ビューティ情報『化粧品の使用期限はいつまで? 未開封なら期限過ぎでも使用可能??』

化粧品の使用期限はいつまで? 未開封なら期限過ぎでも使用可能??

2018年3月28日 10:58
 

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●化粧品の使用期限が記載されていない理由

化粧品の使用期限、気になったことはありますか?

読者の健康や美容にまつわる悩みを、さまざまな分野の専門医の力を借りて解消していく連載「教えて! ドクター!!」。今回のテーマは、化粧品の使用期限についてです。

世の女性の大半は毎日、化粧品のお世話になっていることでしょう。化粧水や洗顔料などは毎日使っても、中にはアイシャドウやシートパックなど、使用頻度が少ないアイテムもあるはずです。場合によっては何年間も未使用といったコスメもあるかもしれませんが、そもそも化粧品の使用期限はどれぐらいなのでしょうか。美容皮膚科医のやながわ厚子医師に話をうかがってきました。
○――Q. 化粧品の使用期限はどうなっていますか?

「お化粧品は、古いものより新しいものがよい」という感覚は、皆さんなんとなくお持ちだと思います。しかしながら、キャンペーンで買ったり、旅行で買いだめしたり、お友達にもらったりといった具合に、未使用のお化粧品が何かしらご自宅にストックされていることも多いのではないでしょうか。

それらの化粧品を見て、「これ、いつ手に入れたっけ?」と思い、使用期限を確認した経験を持つ女性も少なくないと思います。ただ、箱や化粧品の底をいろいろと見回しても、期限が記載されていないケースが大半だと思います。
○使用期限の記載が必要となる条件とは

記載が見当たらない理由として「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(略称: 医薬品医療機器等法、もっと略して薬機法)があげられます。実は同法には、化粧品などは「内容量」「原産国」「厚生労働大臣の指定する成分」「使用期限」を記載する必要があると書かれています。

ですが、「ただし、製造又は輸入後適切な保存条件のもとで三年を超えて性状及び品質が安定な化粧品を除く」との但し書きがあります。つまり、「製造から3年以上品質が安定している化粧品は、使用期限を記載しなくてよい」ということです。

でも、いつ製造・輸入されたかという記載がなければ、いつが3年の期限なのかわかりませんね。最近では、化粧品もいろいろな販売ルートがあり、今までのように直営店や代理店販売しているのとはまた違う経過を辿って、長い期間経ったものが手元に届くこともあるかもしれません。一方、箱と容器の両方に使用期限が記載されている化粧品もあります。記載は年と月単位まで記載することが決まっているので、「使用の期限 2018.4」などと記載されています。

先ほどの薬機法の観点からすると、「記載が必要=3年以上の品質が安定した化粧品ではない」ということになります。防腐剤を使用していなかったり、抗酸化作用のある成分などを含んでいた場合、その作用が減弱したりするといった理由から、効果のあるうちに使用できるように記載しているケースがあります。

●化粧品の使用期限は開封前と後で変わるの?
使用期限と聞いて、ふと「開封した後の期限はどうなっているの?」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。食品や飲料を例にとってみると、賞味期限が明記されていながらも「開封後はお早めにお召し上がりください」といった記載もされていますよね。化粧品も、開封前と開封後で使用期限が変わってくるものでしょうか。

答えは「YES」です。使用期限の記載がある化粧品に関しては、開封後の使用期限は添付文書などに記載されていることがあります。商品によって異なりますが、2~3カ月と記載されている例が多いようです。

使用期限は「最終的に使用できる期限」として記されているのであり、開封期限と同意ではありません。2018年4月が使用期限のものを4月に開封したら、それから2~3カ月は問題なく使用できるという意味ではないです。あくまで、化粧品が適正な効果を発揮できる期限が2018年4月までということなのです。

仮に使用期限を過ぎていても、未開封ならば使用しても大丈夫かと問われると、その答えは配合されている成分によって異なります。有効成分の有用性などを考慮して使用期限を記載しているアイテムは、使用することで期待される本来の効果が得られない可能性があるため、お勧めできません。また、使用期限の記載のないもので、3年以上経過している可能性のあるものについても、成分によっては変性し皮膚のダメージの原因となることも考えられます。
○化粧品の適切な保管方法とは

先ほど「開封後の使用期限は2~3カ月が目安となっていることが多い」とお伝えしましたが、この期間は「適切な使い方と保管」をしていた場合に限ってのお話です。押さえておきたいポイントをご紹介しますね。

保管場所ですが、冷暗所保管を推奨しています。一般的な定義として、冷暗所とは「室内で温度が低く一定に保たれ、直射日光が当たらない場所」とあります(冷蔵庫ではありません)。つまり、気温の変動が激しい場所や湿度が極端に高かったり低かったりする場所は、化粧品の保管には不向きということです。

次に使用方法ですが、ポイントは2点あります。1つ目は「使用時は清潔であること」です。手指などは十分にきれいに洗い、使用するスポンジやコットン、スパチュラなども清潔にしたものを使用します。容器から内容物を出す際は指を入れず、スパチュラなどで取ってから使用するようにしましょう。

2つ目は「容器は毎回しっかりと閉める」です。内容物が外気に触れると、品質が変性する恐れがあります。密閉式ポンプタイプのものや、チューブが一度押すと戻らないようになっているアルミラミネートチューブなどは、より安心感があると思います。

こういった適切な使用や保管を怠ると、化粧品の品質低下を招き、お肌のトラブルの原因になる可能性があります。注意するようにしましょう。

●化粧品サンプルの使用期限はどうなってるの?
ところで、化粧品は女性の「お泊まりセット」の必須アイテムでもあります。旅行やお泊まりデートなどの際に重宝するのが、デパートの化粧品サンプル。使い切りサイズで携帯に便利なこれらの試供品も、実は使用期限が記載されているものがあるのです。

ただ、試供品のパッケージはより簡素化されているため、正規の製品よりも密閉度が低いといった問題をはらんでいる可能性があります。使用する時期は早いに越したことはありません。刺激などが気になる場合は、腕の内側などに塗布してみて、赤みが出ないかなどの確認をしてからお顔に使用するのがよいでしょう。

また、海外旅行のお土産としてちょっとしたパックなどをもらうときもありますよね。そういったものは、成分が確認できない場合は使用を控えた方がよいかもしれません。

というのも、同じ化粧品ブランドでも、本国(海外)で売っているものと日本で輸入販売しているものでは、含有成分が異なるケースがあるからです。海外で購入できる化粧品には、日本の厚生労働省が認めていない成分が入っている可能性があることを覚えておきましょう。
○使用を控えるべき目安とは

これまでにお伝えしてきたとおり、使用期限が記載されていない化粧品は「製造から3年以上は品質が変わらない」ことが担保されています。ただし、いつ製造・輸入されたのかが不明ならば、どの時点で製造から3年が経過する(した)のかもわかりません。

使用期限が過ぎた化粧品の使用は、にきびやかぶれとったお肌のトラブルにもつながりかねません。そのようなリスクや不安を抱えたまま、毎日化粧品を使いたくないですよね。

そこで、以下に一部化粧品の使用を控えるべき判断基準を記しておきました。あくまで一つの目安としてご参考にしてくださればと思っております。
○アイシャドウなどのメイクアップ化粧品

ファンデーションなどを塗った上から使用することが多いので、その成分がブラシなどからアイシャドウなどのメイクアップ化粧品に混入していると思っておいたほうがいいでしょう。とくにアイシャドウは目元の敏感な皮膚に使用するため、十分な注意が必要です。

判断の目安は難しいですが、色が変色していたり、匂いがおかしかったりすれば控えたほうがよいでしょう。また、使用時にかゆみなどの違和感を覚えたら、やはり使わない方が無難です。
○マスカラ

マスカラなどは、スキンケア化粧品の成分や涙などの成分も混入しやすいです。他の化粧品と同じく、開封から3カ月くらいを目安に使い切るとよいかもしれません。メイクのお仕事をされる方は「1カ月で新しいものにする」とおっしゃっています。カスカスに乾燥してくると使いにくいということもあり、やはり早いうちに使った方が賢い選択と言えるでしょう。
○マニキュア

マニキュアは、揮発してきて粘性が増し、使いにくくなった時期が成分的に使用を控える目安になるでしょうね。

※写真と本文は関係ありません

○取材協力: やながわ厚子(ヤナガワ・アツコ)

美容皮膚科・美容外科・形成外科。En女医会所属。
美容皮膚科クリニック ヤナガワクリニックの院長を務める美容のエキスパート。
美容医療や化粧品やに詳しく新しい美肌治療や化粧品や食事やサプリメントもふくめてカラダの中からも美肌を目指す。二児の母でもある。

En女医会とは
150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加している会。さまざまな形でボランティア活動を行うことによって、女性の意識の向上と社会貢献の実現を目指している。会員が持つ医療知識や経験を活かして商品開発を行い、利益の一部を社会貢献に使用。また、健康や美容についてより良い情報を発信し、医療分野での啓発活動を積極的に行う。En女医会HPはこちら。

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