[特集]介護保険制度を基本から理解する 第6回 介護保険で住宅改修ができる! リフォームの対象となるものとは
以下に具体例をまとめましたので参考にしてください。
(1)手すりの取り付け
(2)段差の解消(※)
(3)滑りの防止および移動の円滑化などのための床または通路面の材料の変更(※)
(4)引き戸などへの扉の取り替え
(5)洋式便器などへの便器の取り替え
(6)その他、それらの住宅改修に付帯して必要となる住宅改修
※屋内における段差解消、床材の変更および手すりの取り付けなどの工事、玄ポーチの工事、玄関から道路までの(建物と一体ではない)屋外での工事も住宅改修などが対象
高齢になるとどのような配慮が必要となるかを知っておけば、住まいをリフォームしたり、リノベーションしたりするときに参考になります。今は手すりが必要でなくても、壁の下地に手すり用の補強を入れておくだけで、後々より簡単に手すりが取り付けられます。
また、高齢者への配慮は幼い子どもへの配慮にも通じるものがあります。核家族世帯の方も、こういった住宅改修における知識を知っておいて損はありませんよ。
なお、やむを得ない事情がある場合には、上述の(1)から(6)に係る工事が完成した後に住宅改修に関する申請をすることができます。○支給額と申請手順をチェック
住宅改修に係る支給限度基準額は20万円で、一般的には範囲内でかかった費用の1割が自己負担となります。