「近づいてあったかい、触って柔らかい」魅力的な体の作り方
また、同じ食べ物を食べ続けるとD2受容体が減少し幸福感を減らすのは、偏食をせずにさまざまな食品から栄養を摂るために長い年月をかけて人間の中に備わった、感覚特異性満腹感という脳の仕組みなのです。
このように本能に抗わずに生き、外の情報に流されず、徹底的に心から自分の体を信じ切ること。これが最も素晴らしい健康法であり、美を保つ方法です。
しかし、先述のように、食品業界は脳の仕組みを逆手にとり、生命維持に必要な栄養以上のものを食べるように仕向けてきます。
それを避けるためには、2つの提案があります。ひとつは、はじめから危険な食べ物には近寄らないこと。コンビニは、水を買う場所。スーパーは生鮮食品売り場だけを見て、あとは素通りすること。
そしてもうひとつ大事なのはテレビを見ないことです。いくらテレビで最新のダイエット情報を仕入れても、その間に流れる「やめられない止まらない」食品のコマーシャルを見ていたら、本末転倒です。新商品を食べたいと思った瞬間、やめられない止まらない罠に片足ハマったと同じなのです。
毎日狩りに出かけたり、農業に勤しむことなく、常に新鮮で欲しい食べ物が手に入る現状は、食品業界、流通業界、電化製品を作るさまざまな工業とインフラの発展の恩恵です。