2022年11月11日 21:00
ホルモンバランスを食事で整えよう! 月経周期に合わせた“レスキューレシピ”
また、腸内環境を整える食物繊維や発酵食品が不足気味の人も多いです」
一方、体の基礎となるタンパク質の摂取を意識する人は増えたけど、肉食派が多いのは気になる点。
「高タンパク高脂肪の肉は消化吸収に腸が疲れ、腸内環境悪化の原因に。魚には炎症を抑えてくれるEPAやDHAが含まれるので、月経痛の軽減に役立ちますし、植物性のタンパク質なら腸が喜ぶ食物繊維も摂れます」
そこで今回、月経周期ごとの体調に合わせた、レスキューレシピを考案してもらうことに。さらに、下記にまとめた積極的に摂取したい栄養素も、自分の状態に合わせて取り入れたい。
「イライラしたり、甘いものが欲しくなった時はガマンは禁物。ただ、腸内環境を乱しやすい砂糖を使ったものより、腸にいい甘酒や、かぼちゃなどの甘い野菜で満足感を得るといいですね。また、月経前に濃い味を求める人も増えますが、塩分はむくみの原因。出汁を増やして味の深みを増すなど工夫をして、症状の悪化を防ぎましょう」
忙しい人も、ホルモンバランスを整えるため、朝食だけは自炊に挑戦を。
「昼は外食、夜は疲れて自炊する力も残っていない、なんて声を聞きます。朝しっかり食べれば、咀嚼することで脳や腸が目覚めてパワーチャージされ、一日のリズムが生まれます。