“おりもの”は女性の健康のサインに。異常な時の状態を知っておこう
Q. おりものは妊娠中も出る?
A. 「出ます。妊娠によって量が増えたり、酸っぱいニオイが強くなることも。妊娠初期と後期には、赤ちゃんに悪影響を及ぼす菌がいないか腟内のおりものを検査します。もし菌がいても、適切な治療によって対処できますのでご安心を」
産婦人科受診、知っておいて安心なコト
スカートで来院すると診断がスムーズに。
異常を感じたおりものなどの写真を見せると伝えやすい。
内診が苦手な人は、そう伝えよう。
診察を受ける際、ズボンでも問題ないが、着替えが必要になる。おりもの・経血の色や量の表現は人それぞれ。
「症状のわかるおりものシートやナプキンを撮った写真があると、診察の助けになります」。診察で心理的ハードルが高いのが内診台。「どうしても抵抗がある方は、そう伝えて。経腹エコー検査など、外側から行う検査により診断できるものもあります」
産婦人科医・高橋幸子先生埼玉医科大学勤務。全国の学校で性教育の講演を年間100回以上行うなど性に関する啓蒙活動を積極的に行う。著書に『おとめのカラダ大全 今さら聞けない避妊・妊娠・妊活・病気・SEXの超キホン』(KADOKAWA)などがある。