2018年12月2日 11:00
着心地のいい下着が“冬デブ”を呼ぶ!?現代に潜む健康の罠
さらに、近くのコンビニでもおいしいスイーツが手に入るようになり、わざわざ電車に乗ってデパ地下まで出かけなくてもよくなりました。地方でもお取り寄せが可能なため、“体を動かすことなく、ごちそうが食べられる”ようになってしまったのです」
極め付きは、高齢化に伴うアクティブシニアの増加や、家族観の変化。こうした世相も、読者世代の思わぬ冬デブ因子に!
「いまの高齢者はまだまだ元気。40~50代の娘が正月に実家に帰っても、おせちをはじめとした正月の準備は老親が整えてくれることが、珍しくなくなりました。嫁姑の間柄でも、昔に比べ、お姑さんがお嫁さんに家のことをさせるのをよしとしない風潮が高まっています。結果、昔であれば帰省先で家事の先頭に立っていたであろう主婦たちも、気疲れはともかく、物理的には昔より負担は軽減されている傾向にあるといえます。大掃除も家電が助けてくれますし、買い出しと料理は省略。おせちは注文する家庭も増えたはず。
家族であれ、外注であれ、“誰かにやってもらえる”環境になった女性は、とくに、年末年始は太りやすいと心得たほうがいいでしょう」
福田先生によれば、冬デブ人口が昔より増えたかは定かでないものの、「太り方が顕著になったと感じられる」