ぷよぷよお肉を燃焼。むくみがちな人に合う“漢方ダイエット”
五苓散、柴苓湯、防己黄耆湯などが、不必要な水分を外に出していく特徴を持ち合わせた漢方薬で、その方のより細かな体質に応じて最適なものをチョイスしていきます。
水分代謝をUPしていくと同時に、体を温めるという観点も同じく重要です。漢方では不足した「血」や「血」の巡りの悪さが冷えの原因につながることが多いので、その所見がみられる体質の方には血を補う処方を考慮します。
ーー確かに、先ほどの話と似ている気がします!
ですよね。そして当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、加味逍遙散(カミショウヨウサン)、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)などがそうした観点で選ばれる漢方薬となります。それぞれ性格が異なる漢方薬ですので、これも「水太り」以外に持ち合わせている体質に合わせて、相乗効果を出せる選び方をします。
漢方薬は医薬品であり強力です
ーー他に何か気をつけることはありますか?
ダイエットにもさまざまなサプリが出回っていますが、漢方薬はサプリとは違い「医薬品」です。実際の肥満治療にも用いられるものですから、効果はサプリより強力です。
臨床的な効果も研究されています。
実際に内臓肥満型の糖尿病患者さんを対象に、防己黄耆湯を投与した大阪医科大学の臨床研究があります。