ビューティ情報『性交渉の経験がある人は注意。“無症状の性感染症”が引き起こす「不妊症のリスク」』

性交渉の経験がある人は注意。“無症状の性感染症”が引き起こす「不妊症のリスク」

妊婦が感染していると死産や流産につながるリスクがあるほか、母子感染で子どもが先天梅毒になり、皮膚や骨の異常、難聴、視覚障害といった症状が出ることもあります。

■梅毒以外にも近年広がりを見せている性感染症とは?

梅毒以外にも、2023年5月には尖圭(せんけい)コンジローマとクラミジアという性感染症の感染者数が、ここ10年で最も多くなったことが国立感染症研究所のまとめでわかり、ニュースなどでも報じられていました。それぞれどのような性感染症なのか解説します。

◇「尖圭コンジローマ」

尖圭コンジローマは、性交渉や性交渉に似た行為で、皮膚や粘膜の微小な傷から侵入して感染します。まれに手指や病変部位に接触する物を経由し感染することもあります。

子宮頸がんの原因にもなるHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することで引き起こり、性器の周辺にイボができることもありますが、症状がなく気づかないこともあります。なお、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度はHPVに感染するとされています。尖圭コンジローマは、視診やHPV検査によって診察します。


◇「クラミジア」

クラミジアはオーラルセックスを含む性交渉が主な感染経路です。

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