ビューティ情報『「ステロイド塗り薬」の使い分けと塗り方。皮膚科医が解説します』

「ステロイド塗り薬」の使い分けと塗り方。皮膚科医が解説します

■どれくらいの量を、どう塗ればいい?

「強い薬なので薄く塗ってください」とどこかで聞いたこともあるかもしれません。

こう聞いて、不安になってしまう方もいらっしゃると思いますが、もっともだと思います。「強い薬なので薄く塗って」という言い方は、厳密に言うと正しくはないです。

では、一体どれくらい塗るのがいいの?わからない方も多いと思うので、簡単な目安をお伝えします。

人差し指を出して、指先から最初の関節までにステロイドの塗り薬を取り出してください。

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撮影:赤池智子

「1Finger-Tip Unit= 1FTU」と表されることもあります。人差し指先〜第一関節までに乗る量の軟膏を指し、だいたいこれが0.5グラムに相当し、両手のひら分 (体の表面積の2%)を塗ることができるというものです。

ローションの場合は、だいたい1円玉の大きさで1FTU、つまり両手のひら分塗ることができます。
これが基本の量となるので、今後はこれを目安に塗ってみてくださいね。

■「ステロイドを塗ったら肌が黒くなる?」への答え

最後に、よく聞かれる質問「ステロイドを塗ったら肌が黒くなる?」に対する、皮膚科医からの答えを書いておきます。

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