ラストチャンス迫る……! 子宮頸がんワクチン「キャッチアップ制度」について知ろう
年間3,000人近くもの方が命を落としており、25歳~40歳の女性のがんによる死亡原因の第2位となっています。
■子宮頸がんはワクチンで80~90%予防できる
このように子宮頸がんは非常に深刻な病である一方、ワクチンで予防できる唯一のがんとも知られており、若年層のうちにワクチンを接種することで80~90%の予防ができるのだそうです。
現在子宮頸がんワクチンは、12~16 歳は厚生労働省による定期接種制度、17~27 歳はキャッチアップ接種制度により全額公費負担の対象となっています。
しかし、日本におけるワクチン接種率は先進国の中でも極めて低いのが現状。
オーストラリアやイギリスなどの諸外国では接種率80%を超えるところ、日本における17~27歳(キャッチアップ制度対象年齢)の接種率は50%以下。未接種者数は約320万人におよび、単純計算だと6,400人もの命が失われてしまう可能性があると言えるのだそうです。
子宮頸がんのリスクを低くするにはワクチンが有効ですが、そのキャッチアップ制度も2025年3月に終了予定。ワクチンは合計3回接種しなければならないため、この秋が実質ラストチャンスとなります。