ラストチャンス迫る……! 子宮頸がんワクチン「キャッチアップ制度」について知ろう
古村さんは2012年、当時46歳のときに定期検診で子宮頸がんを患っていることが分かり、子宮を全摘出。「早期発見」だったそうです。その5年後、がんを再発。それから良くなっては再発して……を繰り返しています。
当時は子宮頸がんについての治療薬の開発もスローペースだったそうで、「治療を受けられるのはありがたい」と話す古村さん。そして、「早期発見したとしても、100%治るということではない」と話していました。
ちなみに古村さんは子宮頸がんワクチン未接種で、子宮頸がんワクチンの積極的推奨が始まった際「予防できるのはうらやましい」と思ったのだそう。
ワクチンに対しては「正直こわい気持ちも分かる」ものの、「私のときは、子宮頸がんは検診で予防できるといわれていた」「検診を受ければ大丈夫だと思っていたから、検診と予防は違うといわれたときにショックだった。
予防はワクチン、検診はがんの早期発見。その違いをちゃんと分かっていたら、検診との向き合い方も変わる。ワクチンは受けられる年齢もあるので、そこを患者として伝えていきたい」と話していました。
■17~27歳対象の「キャッチアップ制度」。第一回接種は11月28日まで
17~27歳を対象に子宮頸がんワクチンを公的費用で受けられる「キャッチアップ制度」