元青年海外協力隊、元陶芸家、元デザイン学科副手の転勤族妻。 現在は漫画やイラストを描いたり、絵画教室の講師として活動中。
私は数年前に鼻腔がんになりました。子どもがまだ小さいうちに母が大病を患うことは家族にとって一大事!家族の支えと共に闘病生活を乗り切ったお話をご紹介します。
■前回のあらすじ 退院後は子どもたちのために、できることはしてあげたいという気持ちに。ある日、退院後の処置で鼻うがいをしていたところ、鼻の奥から何かが…。 ■手術後の思いがけない変化にショック ■退院から4年後… 退院後に感じた体の変化についてお伝えするためとはいえ、こんなこと描いていいんだろうかと思いつつ…。私も隠しておきたい気もしたんですけど、今現在困っている方、悩んでる方もいらっしゃると思い、意を決して描いてみました。 それに 今は何もない状態ですから! ガンの治療後は、今までとは違う 体の変化 が怖かったです。その変化が 「永遠に続いてしまうんじゃないか」という恐怖 がありました。でも4年経って今思うことは、 体が少しずつ元の元気な状態に近づこうとしているんだなということ です。 ガンという病気は抗がん剤の副作用にしてもなんにしても気持ちを落ち込ませるのが得意な病気だと思います。 インターネットや本で見ても怖いことしか書いてなかったりすることが多いので、徐々に元に戻っていったよっていうようなポジティブな発言を目指してみました。 ■肺ガンで亡くなった父の話 最後の最後に父の話で締めたいと思います。父を表現するときには傍若無人と言う言葉が1番当てはまると思います。私はずっと父と喧嘩ばっかりしていました。母からするとそれは近親憎悪らしいですが。そんな父ですが、場を盛り上げてみんなを楽しませるのが得意な人だったので、やっぱり寂しいです。こんなこと書いたら、「そうやろう!」と調子に乗りそう(笑)。 父は約4年もの間、闘病生活を頑張っていました。最初告知された時は3ヶ月持たないかもと言われていたので、そう考えるととても長く一緒にいれたと思います。でも、 もっと一緒に楽しい時間を過ごせたらと思わずにはいられません 。 私がこの漫画を描き出してからたくさんのガン患者の方、ご家族の方がメッセージやコメントをくださいます。「病院に行くの怖い」となかなか病院へ行けない人も多いようです。 そんな時は、 未来に目を向けていてほしいと思います 。とっても楽しいこと、素晴らしいことが待っているかもしれません。どんどん新しい技術が開発されて、早くガンが発見されたら治る可能性も高くなってきました。 どうか皆さまの未来に素敵なことがたくさんおきますように。 「鼻腔ガンになった話」はこれで完結です。 最後までお読みいただき、ありがとうございました! ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 11月27日(土)21時からは、 星田つまみさんの新連載「知らないうちに保育園の親たちが懇親会を催していた話」が始まります。お楽しみに!
2021年11月26日■前回のあらすじ 退院の日。私は、入院生活でできた大切な仲間に挨拶へ。しかし、まだ退院のメドの立っていない友達との会話に苦い気持ちになるのでした。 ■ついに退院! これにて退院になります。 あと少しだけ、退院後どんな生活をしていたか? 退院後の体の変化は? など、ガン治療を終えたて感じたことなどを描きたいと思います。 ■退院後も鼻水が止まらない 「鼻腔ガンになった話」最後のビックリドッキリです! 後遺症というか、鼻水は治療前から結構ひどかったんですが、 引き続きずっと鼻水 といった感じでした。 放射線治療によって、目の奥や鼻の奥、涙腺などが狭くなってしまったようでした。目やにも退院してすぐはひどかったと記憶しています。抗がん剤による脱毛は、髪の毛はごっそり減った感じはしましたが、なくなることはありませんでした。でもガン腫瘍があった左側のまつげや鼻毛は、なくなった印象がありました。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月25日■前回のあらすじ 栄養士さんとの面談を終え、退院前日に闘病生活を振り返る私。たくさんの人たちに助けてもらったからこそ、頑張っていかなきゃ! と思うのでした。 ■いよいよ退院! 挨拶に尋ねたのは… むーさんといい感じにさよならの挨拶ができたので、安心していました。 むーさんとは、1回目の入院も2回目の入院も同じタイミングだったんで、余計に仲間意識がありました。 退院後、検診で会えるかと思ってたんですが、会えず、さみしかったです。 でも、短い間だったけど、むーさんに会えて楽しい時間が過ごせて嬉しかったです。 ■いつか病気のつながりじゃない友達になれたら… 手芸仲間のSさんとの思い出。病気によって入院期間も違うし、入院しているときのしんどさやつらさも変わってきます。 Sさんは何回かの手術が入院中に必要で、回復しては手術、回復しては手術という繰り返しでした。体力的にも大分しんどかったと思います。でも調子の良い日は一緒に手芸をしたり、話したり。私は引っ越ししたてだったので、お見舞いに来てくれる友達もいなかったから余計に友達ができてうれしかったです。 でも病院で出会った友だちなので、どこまでプライベートに踏み込んでいいのかわからなくて。 連絡先だけ交換したものの、「もしあれからまだ退院できてなかったら」と思うと連絡できませんでした 。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月24日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 栄養士にガン予防の食生活のポイント教えてもらい、塩分のとりすぎや、口の中を噛む癖など、今後注意すべきことが見えてきたのでした。 ■ひとつの食材だけでなく、食生活全体を見ること 実際に、「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」の5つの生活習慣に気を付けて生活している人とそうでない人では、将来がんになる確率はどれくらい違うのでしょうか。国立がん研究センターによる多目的コホート研究(40歳から69歳の男女140,420人を対象に1990年より実施)では生活習慣とがんの罹患について長い年月をかけて調べてきました。その結果、この5つの健康習慣を実践する人は、0または1つ実践していた人に比べ、男性で43%、女性で37% がんになるリスクが低かったという推計が示されました 出典: 科学的根拠に基づくガン予防(PDF)/国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス 最後は身を挺したギャグで締めたいと思います。 これで栄養士さんとの話は最後になります。栄養士さんから食事の基礎知識を学ぶことによって、ガンに簡単に効くものなんてないということがよくわかりました。 いくら体にいいって言っても、オイルをたくさんとればカロリーが高くなるし、チーズでタンパク質を取ろうと思ったら塩分も脂質も高くなるし、良いと言われるものをひとつ信じるのではなく、 食生活全体を見る力も必要なんだなぁと思いました 。 参考: 「科学的根拠に基づくがん予防」/国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス ■ガン闘病を振り返ると… たくさんの人たちに助けてもらったからこそ、ここからは自分で頑張っていかないと! いよいよ次回で退院します。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月23日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 世の中にあるいろいろな健康情報の中から何を選べばいいのか、栄養士さんに食生活の基本を教えてもらいました。 ■科学的根拠に基づいたガン予防 参考: 「科学的根拠に基づくがん予防」出典:国立研究開発法人国立がん研究センター いろんな健康情報が書かれたホームページやブログがありますが、基本はやはり国立がん研究センターのものかと思います。そこを踏まえて自分でその後何を信じるか、何をどう考えるかは自由だと思っています。 私の描いている漫画が正解ではなく、あくまでも私個人にとって、ガンという病気を知ることのできた最初の一歩だったと考えていただければ幸いです。 ■食生活で気を付けることとは? なんか口の中噛んじゃいません? 良くないって知らなかったです。 知らず知らずのうちにNGなことをやってたんだなぁ。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月22日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 担当医のK先生に、栄養士さんにどうしても話を聞きたい理由を伝えてお願いすると、ついに面談が実現するのでした。 ■健康でいるための食生活の基本とは? 筆者より:あくまで20年以上前に経験した話に基づいた感想・体験談をつづっており、さまざまな治療法・健康法を推奨・否定する意図はありません。その考えや選択に至った経緯を客観的に読んでいただければと思います。どんな治療法・健康法を選ぶかは結局本人の意思によるものだと考えています。 もしガンが再発したら…、そういう不安な部分を突かれ悪意のある人に騙されたら…? 正しい知識がないといずれ「〇〇が治る壺」とかを買ってしまうかもしれない。体に無害なものならまだいいけど、体の負担になるようなサプリメントだったら? 嘘の民間療法だったら? 考えるとすごく怖くなります! ■栄養士さんが教えてくれたのは… 基本的なことを栄養士さんに教えてもらいました。 皆さんそれぞれ思うことや信じる食生活の内容は違うと思いますが、「こういう考え方もある」という広いお心で読んでいただけたらいいなと思います。 そして何よりも衝撃的だったのは、栄養士さんの 「そんなに効くものがあったらすでに薬になってる」 という一言でした。 確かに! 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 参考: 食生活バランスガイド/農林水産省
2021年11月21日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ ガンになったことを報告するため叔父に電話。すると20年以上たった今でも、叔父は叔母のことで後悔し続けているように感じたのでした。 ■何を信じていいのかわからなくなってしまい… 長らく生きているとちょいちょいこういうことがあります。わかりやすい例えで言うと「うさぎ跳び」とかそうですよね。昔は運動部の定番のトレーニング方法でしたが、しんどいだけであんまり筋力的にはよろしくないとかで、最近では全く見かけなくなりました。 「運動中水を飲んではダメ」とかもそうですね。当時は当たり前のように言われていたのに、今は逆に「積極的に水分を取らないと!」とか、当時やらされていた身としては、「おーい、真逆じゃん」とツッコミたくなります。 だからこそ 偉い人が言ってるからといって盲目的に信じるのではなく、もしかしたら覆るかも、とちょっと疑った気持ちを持つことも大事なのではないか と考えています。でもそうすると今度は何を信じていいのかわからなくなってしまって。結局退院した後にどのように健康状態をキープしたらいいのかわかりませんでした。 そこで、 栄養学のプロ=栄養士さん に話を聞こう! という結論に至ったのでした。 ■栄養士さんと話したくてストーカー状態 最初は「栄養士さんと今後の食生活について相談したい」と言えば、簡単にできるものだと思っていました。しかし病院の栄養士さんは、入院患者の栄養管理、食べられない人用の食事を考える、などたくさんの仕事がありとても忙しいようでした。 すぐに時間を取ることができないと聞いて諦めようかとも思ったのですが、退院後栄養士さんと話す機会もないだろうし、疑問は解決しておきたいと思い、主治医のK先生に相談しました。 あまり栄養士さんと話したいと言い出す患者はいないようでしたが、ちゃんと話したら理解してもらうことができ、栄養士さんに相談する機会を得ることができました。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月20日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 叔母の死後、親戚と疎遠になっていった叔父。その数年後、鼻腔ガンになった私は、叔父に連絡をしなきゃと思ったのでした。 ■おじちゃんにガンのことを話すと… 筆者より:あくまで20年以上前に経験した話に基づいた感想・体験談をつづっており、さまざまな治療法を推奨・否定する意図はありません。その考えや選択に至った経緯を客観的に読んでいただければと思います。どんな治療を選ぶかは結局本人の意思によるものだと考えています。 選択した治療を行って生まれた後悔は、なかなかなくなってはくれません。 私の元にも、多くのガン患者を看取った家族の方から「後悔している」という声が届きます。 でもみんな その時の精一杯だった と思うんです。 実際にやらないとわからないことも、治療中多かったと思います。 「ガン」という病気は調べても理解が追いつく前に手探りで治療をスタートしないといけない ですし。 だから非難するよりも優しい言葉をかけてあげたいと思います。 ■「じゅんちゃんのため」という言葉が呪いのように… ガン治療だけではなく、「誰かのため」って思いを詰めすぎるとそれしか見えなくなってしまって、がんじがらめになってしまう感じがするなぁと思いました。 「誰かのため」に行動を起こすことは尊いことなのに。 なんでかなぁって思います。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月19日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 仕事に戻る前日、叔母と「また会おう」と約束する私。しかし、これが叔母に会う最後となってしまうのでした。 ■おじちゃんが抱えた後悔 おじちゃんの後悔 が吐露されていきます。 ■ガンになった私は、伝えなきゃいけないと思い… 筆者より:あくまで20年以上前に経験した話に基づいた感想・体験談をつづっており、さまざまな治療法を推奨・否定する意図はありません。その考えや選択に至った経緯を客観的に読んでいただければと思います。どんな治療を選ぶかは結局本人の意思によるものだと考えています。 一年、一年、年を重ねるにつれ、少しずつ誰からも呼ばれなくなってしまったおじちゃん。私も夫と結婚して転勤族になったことで、会うことが難しくなってしまいました。 それでも、ずっと心の中に引っかかっているような。 忘れちゃいけない存在でした。 かと言って、じゅんちゃんの代わりには誰にもなれないし、どうしたらいいのかわかりませんでした。 実は今もよくわかりません。でも大事なことは伝えておくべきだなと思っていて。特に 私がガンになったことは伝えるべきだと思いました 。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月18日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 叔母のことを思い手伝いに来ている親戚や友人に、きつい物言いをしてしまう叔父。一生懸命なのもわかっているから周りは何も言えず…。 ■会えるのは最後かもしれない… もしかしたら、じゅんちゃんと会えるのは最後になるかもしれない…。 そう思いながら向かったじゅんちゃんの家。 「また会おうな」 「じゅんちゃんもがんばるから、やよいもがんばってな」 そんな会話を交わしたのでした。 ■次も会えると言い聞かせ仕事に励む 次に戻ったときも会えるはず! と自分に言い聞かせて仕事に励んでいました。 しかし、仕事に戻ってから約3ヶ月後、母から、 じゅんちゃんが亡くなったと電話が… 。 母の嗚咽が、じゅんちゃんが本当に亡くなったんだと証明しているように聞こえました。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月17日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 自宅療養が始まり、叔父は少しずつ余裕がなくなり周囲に対し言葉がきつくなることも。一方、叔母は人の目が気になるようになって…。 ■自宅療養に不安を感じていく私 じゅんちゃんにとって電車移動は、精神的にも肉体的にも大きな負荷があったようで、次回からはタクシーに乗って行くことに。 自宅療養の日数を重ねるにつれて、いろんな問題が出てくるんだな と思っていました。 ■叔父に対するみんなの不満が募ってくる… おじちゃんの評価がどんどん悪い方向に傾いてきている雰囲気は感じていたものの、何もできませんでした。 表立ってみんな(親戚やじゅんちゃんの知人友人一同)は文句を言うわけでもなく、不満を心にためている状態だったと思います。 おじちゃんが一生懸命やっているのもわかっているから、今じゅんちゃんが大変な時だからこそ言えませんでした。 でもこの時のおじちゃんには何を言っても理解してもらえない気もしていました。おじちゃんはこの頃余裕がなく「自宅療養を応援してくれるっていうのは、みんなもじゅんちゃんのことを100%考えて動いてくれる。そういうことやろ」と考えている気がしました。 間違いではないんですけど、 全力でもたれかけられたら、支えきれない 。 うまく説明できないけど、そういう状況だったと思います。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月16日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 叔母のもとへ友人たちがお見舞いに。友人たちの叔母への想いが「死の恐怖」を増幅させてしまったようにも見え…。また、周りの善意が時にガン患者の負担になることもある…と感じるのでした。 ■孤立していく叔母夫婦 体力的にもしんどくて、1日1日を過ごすことが精一杯の時、どうしてもきつい言い方をしてしまう時ってあると思うんです。それは仕方がないのかもしれません。 でも毎回イライラをぶつけられる立場だったら。それを見るしかできない立場だったら。 悲しい状況ですが、だれも悪くないと思うんです。 ■人の目が怖くなってしまった叔母 少し悲しい状況がおじちゃんにも、じゅんちゃんにも続きます。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月15日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 叔母のお世話をしていると、元気だった頃の記憶がよみがえり悲しくなってしまうことも。でも、叔母の前では悲しい顔をしたくないと思うのでした。 ■じゅんちゃんの本音が… お見舞いが悪いと言っているのではなく、 お見舞いさえも患者が不安定にならないように配慮が必要かもしれないなと感じた話です 。 「死にたくない」と泣くじゅんちゃんになんて声をかけていいかわからず…。慰めることもうまくできませんでした。 ■善意が家族の負担になる場合も あくまで個人の意見なので、私の考え方が正しいと言っているわけではありません。 みんな心配して言ってくれているのはとてもわかるんですけど、病気の説明をしたり、調べたり、うちは父と叔母をガンでなくしましたが、父と母は仕事も一緒で一日中説明しないといけなくなり、精神的にもまいっていました。 ガン患者を支える家族は日々大変です。そういう方々が、 少しでも思い悩んだり、不安を抱えたりすることが減るように願っています 。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月14日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 退院した叔母のもとに行くと、叔父がスケジュールや食事、民間療法など、叔母のために考えていて…。 ■おじちゃんが工夫して作っていた食事 仲の良いおじとおばだったので、傍若無人に甘えていたのも良い思い出です。 自宅療養が始まってから自分の好きなものが食べられなくなったじゅんちゃんのストレス。ガンと戦うために食生活を変えるのは、毎日ずーっと続くことなので、1日だけをみたら簡単なことなのかもしれませんが、毎日継続していかなければならない縛りが、つらいんだろうと感じました。 それでも気分を変えて、食材を変えて、おじちゃんも料理を工夫したり、たまには縛りを緩くしたりして、がんばっていました 。 ■元気だった頃を思い出して悲しくなってしまう いわゆる、下のお世話もさせてもらいました。イラストは洗面器にビニール袋を入れたもので、ベッド脇に持っていって、汚物を入れて、あとで捨てるためです。念のため、説明でした。 じゅんちゃんと一緒にいると当たり前ですが、 昔の思い出が次々と浮かんできて、その都度、喉の奥が詰まるような感覚がしました 。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月13日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ ステージ4の大腸がんが発覚した叔母。手術はせず抗がん剤治療のみをする病院の方針を受け、叔母夫婦は考えに考えた結果、「ガンと闘う道」を選ぶのでした。 ■退院したじゅんちゃんの家に行くと… 誰かのために何かできるってこと自体幸せなことなんだと思います。 じゅんちゃんが退院して数日後、私は「じゅんちゃんを助けたい!」という強い思いで叔母夫婦の家を訪ねました。 ■すべてはじゅんちゃんのため おじちゃんは仕事や家事をしながらも、一日の予定表を作り、食事も有機野菜やガンに良いと言われている食材などを使い、民間療法にもじゅんちゃんを連れて行くことに。 すべてはじゅんちゃんのことを思ってのことでした。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月12日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 20年ほど前のこと。大好きな叔母がガンで入院したと聞きお見舞いに行くと、叔母の姿が大きく変わっていて…。 ■じゅんちゃん夫婦が出した結論は… ※今から20年ほど前の出来事です。ガン治療やホスピスについての一般的な考え方、対応も現在とは違います 筆者より:あくまで20年以上前に経験した話に基づいた感想・体験談をつづっており、さまざまな治療法を推奨・否定する意図はありません。その考えや選択に至った経緯を客観的に読んでいただければと思います。どんな治療を選ぶかは結局本人の意思によるものだと考えています。 もちろん本やネットの知識だけではなく、友人知人、医師からも話を聞いて2人が考えて下した結論でした。 当時私にはガンの知識がなかったので、説明を全部理解できてなかったと思います。でも2人が大きな決断をして、それがガンをなんとかするためだということがわかりました。 いきなりパートナーが病院に行ってステージ4で手術できない状態と言われた時、どうするべきか? どうすることがベストな選択なのか? 家族はどうする? 仕事は? 治療法は? ガン治療は後戻りができない選択の連続 です。 ■じゅんちゃんのために何かしたい 私もじゅんちゃんのために何かしたい と思いました。 どうしても仕事で3週間後には戻らないといけなかったので、実家に帰れた時くらいは何かやりたいと思いました。 今から20年ほど前の出来事です。ガン治療やホスピスについての一般的な考え方、対応も現在とは違います。漫画なので、細部まで細かくすべてを描くことはできません。どうしても伝えたいことだけを描いています。ちなみにじゅんちゃん夫婦には子どもはいません。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月11日※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。 ■前回のあらすじ 退院を前に栄養士さんと面談することに。再びガンで悩まないためにも、正しい知識を得たかったからです。そう考えたのは、実は大腸がんで亡くなった叔母の存在があったからで…。 ■私の知っているじゅんちゃんが… 叔母のじゅんちゃんは、母の妹です。私は身内を2人、ガンでなくしています。でも最初にガンになったのは、叔母の中で一番若かったじゅんちゃんでした。 何とか仕事の調整をしてお見舞いに行った時には、 じゅんちゃんの姿が大きく変わっていて、ものすごくショックでした 。でも当人は相変わらず、周りの人に笑顔で「ありがとう」って言って笑っていて、その姿もものすごく印象的でした。 知らず知らずのうちに、自分が入院した時はじゅんちゃんをお手本にしていたのかもしれません。 お見舞いにじゅんちゃんを励ましに来たはずのに、何もできない自分が悲しかったです。 ■不調を感じていた叔母、病院へ行くと… 漫画にするにあたりいろいろ細かいことは省きましたが、おおよそこのようなことがありました。 20年ほど前の話になりますので、治療法、それぞれ個人の考え方など今とは大きくかけ離れたところがあると思います。今は陽子線治療なども出てきたり、ホスピスも充実して、当時よりもっとガン治療について前向きに考えられるようになったと感じます。 だからこそ、怖いから病院へ行きたくないと言うのではなく、 「怖いからこそ早く病院へ行きましょう!」 と伝えたいです。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月10日■前回のあらすじ 非常ベルに邪魔されながらも無事、止血用の包帯を取ってもらうことができました。いよいよ退院が現実となるのです…! ■退院後、予防のためにできることは? 筆者より:あくまで20年以上前に経験した話に基づいた感想・体験談をつづっており、さまざまな治療法を推奨・否定する意図はありません。その考えや選択に至った経緯を客観的に読んでいただければと思います。どんな治療を選ぶかは結局本人の意思によるものだと考えています。 いよいよ退院が迫ってきて、 食について考えるようになりました 。せっかく治療をして、いつもの生活に戻ったとしても、 健康に気をつけずにいたら、またガンになってしまうのではという恐怖感があったためです 。 睡眠、運動、食事。 この3つはとても大事だと思うのですが、なかなかすべてを理想通りにこなす事は難しい。だからこそしっかり今のうちに勉強しとこうと思ったのです。 たくさんの本も読みました。インターネットやテレビも見ました。たくさん情報があふれていて、どれを信用していいのか全くわからなくなってしまったのです。どれも嘘ではないと思うんですけどね。 結局のところ 自分で勉強して、選び取るしかないのだと思いました 。だからこそ、自分が仕入れた情報の是非をプロの方に伺ってみたいということで、栄養士さんとの面談を希望しました。 ガンになったことがある人は一度は悩む問題だと思います。でも他のガン患者がどのようなことを考えて、退院するかなんてお互い話さないので、少しでも共有できれば良いかと思い、今回漫画にしてみました。 ■私の一部を形成する大好きな叔母の存在 いきなり出てきた「叔母のじゅんちゃん」の話ですが、ガン患者の食生活を描く上で、私の中では外せない思い出です。 叔母のガン治療は、自分の根底にずっとあって、私を形成する一部になったと思います。 今回描きながら、思い出して泣いてしまいました。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年11月09日■前回のあらすじ ほかのがん患者さんと話すことでストレス発散した私。ある日、先生から突然、止血している包帯を取ろうと言われ…。 ■麻酔をして包帯を取る、まさにそのとき…! まさかの非常ベル! まさに非情! なんで今!? 前後でもなく、まさに鼻に鉗子を入れた瞬間ベルが鳴り響きました…。これぞ、現実は小説より奇なり! 入院中の終盤の記憶は、ほぼこのことしか覚えていません。いろんなことが吹っ飛ぶ出来事でした…。 ■誤報と言う先生、処置は続行!? 普段だったら、私も簡単に「誤報の可能性がたかいのか~」と思っていたと思うんですけど、状況が状況なだけに「継続!?」となりました。 私の鼻はどうなってしまうのか? 燃えてるとしたら、処置は完了できるのか!? ■非常ベルが鳴る中、包帯取り終了! 非常ベルが鳴り響く中、なんとか無事に処置が終了しました。 今思えば結構非常ベルの誤報が多かったのかと思いますが(古いビルとかだとたまにありますよね)、当時は「えー! 避難しなくていいの?」と思いながら処置を受けました。 結果的にはなんてことなかったんですけど、変に緊張して疲れてしまったのでした。 ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 ※「もうすぐ退院編」を執筆中のため不定期更新となります。
2021年07月16日■前回のあらすじ おばあちゃんのうめき声にイライラしてしまった私。しかし、声を掛けられお話しすると、かわいい女性で…。 ■患者さんたちと話すことで発散! やはり大部屋で同じ部屋になった患者さんたちの存在は、私にとってはとても大きかったです。 私と同じ鼻腔がんの患者さんだけではなく口腔がん、咽頭がん、甲状腺がんの患者さん…。年齢もさまざまで、いろんなことを考えさせられる機会でもありました。 そしてお互い病気について話すことで、がんの大変さを共有できたことは大きな支えとなりました。励ましあえる存在って本当にありがたかったです。 入院中の人間関係は一期一会かもしれませんが、一生忘れられない出会いでした。 ■最後の試練!? 包帯を取ることに…! いよいよ最後の試練! 手術の後、止血のためにぎゅうぎゅうに詰められた包帯を取ることに! 手順としては、 麻酔が効くまで待つ→包帯を取る→終わり というシンプルな感じなんですが、なんせ包帯が入っているのが鼻の奥なので、めちゃくちゃ怖かったです。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月15日■前回のあらすじ 夜中、「痛い」といううめき声で眠れなくなった私。なんと声の主は、同室に入ったばかりのおばあちゃんで…。 ■うめき声のおばあちゃんにイライラ… その夜は結局全然寝れなくて、イライラしてしまいました。 おばあちゃんは入院するときも家族にあれやこれやとお世話を焼かれて大事にされている様子だったので、もしや甘やかされているのでは…? だから手術後も他の人の迷惑を顧みず、大きな声を出していたのでは? とプンプンしていました。 でも、おばあちゃんが怒られてるのを見るとやはりかわいそうになっちゃいました。手術受けた次の日ですしね…。 ■おばあちゃんに突然声を掛けられて… おばあちゃんは家族に怒られたせいか、 直接謝ってくれました 。その姿がすごく素直で、自分より年上の女性に対してですが「かわいいなぁ」と思ってしまいました。と同時に、こういうかわいい人やからこそ、家族に大事にされてるんだろうなぁと。 怖いことをぽんと口に出せること、ちゃんと謝れること、自分の悪かったことを認められること、おばあちゃんは私が思ったよりしっかりした大人の女性なのかもしれません 。 おばあちゃんの話を聞いていると、お嫁さんともお互い好き勝手言えるような、遠慮がない関係だったようです。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月14日■前回のあらすじ 自分の顔が変わってしまったら…と怖くなってしまった私。痛みに耐えるなか、そんな不安を抱え鬱々としてしまい…。 ■同室に入院してきた患者さんが… 家族にとっても大切にされているおばあちゃんがやってきました。手を引いてもらって、荷物を持ってもらって。ご家族みんな優しそうだなぁと思いました。 すれ違ったので、会釈だけしたのですが…。入院したと思ったら、すぐ手術を受けたみたいでした。 その夜、寝ていたらうめき声が聞こえてきて…。 ■かなり大きくなってきたうめき声に眠れず… 夜の病院って、なんとなく怖いです。どうしても喉が渇いて眠れないとき、1人で売店の自販機まで行ってきたんですが、なんか怖い! どうしても病院なんで、寝ているときでも大きな音が出ることもあります。皆さん大変な病状を抱えているから仕方ないですよね。 吸引の音が大きくても、せき込む声が続いても「大変だなぁ」と思うことはあっても、腹立たしく思うことはありませんでした。 「お互いさまだから…」と思っていたのですが、このおばあちゃんに対しては「痛いのはわかるけど、そんなに口に出すことないやん!」と思ってしまいました…。自分がイライラしてたから、余計かもしれません。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月13日■前回のあらすじ 麻酔が切れ、ひどい痛みに襲われた私。その後ガーゼを取ってもらったので自分の顔を見ると、鼻が黒っぽくなっていて…。 ■どんな顔になっても子どもたちに母親は必要! 「顔に大きな傷が残ってしまうかも」という覚悟をして手術に臨んだはずなのに、手術後に顔が黒ずんでいたのを見て、とても不安になってしまっていました。 傷があることで、社会的に必要ではないとみなされるのではないか…、という恐怖心が私の心の中にあったのだと思います。 でも、 もし大きな傷が残ったとしても、子どもたちや家族にしてあげられることはまだまだある 。 もし私が死んでしまったら、子どもたちは単純にもっと困るよね。と考えることで、 「生きる」ことへのモチベーションを上げました 。 私を必要としてくれる人がいるうちは、どんな自分になったとしても生きる価値がある 、個人的な意見ですが、私はそう考えました。 ■考えても仕方ない、わかっていても… 頭ではわかっているんだけど、気持ちがついていかない。怖いもんは怖い…! 鼻の表面が黒くなるだけだったらお化粧で何とかなるじゃん! と前向きに考えようとしたのですが…。インターネットで調べたりして、怖い画像を見すぎたせいかもしれないです。 あとは手術の後って、前回の入院のときと違って放射線治療も何もないので、痛みに耐えながら日常生活が送れるようになるまで待つ。ひたすら待つ…っていう感じなので、なんだか鬱々としてしまって。気持ちが沈んでいってしまいました…。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月12日■前回のあらすじ 先生による処置が終了。そして目覚めると、夫は私がいつも通りであることにホッとするのでした。 ■麻酔が切れて痛い! 痛み止めを飲んでも収まらず… 手術後予想していたよりも痛くて、結構つらかったです。 手術終わったし、これで帰れるだろうと思っていたのですが…。 ■ガーゼを取ってもらって自分の顔をよく見ると… 術後の痛みと抗がん剤の気持ち悪さって種類が違うんだ! と身を持って経験しました。 痛いことにすごくイライラして、しんどかったです。ずーっと痛みにイライラするのかなぁ? 夫視点の記事でも描きましたが、私は手術後、鼻が赤黒い感じになって、その後黒っぽく変色しました。 呼吸が苦しかったので自分の顔を眺める暇もなかったし、しばらくはガーゼをしてたので気づかなかったのですが、ガーゼを取ってもらって鏡を見たら、 「げ! 結構黒いやん!?」 と…。 次回そのあたりの心境とか、恐怖感とか描いていく予定です。ちょっと暗いお話になりそうですが、お付き合い下さい。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月11日■前回のあらすじ 先生が病室で処置してくれるも、悲鳴が起こる事態に。夫や父は外に出されてしまったのでした。 ■ひたすら待ってくれた義父と夫 前回に続き、夫の視点でお届けします。 お義父さんと夫は待ってくれていました。 そして処置が終わり病室に入れてもらうと、私が出血した箇所はすべてきれいに拭き取られ、綺麗になっていたそうです。 ■目覚めたら、いつも通りの妻で… 手術が終わったら苦しそうにナースコール連打するし、血をいっぱい出すし、夫もお義父さんもだいぶ心配してくれたそうです。 そりゃそうだな…。 先生に処置してもらって、病室もきれいになって、ようやく安心してもらえたようです。 私は麻酔がまだ効いていたからだと思うのですが、痛くありませんでした。 血を出した記憶はなく、「苦しいのなくなった!」ということしか覚えていません。 夫視点は今回でおしまいになります。次回からは通常スタイルに戻りますので、よろしくお願いします。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月10日■前回のあらすじ 夫は手術後の私の苦しそうな様子を見て、「無事に手術が終わったはずなのに、なぜ大暴れするのか?」とかなり心配したようで…。 ■やっと先生が来てくれたけど… 前回に続き、夫の視点でお届けします。 自分では、「先生が来て処置してもらい、安心して眠れるようになった」という記憶しかありませんでしたが、かなり出血していたみたいです。 ■出血がひどく、夫も病室から出されてしまう…! まったく覚えていないのですが、病室を阿鼻叫喚させてたらしいです…。 普段、病室で診察や処置が行われる場合は、「あらかじめカーテンを閉めて、お見舞いのお客さんには病室から出てもらう」というのがデフォルトのようですが、今回緊急事態だったので、こんな状況になったのだと思います…。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月09日■前回のあらすじ 先生が来てくれて、ピンチから脱することができた私。その様子を見ていた夫の話では、私が思うよりもっと大変な状態だったようでした。 ■起きたと思ったらナースコールを連打する妻に… 前回に続き、夫の視点でお届けします。 手術は無事に終わったと聞いて、安心していたお義父さんと夫君。 まさかのナースコール連打にオロオロするしかなかったそうです。 私としては、夫に言ってもどうしようもないし、術後の処置をするのは医師じゃないと無理だろうと思ったんで、完全無視でした。 苦しくて話す余裕がなかったのです。 ■言うことを全然聞いてくれない妻 「無事に手術が終わったと聞いたのに、大暴れするのはなぜ?」と心配していたそうです。 私としては午後の手術だったので、先生が自宅に帰ってしまったら私このまま一晩、苦しいの我慢しないといけないんじゃないかと思って、めちゃくちゃ焦っておりました。 おそらく、私が目覚めてナースコールを連打していた時、先生は着替えたりしていたようです。 苦しかったので覚えていませんが、周りの人たちも「麻酔が効いているはずなのになぜ?」という反応をしていたようでした。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月08日■前回のあらすじ 夫に「先生が来るからね」と諭されて、やっとナースコールから指を離せた私。そして、やっと先生が! ■先生が来てくれた! あくまで私の主観です。 あの時まだ麻酔が切れてすぐで、意識も朦朧とした状態で感じたことを漫画にしました。 実際に行われていたことと私が感じたことに乖離があります。 ■夫から見た私のピンチ事件 ここからは夫からの視点を描きます。 どうやら私が思っていたよりも大変だったみたいです。 「人の言うこと一個も聞かなかった」と、夫は言っていました…。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月07日■前回のあらすじ 目覚めると、手術が無事に終わった様子。私はヘルプを呼びたいのですが、声を出そうとしても出なくて…。 ■苦しい! しかし声が出なくて説明できず… ■夫に「先生来るから」と言われるもパニックで… 今回のお話ですが、あくまで私の主観です。 あの時まだ麻酔が切れてすぐで、意識も朦朧とした状態で感じたことを漫画にしました。 実際に行われていたことと私が感じたことに乖離があります。 この後、すべてを冷静に見ていた夫視点での話を描きます。 お世話になった病院の方は先生も看護師さんもきちんと対応してくれたと感じているので、病院への批判などは控えていただけると嬉しいです。 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月06日■前回のあらすじ 家族の想いを感じながら手術室に向かった私。手術室に入り麻酔をしてもらうと、私はすぐに意識がなくなるのでした…。 ■手術終わった? で、でも苦しい…! 麻酔が切れてすぐ苦しかったせいか先生の話し声が聞こえました。 手術がうまくいったようで、「予定した時間よりも早く順調に行ったね」と言う話が聞こえてきました。 でも動けないんですけどね…。 ■ピンチ到来!? 起きてすぐナースコールをする私 手術は無事に終わったはずなのに、最大のピンチ!? 次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月05日