あなたの腸に足りないのはどんな菌? 元気で若々しい人の腸に多い“5大長寿菌”とは
乳酸菌
【特徴】ドライアイ予防、虫歯予防、骨粗鬆症予防、美肌効果
ヨーグルトや漬物などに入っていて、なじみの深い腸内細菌。乳酸菌に健康寿命効果がある、という説は100年以上前から唱えられていて、最近では、マウスに乳酸菌を与えたら実際に寿命が延びたという研究結果も発表されている。乳酸菌の一種であるプラズマ乳酸菌にはアンチエイジング効果があること、同じく乳酸菌の一種であるロイテリ菌が天然の抗生物質を作り出し、病気の原因菌にだけ抗菌力を発揮することが分かっている。乳酸菌はほかにも肌や目の保湿に関わっていて、ドライアイの人、乾燥肌の人は乳酸菌不足かも。虫歯が多い、骨粗鬆症の気がある人も、乳酸菌不足に注意。
ビフィズス菌
【特徴】便通改善、アンチエイジング、筋肉量アップ、認知症予防
日本人の腸にいる善玉菌の大半を占める菌で、糖を分解して乳酸や酢酸を作り、悪玉菌が増えるのを抑える、大腸の働きを活発にして便通をよくする、免疫を改善するなどの働きを持つ。ほかにも、腸の老化を防ぐ、高齢者の認知機能を改善する、という作用も。また近頃は、ビフィズス菌の一種であるラクティス菌の作る、ポリアミンが脚光を浴びている。