2022年11月18日 20:00
老化が進むメカニズムを徹底解説! アンチエイジング研究最前線
何歳になっても若々しくいたい。人類が昔から抱いてきた究極の願いは、近く実現するかもしれない。ここ何年かで急速に進んでいるエイジングの原因とその予防策の研究について、レポートします。2022年秋「カラダにいいもの大賞」から、“カラダにいいもの いいこと”をお届け!
今一番アツい分野、抗老化研究に迫る!
老化研究の第一人者である医師・医学博士の根来秀行さんによると、今、アンチエイジングの研究が急速に進んでいるという。
「研究が進んだきっかけのひとつは、1998年に見つかった“age‐1(エイジワン)”という線虫が持つ遺伝子です。age‐1が働かないようにすると、線虫の寿命が1.5倍も延びることが発見されたのです。そこから、老化と遺伝子の研究が盛んになりました」
最新の研究が明らかにした老化の原因は様々だが、元凶は細胞のダメージにある、と根来さん。
「シワやたるみ、関節炎といった病気など、様々な老化の原因を突き詰めると、細胞の損傷に行き着きます。
そして、細胞の損傷を防ぐ、すなわち老化を防ぐ手立ても色々と分かってきました。実践すれば、何歳になっても健康で若々しくいられる可能性が広がります。