2016年6月22日 17:00
不妊リスクと向き合う! 「ブライダルチェック」って何をするの?
●将来の妊娠・出産に影響を及ぼす病気の有無をチェック
女性向けのメディアや友人同士の会話で「ブライダルチェック」という言葉を耳にしたことはありませんか? ブライダルチェックとは、一般的に、結婚を控えた女性が婦人科や産婦人科で、将来の妊娠・出産に影響を及ぼす病気がないかをチェックする健康診断のことを指します。今回は、その検査内容やメリットについて詳しくお伝えします。
○検査の項目は人それぞれ
ブライダルチェックに含まれる検査項目は、医療機関や受ける人の希望によって異なりますが、主に次のような検査が行われます。
内診
医師が外陰部や膣内を目で見て、炎症や感染症がないかを確認します。加えて、膣内に指を入れて、子宮や卵巣の状態を診察します。
超音波検査
膣の中に、超音波を出す「経膣プローブ」と呼ばれる棒のような装置を挿入して、子宮の内部や卵巣の様子をモニターで確認し、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などの病気がないかを調べます。
血液検査
血液を採取して赤血球の数やヘモグロビン濃度を調べ、貧血かどうかをチェックします。さらに血糖、腎機能、肝機能に異常がないかをチェックすることもあります。
貧血や糖尿病、腎臓病、肝臓病があると、妊娠中に母体や赤ちゃんにトラブルが起こる可能性が高くなるためです。