2021年4月9日 20:00
「なかなかお腹が凹まない…」という問題を解決に導くストレッチ
を行っていきます。
一方、強く前傾した骨盤をリセットさせるには、「腸腰筋への静的ストレッチ」を行います。腸腰筋とは、腰椎(背骨の腰部の部分)から骨盤をまたがって大腿骨に停止している筋肉で、この筋肉は「股関節を曲げる」という働き以外にも、大腿骨が固定されると「骨盤を前傾させる」というそれもあるのです。
しかし「腸腰筋へのストレッチ」だけでは動きの制限が解除されただけなので、腹筋が十分に使えるように「骨盤後傾方向への動きを高める動的ストレッチ」も合わせて行うようにします。
(1)猫背リセットストレッチ
出典:byBirth
テニスボールを1個用意し、それを左右の肩甲骨の間にセットして仰向けになります。両腕をカラダの横に構えて、手のひらを天井に向けます。そこから息を大きく吸いながら、両腕をゆっくりと大きく開くように頭上まで上げていき(写真上)、息を吐きながら両腕をゆっくりと閉じるように下ろしていきます(写真下)。この動作を3回繰り返します。両腕を、できるだけゆっくり大きく動かすことがポイントです。このストレッチを行うことで、胸椎(背骨の胸部の部分)の強い後弯をリセットすることができます。