」ピアノを弾きながら歌ってみたい独学でピアノを練習中。しっとりしたバラードの弾き語りをしたいな。特技のウクレレは2年前に習得。楽器の中でウクレレが簡単だと聞いて始めました。見た目も可愛い!ピンクのウィッグは約40個持っています。毛の長さや色みが微妙に異なるので、ネットで買っては試しています。おじゃす2004年生まれ。大阪府出身の日本とカナダのミックス。『超無敵クラス』(日本テレビ)にレギュラー出演中。ウクレレの弾き語りや作詞・作曲を手掛けるなどマルチな才能を発揮。※『anan』2023年2月15日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2023年02月14日Instagramのフォロワー数は、2500万人超え。コロナ禍以降、世界中で巻き起こる第4次韓流ブームを牽引する俳優イ・ジョンソクさんがananに初登場。来日時の多忙な合間を縫って、貴重なインタビューが実現しました。俳優として、一人の男として。今の気持ちとこれからのことをじっくり伺いました。「実は僕、恥ずかしがり屋なんです」と語り出したイ・ジョンソクさん。撮影ではカメラを前に惜しみなく様々な表情を見せてくれていたけれど、インタビューが始まった途端、少しはにかんだ表情のまま、そっと目を伏せた。「俳優という職業柄、慣れなきゃとは思うんですけど、どうしてもダメなんですよ。なにかの役を演じていない、一個人としての僕を見せることが猛烈に恥ずかしくて。MBTI(韓国で大流行している性格診断テスト)の結果も、コロコロ変わるんですが、Iの内向型であることはたしかですね。それにあらかじめ計画を練るのもあまり得意ではなくて。状況に応じて行動するタイプだと思います」韓国では『君の声が聞こえる』をはじめとした恋愛ドラマで“年下男子”ブームを巻き起こした。特に、20代最後の年に出演したドラマ『ロマンスは別冊付録』では天才作家にして出版社の編集長、大学教授の超ハイスペ男子チャ・ウノを演じて話題に。長年ひそかに焦がれる年上の女性ダニとの恋愛模様は、高い人気を博した。「チャ・ウノという人物は、僕も見習いたいと思うような人間的な魅力がたくさんあります。まず彼は仕事に対してだけじゃなく、いろんなことに厳しい人なんですよ。でも好きな人への気持ちはまっすぐで、そういう面で僕自身も彼から得るものがあったと思います」逆に演じていて一番苦労したのが最新作の『ビッグマウス』だったそう。とある事件の濡れ衣を着せられ、弁護士から一転、刑務所での生活を余儀なくされるというストーリーは、彼が出演してきた数多くのドラマの中でももっとも過酷なもの。妻に見せる甘い表情とは裏腹に、次第にただならぬオーラをまとう変化を見せ、2022年「MBC演技大賞」を受賞するなど高い評価を得た。「この『ビッグマウス』は、僕としては冒険的な作品でした。30代になって、20代の頃には出演したことがない作品、演じたことがない役に挑戦して、自分の演技の幅を広げたいという気持ちから出演を決めました。でもパク・チャンホという男を演じるのは本当に難しかったです。『あなたが眠っている間に』のオ・チュンファンさんが監督を務めるというのも出演を決めたきっかけに。監督だったら僕をうまく使ってくださるだろうという信頼がありましたから」30代にして未知のジャンルに挑戦し、体当たりで挑んだ作品で評価もされたが、演じることの難しさは今なお強く感じているそう。「むしろ年を取れば取るほど、演じることが難しくなっていきました。僕よりはるかに長く俳優を続けている先輩方のインタビューを読んでみても、みなさん同じようなことをおっしゃっていますね。20代の頃、僕は自分の出演作を観るのが好きだったんです。自分が頑張って出来上がった作品を観るのは、この上ない達成感を感じました。でも次第に、演じることってなんて難しいんだろうと感じるようになって…。もともと好きだったドラマを観ることも、一時は仕事の一環のように感じられてしまって、今振り返るとあの頃が一番、俳優としての自分に葛藤していました。でもドラマってただ演じるだけじゃなく、スタッフや共演者と共に一つの作品を作り上げていくという喜びがあるんですよね。そのことに気づいてからはまた演じることが楽しくなりました。演じることがただただ楽しかった20代前半、その難しさを知って悩んだ20代後半を経て、今はまた演じることに幸せを感じている、そんな境地にたどり着きました」昨年末、日本で開催されたファンミーティングには『ビッグマウス』で共演したヤン・ギョンウォンさんとオ・ウィシクさんがゲスト出演。仲良しぶりが話題になったが、ジョンソクさんにとって二人とは何でも話せる仲だそう。「人として、俳優としてどう生きるべきかとか、深いところまで語り合えるのがこの二人。長く生きるほど人生は難しく感じられるものですが、僕も30代の大人として、今後の人生をどう生きるべきか、真剣に考えるようになりました。特にオ・ウィシクさんは同世代の俳優として一目置いているところがあります。先日、彼の舞台を観に行ったのですが、本当によかったんですよ。今もドラマを2本並行して撮影しているのですが、違うタイプの役柄にもかかわらず、素晴らしい演技をしています」共演者とは撮影が終わった後も連絡を取り合い、出演作が公開されるたびに劇場に足を運んで感想を送るそうで、そんなところからも彼が広く愛される理由が窺い知れる。そんなジョンソクさんの次回作は、「まだ考え中」とのこと。「『ビッグマウス』に出演するまでは、いろんなジャンルの作品に出て自分の演技の幅を広げなくては、という思いにとらわれすぎていたのですが、今では逆に、面白い作品だったらジャンルなんて関係ないと思えるように。20代の頃は“唯一無二の俳優”になることが夢だと言っていましたが、今は“心の余裕が感じられる俳優”として記憶に残りたいです。どんな作品に出合えるのか、僕も楽しみにしています。日本のみなさんも楽しみに待っていてください」Lee Jong Sukイ・ジョンソク1989年9月14日生まれ、韓国出身。2009年に俳優デビュー。ドラマ『W‐君と僕の世界‐』『あなたが眠っている間に』『ロマンスは別冊付録』など、人気ドラマに数多く出演。最新ドラマ『ビッグマウス』では得意のロマンスを封印し、ハードボイルドノワールに挑戦。新境地を開拓し話題に。※『anan』2023年2月15日号より。写真・神戸健太郎スタイリスト・PARK TAE ILヘア・MOON HYUN CHEOLメイク・KIM GANG MI取材、文・尹 秀姫撮影協力・EASEFRAU INTERNATIONAL(by anan編集部)
2023年02月12日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「自己の性と向き合う」です。人には話しづらい自分のセクシュアリティについて、ゲーム感覚で掘り下げられるアイテムをご紹介します。LimLove SEX TALK CARDセックスや自己のセクシュアリティについて話すきっかけを作るコミュニケーションカード。性に対する不安や羞恥心、罪悪感の存在を探り、パートナーとのリレーションシップを深めることができる50の質問を用意。おうちでのリラックスタイムにカードを1枚引いて自らに問いかけたり、友人やパートナーとカードを互いに引き合って、普段なかなか話しづらい性に関する想いを共有したり。さまざまなシーンで楽しめます。答えに正解や不正解、善悪の基準はないのでジャッジしないことが大切。ほかに、セルフラブを高めるための「SELF LOVE CARD」も販売。併せて使えばより自分への理解が深まるはず。¥3,500(LimLove)知っているようで何も知らない、自分の性と向き合うカード。カードをめくると、「あなたにとってSEXとはなにか?」「SEXや性的なことが恥ずべきことだと感じたことはある?」など、これまであまり人から聞かれたことも、自分で深く考えたこともなかったセクシュアルな問いかけが。このユニークな「SEX TALK CARD」を手がけたのは、LAを拠点に活動するMutsumi Leeさん。セルフラブやセクシュアルなトピックスについて向き合うカルチャーを根付かせる活動をしている。「SEX TALK CARDは、遊び感覚で自分の性について知ることができるツールです。50の質問に答えると、自分がどういう性癖なのか、どんな性のバイアスがかかっているのかなど、これまで考えたこともなかった性に関する悩みや悦びについて深掘りすることができます。自分自身の性への向き合い方を知るためにも、まずはひとりで、ゆっくりやってみてほしいなと思います」カードを通じて性と向き合うことで、思いがけない気づきがあったという声が多く届いているそう。「自分の性癖に衝撃を受けたというお声や、パートナーと話し合えなかった性のことを、カードをきっかけに対話できるようになったという人も。女子会などお酒が入る席でやると盛り上がったり、深い話もできるので、心の距離もグッと近づくようですね。やっとフェムテックが浸透してきたものの、まだまだ“セックスの話をするなんて恥ずかしい”という人が大半だと思うんです。でも、セクシュアルなことは生きることの一部。生きやすくなるためにとっても大事なことなのに、それを置き去りにしている方が多いのが現状ではないでしょうか」セクシュアリティと自己愛は、密接な関係にあると言う。「古代からセックスや性が“恥”とする文化はあって、世界的に性というものが抑圧されてきました。自分の一部である性を否定されるということは、自分の性を愛せない、自己愛(セルフラブ=ありのままの自分を受け入れるということ)の低さにつながってきます。でも自己愛って、おいしいごはんをいただくのと同じように、人間にとって欠かせない心の栄養。でも私自身も、40年近く自己愛が低い人間だったんです。それが、あるときセルフラブを得たことで世界が一変しました。それまでは“男に負けるものか”と戦っていましたが、“自分は自分でいい”と自己愛を得たとたん、性別なんて関係ないと思えたし、女性であることを楽しめるように。私たちは自分の性も自分を愛することも、もっと楽しんでいいんです。今後はカードを使ったワークショップなど、楽しみ方を多方面からお伝えできればと思っています」※『anan』2023年2月15日号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年02月12日春ファッションのスタートダッシュに手に入れたい、人気ブランドの新作や要注目のコラボアイテムなど。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!「ビームス ボーイ」25周年の記念アイテムが登場!スカジャンの老舗に依頼した別注デザイン。“25年着込んだら”というコンセプトのもと、まるで古着のような風合いに。ジャケット¥52,800(テーラー東洋×ビームス ボーイ/ビームス ウィメン 原宿 TEL:03・5413・6415)モダンな雰囲気と素朴さを兼備したNY発のジュエリーブランド。ソリッドなフォルムが存在感たっぷり。ゴールドのトップは外せばブローチになり、チェーンと別々でも使える2WAYタイプ。ネックレス¥62,370(アフターシェイブクラブ)人気のコラボシューズは今季も見逃せない!メタルパーツで『トーガ』らしいエッジを利かせたサンダルは、重量感のあるデザインに旬が漂う。軽快な履き心地も嬉しい。¥46,200(トーガ×スイコック/ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店 TEL:03・5524・2200)遊び心溢れるアイテムが揃う新ブランドがデビュー。ぺプラム型のベルトは、ハリのあるタフタ素材で立体感があり、コーディネートを一気に華やかにしてくれる。付け襟にしたり、たすき掛けにしたりと、アレンジも自在!¥12,650(ヤエ)yae_info@auntierosa.com上質で機能的で、個性も備えたコラボアイテムがお目見え。形の違う4つのポーチが付いたバックパック。単品で使うのもいいけれど、セットで持って新鮮なボリューム感を楽しみたい。W23×H41×マチ15cm¥57,200(オーラリー メイドバイ アエタ/オーラリー TEL:03・6427・7141)※『anan』2023年2月15日号より。写真・多田 寛スタイリスト・番場直美文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年02月09日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はシンガーソングライターのさとうもかさんです。甘くてビターでリアルな歌詞に、共感するファンが続出!心に沁みる失恋ソング「melt bitter」がTikTokでバズり、知名度が急上昇。「歌詞は実体験を元にすることがほとんど。たまにしか会わない友人に“曲を聴いていれば近況がわかる”と言われたことも」。昨年秋、レコード会社から独立したことも話題に。「無理をして作るのではなく、曲が自然と生まれる環境に身を置きたくて。自然にできた曲はより素直な想いが反映され、大切に残したくなる。こだわり抜いた自分色のアルバムを作るのが、今年の目標です」。3月リリースのドラマ主題歌も要注目!手挽きのミルで毎日コーヒーを。小さい頃に親戚の家で触れて以来、コーヒーミルが憧れでした!リラックスタイムにはバラのお香を。アロマよりお香派。香りに包まれてボディクリームを塗るのが至福の時間。自分の足で衣装を探します!衣装も世界観を作る大事な要素。あれこれ見て選ぶ時間が楽しいです。さとうもか1994年生まれ。3歳からピアノを習い、音楽短期大学在学中に本格的に音楽活動を開始。2022年のドラマ『魔法のリノベ』ではオープニング曲を担当した。Instagramは@_satomoka_※『anan』2023年2月8日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年02月07日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回は、昨年8月にリニューアルし、可愛い見た目も話題の体にも環境にもやさしい生理用ナプキンをご紹介します。体にやさしい生理用ナプキン。パノコトレーディングSISIFILLESANITARY PAD & PANTY LINERトップシートにはオーガニックコットン、吸収体には植物由来のパルプを使用した体にも環境にもやさしいサニタリーパッド(生理用ナプキン)&パンティライナー。洗練されたロゴやパッケージデザインは、グラフィックデザイナー・田部井美奈さんが担当している。上から、PANTY LINER 40個入り¥847SANITARY PAD 21cm 羽なし 24個入り¥726同 23.5cm 羽つき 16個入り¥726(パノコトレーディング TEL:03・5577・5554)サニタリーパッド(羽なし)の中身はコレ!直接肌に触れるトップシートには、100%オーガニックコットンを使用。サニタリーパッドはモレを防ぎ、ムレを軽減するエアスルーフィルムやエンボスライン、経血を素早く分散させる拡散紙が入っていて、肌にやさしいだけでなく機能性も優れている。メーカー担当者に聞きました。商品の魅力を深掘り!女性の体をケアしながら、環境にも配慮したブランド『シシフィーユ』から、当時珍しかったオーガニックコットンの生理用ナプキンが発売されたのは2015年。生理用品とは思えない、ピンクのおしゃれなパッケージも話題に。「きっかけは、弊社の女性社員の産後の経験からでした。それまで使っていた一般的なナプキンだと肌荒れをするようになったものの、最適な選択肢がない。肌荒れは我慢するしかないという諦めの声が気づきに。似た悩みを抱えている人は多く、肌にやさしいナプキンのニーズがあるのではと考えました。もともと弊社はオーガニックコットンを専門に扱っていて、世界各地から直接買い付けをしているのが強み。当時は日本では珍しかった、オーガニックコットンを使用した使いきりナプキンの開発に着手することになりました」(シシフィーユ広報・道端真美さん)革新的なナプキンには、作り手のこだわりが詰まっている。「デリケートゾーンは二の腕に比べて42倍もの経皮吸収率といわれていて、それだけ敏感な部分に触れるものだから、徹底的に安全なものを作りたいという思いがありました。シシフィーユのサニタリーパッドは、業界で初めてエコテックス(R)スタンダード100という国際認証を取得。350を超える有害物質が対象となる厳しい試験をクリアし、世界水準の安全性が認められています。またライフスタイルになじむデザインで、ナプキンを美しく収納できるのもこだわりポイントです」使っている素材も、社内で厳選を重ねたものだそう。「数あるオーガニックコットンの中から選んだのはタンザニア産のもの。ふっくらとした肌触りが特徴で、繊細な肌に最適です。このコットンは、現地で暮らす人々の支援もできる、bioRe(ビオリ)プロジェクトから生まれたフェアトレードのものです。吸収体には、一般的に使用されている石油由来の高分子吸収体ではなく、セルロースパルプという植物由来のものを使っています。また、医薬部外品に分類される生理用ナプキンは、法律でナプキンの表面は白でなくてはいけないと定められているため、環境負荷が少ない酸素系漂白剤を使うことで、安全性も重視しました」実際に購入した方からも嬉しい声が届いているそう。「一度使ってくれた方はリピートしてくださり、肌荒れしなくなった、ムレなくなったなど、喜びのお声が多くて嬉しいですね。多くの女性は、生理のたびに多少の不快さは我慢するしかないと思ってしまっていたり、こだわりなく簡単に手に入れられるもので済ませがちだったり、あまり気にかけていないように思います。でも、女性にとって生理は、月に1回訪れる大切なもの。だからこそ、生理期間中は自分をケアする時間として、心地よいアイテムでいたわってあげてほしいなと思います」※『anan』2023年2月8日号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年02月03日春が来る前にいち早くチェックしておきたい、フレッシュなムードの新作や初上陸ブランドなど。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!ロンドン発ランニングクラブのオリジナルプロダクトに注目。刺繍が施されたコットンキャンバスのキャップは、スポーティで上品。浅めのフィットもこなれ感満点!¥7,480(プログレス ランニング クラブ/ジャーナル スタンダードラックス 表参道店 TEL:03・6418・0900)軽やかなカラーブロックで着こなしに春気分をプラス。エクリュとニュアンスのあるイエロー。優しい色みによって、オーバーサイズのニットポロが軽快な印象に。ポケット付きなのも嬉しいポイント。¥42,900(ヴェニット/ハルミショールーム TEL:03・6433・5395)『メゾンスペシャル』が大人のための新ブランドを始動。上質な遊び心が光るアイテムが揃う。鮮やかなブルーが目を引くジャケットは、肩下のスリットやストラップが個性的。肩パッドを施しマニッシュなシルエットに。¥39,600(プランクプロジェクト TEL:03・3796・6834)オーストリアから初上陸。手仕事ならではの温もりを味わって。カラフルなニットウェアを展開。カシュクールタイプのカーディガンは、肩部分の刺繍や太めのトリミングなど、細部まで愛らしい。¥72,732(ノット イエット エフワイアイ/レイ ビームス 新宿 TEL:03・5368・2191)※『anan』2023年2月8日号より。写真・多田 寛スタイリスト・番場直美文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年02月02日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はシンガーソングライターの有華さんです。愛らしさ溢れる恋愛ソングがSNSをきっかけにブレイク。昨年、「Partner」が話題に。そして先日、待望のメジャーデビュー曲「Baby you」をリリース。「歌って踊れるハッピーな曲。楽しい時はもちろん、疲れた時にも聴いてもらえたら。私自身、音楽に助けられてきたので、人に寄り添える曲を届けたいんです」。幼少期から音楽に親しんできたが、メジャーデビューまでの道は決して楽ではなかったと話す。「会社勤めもしましたし、28歳でこんなに初めての経験ができるとは思いもしませんでした。大阪人なので、夢はやっぱり大阪城ホールでのライブ!」この冬はトマト鍋にハマっています。トマトベースのスープで、チーズを入れるとまた美味。〆はリゾットに!ミスタードーナツのやみつきドリンク。氷にしたコーヒーをミルクで溶かす「氷コーヒー」は子供の頃からファン。空を眺めるのが好きなんです。ややエモい系女子っぽいですが(笑)、空を見るのも写真を撮るのも好き。ゆか1994年生まれ。18歳からシンガーソングライターとして活動、「バースデーソング」などで注目を集める。ワンマンツアーを2月3日より開催。詳細はHPにて。※『anan』2023年2月1日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年01月31日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回は、“アイドル×健康課題”をテーマにした書籍を発表し、話題を呼んだ振付師の竹中夏海さんにお話を伺いました。振付師として10年以上、多くの女性アイドルと関わってきた竹中さんが感じた、自分らしい不調との向き合い方とは?低用量ピルに出合って生理中の生活が一変。’21年にアイドルと生理などタブー視されていたトピックを扱った著書『アイドル保健体育』を発表した振付師の竹中夏海さん。この本を書いたきっかけは?「生理の時に白い衣装を着るのが不安だったり、ステージでは気を張っているけど終わった瞬間、倒れ込んでしまう子がいたり…。振付師として10年以上、女性アイドルたちの不安や不調に直面して、モヤモヤが溜まりに溜まっていたんです。彼女たち自身も、支えるスタッフも、応援するファンも正しい知識を持ったほうがいいと感じ、アイドルを取り囲む人たちの中で抜け落ちていた生理についても可視化させたいと思いました」ある意味、アイドルの“生々しい部分”を書いた内容を、ファンはどう受け止めたのだろう。「ネガティブな反応はまったくありませんでした。むしろ『しんどい思いをしてほしくない』と、推しの健康を願う人が増えた実感があります。男性ファンには、推しにもフィジカルやメンタルのゆらぎがあるんだと知ったことで、身近にいる姉妹や職場の女性にも寄り添おうと思ってもらえたようで、本を書いた意義を感じました」本では専門家との対話を通じて、月経困難症には低用量ピルという解決方法があるといった具体的な提案もしている。実は自身も妊活中を除き、ピル服用者だという。「学生時代は貧血で倒れるほど経血量が多く、生理痛もひどい時は3日目まで家でうずくまっているような状態。PMSもこめかみを竹串で刺されているかのような頭痛があって、不調じゃない時のほうが少なかった。それでも、母も祖母も生理が重かったので、遺伝だから仕方ないと諦めていたんですけど、働くようになり自分が耐えれば済む問題ではなくなって…。生理によってパフォーマンスが下がると、人に迷惑をかけてしまう。これはいけないと思いピルを服用したら、それまでのツラさは一体何だったの!?というくらいラクになったんです。生理は我慢するものという思い込みがひっくりかえってびっくり!私自身の経験を踏まえて、痛みは我慢しなくていいし、ピルに対する偏見がなくなってほしいと思います」ピルによって月経困難症が改善し、高いパフォーマンスを保てるようになった竹中さん。自分らしく、イキイキと働くために大切感じていることがあるそう。「人に頼るってすごく大事だと思うんです。アイドルを見ていても、プロ意識が高い子ほど、周囲に相談できない。不調を訴えるとやる気がないと思われ、仕事を減らされると考えて怖いんですね。アイドルという職種に限らず、そういう空気が日本にはまだあるじゃないですか。テクノロジーの進化で解決できることもあるけど、やっぱり安心して人に頼ったり頼られたりできる雰囲気が、自分らしく働くためには欠かせない。そう思い、昨年アイドルのためのウェルネスジムを作りました。そこでは、体のメンテナンス法を学べ、臨床心理士のカウンセリングを受けることもできます。今後は、アイドルに限らず、さまざまな悩みを抱える女性が、不調と正しく向き合うために役立つ場を作っていけたらと思っています」たけなか・なつみ1984年6月10日生まれ、埼玉県出身。国民的アイドルや『ゴッドタン』のヒム子などの振付を手掛ける。2022年、所属先にかかわらず利用できるアイドル専用ジム「iウェルネス」をオープン。『anan』2023年2月1日号より。写真・YUHO取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2023年01月29日ユニークで存在感を放つデザイン性の高いアイテムや、注目のコラボなど、テンションを上げる春の新作が続々と登場。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!大きな網目がなんとも大胆。甘くないホワイトケーブルニット。少しハリのある手触りのニットは、タートルネックやTシャツなど、重ねるアイテム次第でムードが変化。個性的ながら使い勝手がいい。¥39,600(ババコ/ショールームリンクス)脚を通すと繊細な模様が出現する編み地の切り替えに注目を。鮮やかでジューシーなカラーに思わず目が釘付けになるニットパンツが登場。意外な場所で編み方が変化するデザイン性の高さに、作り手のこだわりが感じられる。¥24,200(ケイル)どこかエレガントなムード漂う人気ブランドのコラボアイテム。つばの広いハットは、キャンプやフェスなどのアウトドアシーンにはもちろん、街でかぶってもさりげなく馴染む。長さを調整できるあご紐が便利。¥20,900(キジマ タカユキ×イレーヴ/イレーヴ TEL:03・5785・6447)アッパーを折りたたむことでシルエットをアレンジ。防水性のあるリサイクル素材を使ったレインブーツは、アッパーに沿って溝があり形状を変えられる。オリーブカラーのワントーンが美しい。¥22,550(ハンター/ハンタージャパン カスタマーサービス TEL:0120・563・567)※『anan』2023年2月1日号より。写真・多田 寛スタイリスト・中井彩乃文・重信 綾(by anan編集部)
2023年01月26日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の中島瑠菜さんです。デビューしてまもなく話題の映画やドラマ、CMに出演!中学3年生の時に受けたオーディションでグランプリを獲得し、デビュー。「小学生の時に学校で舞台をやってから俳優に興味がありました。グランプリになった時は驚きと同時に不安な気持ちに…。でも家族や友達も応援してくれて、今はお芝居がすごく楽しいです!」。3月3日から公開の映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』に出演。「千輝くんに恋する花咲さん役。大好きな漫画原作に出られて嬉しいです」。デビュー直後に熊本から上京。「スイーツが好き。友達と食べ放題のお店に行きたいな!」今までで500冊ほど集めました!少年漫画も少女漫画も読みます。東京の家には約200冊持ってきました。私が4歳の時からずーっと一緒。悲しい気分の時も寄り添ってくれるチップくん。一緒に上京しました。ふとした時に熊本の空に癒されています。上京する前に撮りためた地元の空。自然いっぱいで星もキレイに見えます。なかしま・るな2006年生まれ。’21年、「松竹 JAPAN GP GIRLS CONTEST Supported by BookLive」でグランプリを受賞。3月公開の映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』に出演。※『anan』2023年1月25日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2023年01月24日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「広がる吸水ショーツの選択肢」。近年、多くのメーカーから発売されている吸水ショーツ。老舗下着メーカー発の、新たな選択肢をご紹介します。【ワコール】AMPHI吸水サニタリーショーツマチ部分は防水層、吸水層、メッシュ素材の安心感のある3層構造で、約20mlの水分を吸水できるサニタリーショーツ。表マチ中央にゴムを縫い付け、吸収体の密着感を高めることにより、快適なはき心地とモレへの不安を解消。アウターに響きにくいレースをあしらったデザインがおしゃれで、ブルーな日も楽しく過ごせそう。つけ置きは不要で、予洗いのみで洗濯機で洗えるので、忙しい人にはお手入れに手間がかからないのもポイント。シンプルさと可愛らしさを両立させたデザインの吸水サニタリーショーツ。サニタリー用品と併用して。ブラックとネイビー×ブラウンの全2色 各¥2,990(ワコール TEL:0120・307・056)開発期間1年!優れた吸水機能でモレの不安を解消してくれるショーツが誕生。下着メーカーの老舗・ワコールのAMPHIから、去年、待望の吸水サニタリーショーツが発売。商品企画課の白浜久美子さんに、開発エピソードを伺った。「2020年くらいから国内でもフェムケア市場が拡大してきて、ワコールでも安心して使っていただける商品を開発したいと思っていました。社内の調査でも、生理用品から経血がモレる心配を抱えているという声が多く寄せられたので、多い日やナプキンをなかなか替えられない時でも、モレの不安を解消できるショーツを作ろうと開発がスタートしました」しかし、その最重要課題である“モレ対策”が、想像以上に困難な作業だったという。「モレないようにするための吸水構造を作るのが本当に大変で…。縫製の際に、どうしても針で布に穴を開けてしまうので、そこからモレる心配があるんです。なので、いかに針穴を出さずにカバーするか、マチの部分には手間をかけ、縫製はかなり試行錯誤しました。そこをクリアしたら今度は、モレにくさとはきやすさの兼ね合いにも苦労しました。吸水性を高くするために吸水体を厚くすると快適な着用感が損なわれたり、かといって吸水体を薄くするとモレの不安が出てくるので、何度も何度もパタンナーに細かく指示して調整してもらいました。その上でどのくらいの着用時間なら大丈夫なのか、動いたり座ったりして圧力がかかっても問題ないのか、あらゆるシーンで安心して使ってもらえるかどうかの検証にもすごく苦労しました。何枚も何枚も数え切れないほどのサンプルを作って、水分量を変えて実験するという日々の繰り返しでしたね」細部にまで施されたオリジナルのステッチにも、モレにくさへのこだわりが詰まっている。「クロッチの中央に縦にステッチを入れることで、水分が横に広がらず縦に流れるので、横モレの心配も軽減されました。ステッチの数も何本にするのがベストか、検証を繰り返して結局1本に」厳しい社内チェックをクリアして、ようやく発売に。「社内モニターに試してもらった意見を基に、さらに改良を重ねて、納得のいく商品ができるまで1年近くかかりました。安心してお使いいただくためにたくさんのテストをしているので、発売としては後発でしたが、そのぶん高品質な商品をお届けできたと自負しています。実際、お客様からは、安心感があってはきやすい、ワコールのパターンのこだわりを感じた、など好評です。私自身、デリケートゾーンのかぶれが気にならなくなって、ファッションの選択肢も広がりましたね。生理の時は黒のパンツばかりだったのですが、吸水サニタリーショーツをはくようになってスカートも安心してはけるように。これからも女性の悩みに寄り添うアイテムを開発していきたいですね」※『anan』2023年1月25日号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年01月20日釣りや農作業着の機能性を搭載した注目アイテムから有名ブランドのコラボレーションスニーカーまで。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!ジップまでホワイトになったワントーンのミニマルデザイン。釣り用品を扱う「DAIWA」が手がけるブランドの、ゴアテックスを採用したアイテム。ポケットが16個もついた使い勝手のいい一着。ベスト¥64,900(ディーベック/グローブライド お客様センター TEL:0120・506・204)畑仕事はもちろん、アウトドアのシーンで活躍すること間違いなし。農作業着の機能性とモダンなデザインが融合して誕生したハット。吸水・速乾性にすぐれた生地を使い、首や頬の日焼けを防ぐため、取り外し可能なカバーがついた仕様に。¥14,300(カイメン)たっぷり入る容量が嬉しい!コーディネートのアクセントにも。ビビッドなグリーンが目を釘付けにする、メッシュ100%の個性派トートバッグ。しっかりとした素材感で、物をたくさん入れても安心。W60×H50cm¥29,700(ビエロ/オン・トーキョーショールーム TEL:03・6427・1640)クライミングギアのエッセンスを落とし込んだアクセサリー。ロッククライミングで実際に使用されるコードをモチーフにしたブレスレットは、落ち着いたカラーリングで合わせやすい。各¥9,900(トポロジー/トポロジー フラッグシップショップ TEL:03・6427・4460)注目のコラボスニーカーは鮮やかなグリーンがアクセントに。トレイル由来のソールと、クロスカントリーシューズにインスパイアされたアッパーを採用。かかとのロゴに注目。¥27,500(アー・ペー・セー/アシックス/アー・ペー・セー カスタマーサービス)※『anan』2023年1月25日号より。写真・多田 寛スタイリスト・中井彩乃文・重信 綾(by anan編集部)
2023年01月19日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の松浦りょうさんです。迫真の演技が話題に!自身とはかけ離れたシリアスな難役に挑戦。映画『DECEMBER』で福田夏奈を演じた松浦さん。「17歳で殺人を犯し、服役中の役だったので、役作りのために殺人を犯した人の記事を読んだり、刑務所の実態を調べて擬似体験したりしました。スマホも触らずに部屋にこもって刑務所で出てくるような食事を食べたり…。孤独を感じて眠れないこともあったけど、夜だけは好きなことをするようにしたら上手く切り替えられました」。趣味は旅行。「最近は福岡に行きました。今年は台湾や、映画『恋する惑星』の舞台になった香港にもまた行きたいですね」3年前に貰った宝物のレコードをやっと開封。一番好きなバンドのキリンジさんは、ほぼ毎日リピートして聴いています。この2か月で80本ほど映画を観ました!現実味のある作品が好きで、最近は姉弟愛を描く作品にグッときました。特別な日に持ち歩くフィルムカメラ。滅多に撮らないけど、思い入れのある時に撮った写真は宝物です。まつうら・りょう2014年、映画『渇き。』でデビュー。映画『DECEMBER』では物語の鍵を握る福田夏奈役で出演。オフショットが覗けるInstagram(@ryomatsuura)もチェック。※『anan』2023年1月18日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2023年01月17日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「温めるフェムケア」です。お腹まわりを温めることは、生理痛など女性特有の悩みの軽減にとても重要。便利な改善グッズをご紹介します。コジット「USB温活ウォーマー NUKU‐iii」冷えに悩む人が多い今の時季。体が冷えることで、さまざまな不調にもつながり、免疫力も低下。そんなお悩み解消のために開発されたのが「USB温活ウォーマー」。冷え症の女性は、生理痛に悩んでいる人が多いという自社の調査を基に“子宮を温める”ことに特化した温活グッズ。モバイルバッテリーに接続するだけで稼働し、コンセントも電池も必要なし。90分間オートオフ機能付きなので、リラックスタイムに安心して使えるのもうれしい。ベルトを腰に巻きつけて、モバイルバッテリーにつなぐだけでパッドが温熱。約3mmと極薄なので外出先でも使用できる。40~60°Cまで3段階の温度切り替えが可能。USB温活ウォーマー NUKU‐iii¥3,850※モバイルバッテリーは別売り(コジット TEL:06・6532・8140)メーカー担当者に聞きました。商品の魅力を深掘り!「あったらいいなを形にする」がモットーのアイデア雑貨メーカー、コジット。年間約250ものアイテムを展開するコジットからは、過去にも数多くのあったかグッズが発売されているが、この「USB温活ウォーマー NUKU‐iii」は“お腹まわり(子宮)を温めて、女性特有の不調を軽減させる”という、今までになかった商品。この商品が誕生した経緯を、企画部の向川さきさんに伺った。「開発が始まったのは、発売の半年前。冬に向けて温活グッズを企画する中で、よもぎ蒸しサロンの方に『体を温めにくる女性の9割は、生理痛に悩んでいる』というお話を伺ったのがキッカケです。そんなに大勢いるんだと驚きました。でも、私自身もそうでしたが、冷えと、生理痛などの不調が結び付いているということすら知らない女性も多いですよね。それまで温活グッズ=三首(首・手首・足首)を温めるものが中心でしたが、女性特有の不調に直接アプローチできる“お腹まわり”を重点的にケアする商品を作ろうと考えるようになりました」商品化にあたり、新入社員から70代のスタッフまで、50名ほどの社内の女性にサンプルを使ってもらい意見を募ったという。「一言で“生理痛に悩む女性向け”といっても、症状や状況はさまざま。どんな人にも使いやすいように簡単に装着できて自由に動ける、ベルト型のハンズフリー仕様に。『仰向けで寝た時に、お腹を圧迫される重さではツラい』という意見も多かったので、どれだけ軽くできるか、薄くできるか、試行錯誤を繰り返しました。モバイルバッテリーを使用したのも、電池を使わなくてOKなため、軽量化ができるから。薄さと軽さには、最後までこだわりました」またモニターの意見を受けて、温める際の温度も改善。当初、開発チームが想定していたのとは全く異なる声が集まったそう。「早く温まることや、高温であることを当初は重視していました。しかし、実際に不調に悩む女性たちからは『装着しながら別の作業をするとなると、これでは温度が高すぎる』という声が。私たちが想定していた以上に、仕事や家事など何かを同時進行しながら使いたいという意見も多かったので、低温でじんわりと温かさが続くことにシフト。好みや状況、季節に合わせて選べるよう、40~60°Cまで3段階の温度切り替えができるようにしました」発売から1年ほどだが、利用者からは生理痛緩和をはじめ、うれしい反応が多くあったという。「『使ってみて、初めて自分の体が冷えていたことに気づいた』という声をいただいたのが一番うれしかったです。私たちが目指すのは『ありそうでなかった』アイデア商品を作ること。便利であることはもちろん、お客様自身が想像もしていなかった“快適感”を今後も届けていきたいです」※『anan』2023年1月18日号より。取材、文・宮田彩加(by anan編集部)
2023年01月15日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今回から4週連続で登場するのは、日本のフェミニズムの先駆者である、社会学者の上野千鶴子さんです!第1回目をお届けします。’70年代の学生運動とananって、面白い関係があるんです。ananが創刊したのは今から53年前、その当時私は京都大学の学生で、ヘルメットをかぶった“過激派”として学生運動をやっていました。実は学生運動とananにはちょっと面白い関係があります。東京の過激派の女子大学生たちは、ミニスカートにマキシのコートを羽織り、片手でananを抱えるというファッショナブルなスタイルで御茶ノ水などの街角に立ち、公安警察の動きを見張っていたんです。女性が街角に溶け込むための小道具がananだったわけです。その後Hanakoも刊行されましたが東京ローカル。東京に行った子がお土産に買ってきてくれる雑誌を、関西で時差を感じながら読んでいたことを覚えています。ちなみに当時の私は機動隊に向かって石を投げ、短距離走が得意だったので〈逃げ足の速いちづちゃん〉と呼ばれておりました(笑)。ちなみに成人式はバリケードの中。そんな大学生活でした。マイクを持つのは男子、女子はおにぎり係…。学生運動でマイクを持てるのは男子だけ。女子の役割はというと、おにぎり作りという〈後方支援〉と、警察に捕まった男子に支援物資を届ける〈救援対策〉、そして男子たちのセックスの相手です。確かに当時は「性を解放しよう!」という性革命〈フリーセックス〉の流れもあり、性的に活発な女子のことを、男子たちは“公衆便所”という不愉快な隠語で呼んでいました。学生運動の中でも、同志だと思った男性たちからものすごい女性差別を感じていました。学生運動で、結局私たちは敗北。その後私は向上心・向学心ゼロの無気力学生に。することといえば、セックスと麻雀だけ(笑)。大学院に行ったのも、就職活動をしたくなかった、それだけの理由からです。私の20代は、将来の見通しもなく希望もない、うつうつとした時代でした。そんな上野千鶴子がどうして今のような人間になったのか…?そのお話は、また来週に。うえの・ちづこ社会学者、東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。日本における女性学、ジェンダー研究のパイオニア。著書に『最後の講義 完全版 上野千鶴子 これからの時代を生きるあなたへ 安心して弱者になれる社会をつくりたい』(主婦の友社)など。※『anan』2023年1月18日号より。写真・内山めぐみ(by anan編集部)
2023年01月14日