「糖尿病とは無縁」と思っている人も注意! 妊娠糖尿病のリスクとは
ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、「妊娠糖尿病ってどんな病気??」です。「糖尿病とは無縁」と思っている人でも発症する妊娠糖尿病。そのリスクを、門岡みずほ先生に聞きました。
将来糖尿病になるリスクや赤ちゃんへの影響も。
妊娠によって女性の体には様々な変化が表れる。その一つが血糖値で、「妊娠糖尿病」の原因になるという。
「妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常と定義されます。
妊娠初期と中期に行われる検査によってチェックされます。肥満や糖尿病の家族歴のある人、高齢の人など発症しやすい人の特徴はあります。ただ、妊娠中は胎盤からインスリンを効きにくくするホルモンが出るため、誰にでも妊娠糖尿病になる可能性はあるのです」
妊娠糖尿病になると、お腹の中で赤ちゃんが大きくなりすぎて、難産になるリスクが高まることも。では、妊娠糖尿病になったらどうすればいいのか。門岡先生は「基本的には食事療法がメインで、それだけだと血糖値のコントロールが難しければインスリンを投与」とのこと。
「糖質は赤ちゃんの栄養源なので、抜くのはNG。食べる順番に気を配るだけで血糖値の急激な上昇は抑えられます。