20代から子宮内膜症に要注意、生理にともなう健康リスク
これでは診断に支障をきたしますので、面倒であっても、生理のサイクルはきちんと記録しましょう」
■無理がたたってくる30代
30代ともなると体に無理がきかなくなってくるが、月経を繰り返したことによるエストロゲンの影響もさらに蓄積してくるころだ。
「子宮内膜症のリスクが引き続き高いのはもちろん、子宮の良性腫瘍である子宮筋腫のリスクも増加。さらに、ストレスによるPMS(月経前症候群)にも、かかりやすくなるといえるでしょう」
■プレ更年期がはじまる40代
生理自体はまだあるものの、妊娠率がガクッと下がるのがアラフォー。これは、「出産のタイムリミット」に直面する時期でもある。
「そのため、あせりや不安など、精神的なゆらぎが原因で更年期のような不調を訴える人も。周りと比べず、自分の人生で『快』と思えることは何かを、しっかり見つめるようにしましょう」
■更年期以降は年相応の美しさを
そしていよいよ訪れる更年期。子宮体がんのリスクはこのあたりで増加する。他方、エストロゲンが激減することに伴う不調の多くはホルモン補充療法などでカバーできるが、何よりも「受け入れることが大切です」と松村院長。
「私自身も更年期に入りましたが、まったく不調はないんです。