女性に知ってほしい、骨盤底筋と経血コントロールの話【長谷川朋美】
こんにちは、美LIFEクリエイター長谷川朋美です。
「経血コントロール」という言葉を聞いたことがありますか?経血とは、生理のときに出る血液のことです。
その経血を、ただ紙ナプキンに垂れ流しにするのではなく、子宮から経血が降りてきたら、膣を締めておいてトイレで排泄することをいいます。
■経血コントロールのしくみ
最初は、そんなことできるの!?とびっくりされるかもしれませんが、尿や便はきちんとトイレで排泄できるのに、経血だけができないワケはないのです。ただ、日頃から、骨盤底筋群※を鍛え、膣を締めておく意識が必要です。
※骨盤底筋群とは、骨盤の一番下にある3層構造でハンモックのように内臓を支えている筋肉のこと。
女性は赤ちゃんを産める体であるため、恥骨と尾骨の間には骨はなく、大きな穴のようになっています。その穴から子宮が落ちないのは、骨盤底筋が支えているからです。
ですが近年、この骨盤底筋が弱っている女性が多く、子宮が膣から出てきてしまう病気“子宮脱”や、尿漏れなどが問題になっています。
これは主に年配女性や出産後に多い症状ですが、最近は出産経験のない若い女性の間でも増えていると聞きます。