でも、実際はその逆。
肌の表面は、レンガのように並ぶ角質細胞と、その細胞同士をくっつける糊のような働きをする細胞間脂質とで構成されています。その名の通り、細胞間脂質は油溶性なのでオイルがよくなじむのです。
イメージとしては、新聞紙の束をを水に浸して乾かしたら……張り付いてガビガビに固くなり、はがれなくなりますよね。
では、オイルに浸して乾かしたら?オイルなので乾いたり張り付いたりすることなく、1枚1枚なめらかにはがれます。角質細胞にも同じことが起こるのです。
オイルで水分を吸収する準備が整った肌は、驚くほどに化粧水をぐんぐんと浸透させてくれます。油の膜でフタをするのでなく、肌内部に入り込んで糊の部分を増やし、水分を蓄える力をアップさせるのがオイルの働きです。
オイルのこういった特性を押さえて、スキンケアをする際にイメージしてくださいね。
肌の変化としては、まずはキメが整ってきてふっくらとしてきます。そして次第に毛穴が引き締まり、肌全体の透明感がアップし、くすみが抜けてきます。気づけば不安定で敏感だった肌とも無縁に。
■オイル美容の注意点はただひとつ
ただし、オイル美容で気をつけたいことが1点!オイルは1〜2滴から使って、一度の使用量を増やしすぎないようにしてください。