からだは食べ方で変わる! いま注目の「食コンディショニング」とは?


STEP-1  “栄養” について知る
何を食べるかは、 “自分の” からだ次第
良いコンディションを保つためには、栄養素の多い食材を積極的にとりたい、という女性は多いことでしょう。でも実は “栄養” にはこんな事実が…。

「ほうれん草など、一般的に栄養素が多いといわれる食べ物を食べても、その栄養素がからだの中で有効利用されなければ、栄養にはなりません。消化、吸収、代謝という過程には個人差もありますし、栄養素が多い食べものを食べたとしても、栄養になるかどうかは、自分のからだ次第というわけです」(小島先生)

からだは食べ方で変わる! いま注目の「食コンディショニング」とは?

© Iuliia Metkalova-Fotolia.com


「からだにいい」といわれる食べものも同様で、食べる前に、その食べものが有効活用される “からだ” かどうかを知ることが先決。「体調がいまひとつだとしたら、今の食事はベストではない可能性が高いので、修正する必要がある」と先生はいいます。

STEP-2 食事を “修正” する
何をどれだけの前に、“いつ、どのよう” に食べるか
「食事に修正すべき点があるとわかったら、次は何から取り組むかの優先順位が重要になります。
何をどれだけの前に、いつ、どう食べるかがポイントです」(小島先生)

からだは食べ方で変わる! いま注目の「食コンディショニング」とは?
(1)食べ方:食べる時間、3食の配分を変える
(2)食べ物:何を食べるかを選ぶ
(3)栄養素:ピンポイントで補給する

上記の図でいう、“土台”から見ていくことが最も重要とのこと。その理由は、土台にある、食事リズム(時間・配分・速度)が整っていないと、からだの代謝が悪くなり、同じ食事をとってもエネルギー消費がされにくく、脂肪として蓄積されるからだそうです。

そして、ベストコンディションにするために、いつ、どのように食べるのが効果的なのか。次のように話してくれました。

STEP-3 “朝” が重要!
「からだのスイッチ」の入れ方
「食事リズムにおいて、最も重要となるのが朝食です。理由は、朝は体内のリズム時計をリセットする働きがあり、朝食を抜いてしまうとリズムを乱すことになるから。朝食をとらないと筋肉も削ることなり、結果、代謝も減っていく一方です」(小島先生)

なんと「朝食抜きは5倍太る」というデータも実際にあるとか!

「ベストコンディションを保つには、体温をあげ、代謝のよい状態をつくること。朝、からだのスイッチを入れ、朝食をきちんととり、食事リズムを整えることから始めます。
それから改めて食べる内容を整えていきましょう」(小島先生)

朝食に何を食べるかによっても、一日の消費エネルギーは変化します。朝、からだが必要としているのは主に糖質とたんぱく質で、体温があがる理想的な朝食は、穀類 + 肉、魚、卵、大豆といったたんぱく質食品をとることだとか。ちなみに、パンよりごはんの方が糖質をしっかりとれるので、ごはんと、たんぱく質を含む納豆の組み合わせは理想的だそうです。

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さらに、一番いいのは、今の自分のからだに合う食事をとること。

「自分自身がベストコンディションだと感じられるとき、そのときとっている食事は自分に合っているということです。常に、自分のからだに敏感になることが大事ですね」(小島先生)


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