・火邪(かじゃ)
これらは主に気候の変化を指しています。この変化が急激すぎたり強すぎたりして、身体の適応能力を上回ってしまうと、さまざまな不調を起こしやすくなってしまいます。
日本の夏の特徴ともいえる高温多湿の環境は暑邪と湿邪が負担になりやすく、さらに、空調で身体を冷やしてしまうと寒邪の影響も受けやすくなります。
ひとつでも大変なものがふたつもみっつもあれば、身体にとってはとても大きな負担になりますよね。
――たしかに今年の夏は雨も多くて、とにかく暑かったですよね。
ここ数年の中でもかなり大変でしたよね。暑いと眠れなかったり、つい冷たい飲み物を飲みすぎてお腹を壊したり、生活習慣が乱れて身体本来の力をダウンさせてしまいます。
ゲリラ豪雨や台風も発生しやすい時期なので、梅雨の時期に体調を崩しやすい方や気圧の変化に敏感な方は特に注意が必要ですね。
不調の原因は気候以外にもある
――気候以外にも原因はありますか?
あります。特にここ数年の流れとして多いのが、リモートワークの増加と外出機会の減少による運動不足や不自由さからくるストレスが原因になっているケースですね。
――ストレスも原因になるのですね。