ビューティ情報『「受付職員の声の大きさは?」患者目線の病院の見分け方』

2019年4月13日 16:00

「受付職員の声の大きさは?」患者目線の病院の見分け方

’94年の開始以来、これまでに90以上の病院に“出勤”しました」

そのひとつが、’15年に実施依頼を受けた慶應義塾大学病院だ。

「臨床研究中核病院に名乗りを上げたところ、厚労省から『患者目線の欠落』を指摘され、承認に“待った”がかかった。そこで、どこを改善したらいいか指摘してほしい、ということでした。実際に足を運ぶと確かに、医療者のほうが主人公であると感じる場面に随所で遭遇しました」

コムルでは、詳細な改善ポイントを報告書にまとめて提出。すると翌年、その成果が表れ、臨床研究中核病院の認可が下りたという。そんな山口さんにとって、患者にやさしい病院とはどんなものか。20項目のチェックリストとして掲げてもらった。

「今回は、お見舞いなどで病院を訪問した際、その病院がいかに患者目線で医療を行っているかを判断するために作成しました。
ポイントは『整理整頓(安全管理につながる)』『プライバシーの保護』『衛生面』『スタッフの雰囲気(患者に寄り添っているか、また危機管理ができているか)』。これらを総合して見れば、その病院のレベルがわかります」

■玄関や受付の状況

【1】駐輪場の自転車は整然と並んでいるか
【2】傘立てに晴天でも傘が残っていることはないか
【3】受付職員が症状を大声で尋ねたりしていないか
【4】院内の案内図はわかりやすいか
【5】初診の申込書を書く場所はプライバシーが守られているか
【6】初診、再診の待ち時間の案内はあるか
【7】待合室の椅子の配置は座りやすいか(壁に設置された手すりの前にソファが置かれ、使えないといったケースも。

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