卜部弘嵩&高橋ユウ夫妻「勇気を振り絞って言ったほうがお互い気が楽になる」
――高橋さんは伝え方で、何か心がけていることはありますか?
高橋:心に余裕がある時に伝えること、ですかね。生理の時は心に余裕がなくて言い方がきつくなったりもしますし、あまり主観的になりすぎてもうまく説明ができなかったりする。だから生理以外の時に「生理中の女の人はね…」みたいな感じで、第三者目線で伝えることを意識していますね。出産前も「産後はホルモンバランスが崩れてイライラしちゃうかもしれない」って事前に伝えていました。
卜部:たしかにそうだったね。僕も言われて初めて、「あ、そういうものなんだな」ってわかったし。
高橋:だからひろくんはそっとしておいてくれたし、「なんで怒ってるの?」って聞かれることもなく、そこに私は救われてましたね。
――心身ともに辛かった時、卜部さんにかけられて嬉しかった言葉や行動はありますか?
高橋:「ありがとう」をちゃんと言葉にしてくれることが嬉しかったです。
食器を片付けたり、洗濯物を畳むだけでも、「ありがとう」って言ってくれるから、それだけで心が軽くなるというか。何も言われないままだと、「なんで私ばっかり!?」って思っていたかもしれない。あとは、子供がいるとなかなかゆっくりお風呂に入れないことも多いですけど、「ゆっくり入ってきな」