20代から子宮内膜症に要注意、生理にともなう健康リスク
さらに、月経が多い=エストロゲンに長期間さらされることで子宮体がんのリスクも上昇するほか、子宮筋腫や乳がんもエストロゲン依存の病気として知られています。そして、これらの病気の多くは、乳がんをのぞき、生理不順や重い生理痛、不正出血などの症状を伴うもの。『たかが生理』と侮っていると、大病を見逃す危険性があることを、まずは理解してください」
■若い女性の極端な痩せ志向が生理不順につながる
次に、外見に敏感な若い女子ほど気をつけてほしいのが過度なダイエット。
「とくに体が未成熟な10代では体が飢餓状態となり、生命維持に直接関係のない『妊娠機能』からストップしてしまいます。生理不順や無月経となるほか、放置すれば不妊につながることも。20代以上も例外ではありませんが、成長期はとくに注意が必要です」
■20代から子宮内膜症に要注意
本来なら生理も安定してくるはずの20代。不順なら、何かしらの問題を抱えている可能性もある。
「現代人なら、出産を経験していない限り、20代後半ですでに150回以上の月経を経験している計算になり、子宮内膜症の発症リスクは十分高くなっています。
いっぽうで自分の生理に無頓着で、初潮はおろか、最終月経がいつだったかさえ把握していないという方も少なくありません。