あなたの腸に足りないのはどんな菌? 元気で若々しい人の腸に多い“5大長寿菌”とは
また、アッカーマンシア・ムシニフィラで、アンチエイジングも実現できるのではという期待が高まっているそう。そのカギとなるのがNADという補酵素。NADは傷ついたDNAを修復し、老化を抑制する遺伝子を活性化する働きを持つ。アッカーマンシア・ムシニフィラは、このNADの素になるニコチンアミドを作り出すという。アッカーマンシア・ムシニフィラが少ないと、肥満や糖尿病になりやすい。
フェカリバクテリウム・プラウスニッツィ
【特徴】代謝アップ、冷え改善、肌荒れ予防、便秘改善
健康な人の大腸に多く棲んでいて、全腸内細菌の約5%を占めるといわれる。特に、健康で痩せ型の人に多いとか。近年では、様々な病気や肌老化の原因に、わずかな程度で長続きし、ジワジワ全身に広がる慢性炎症が隠れているという説が有力。
フェカリバクテリウム・プラウスニッツィは、そんな炎症を抑える酪酸を生み出すため、“抗炎症菌”という別名も持つ。また、代謝を高める作用がある点も、健康に嬉しいポイント。年齢とともに代謝が衰えると、様々な不調が現れる。特に肌荒れや冷え症、低血圧、便秘、低体温、疲れやすさなどを感じている人は、この菌が少ないのかもしれない。