2019年6月29日 16:00
不眠を抱える女性に効果あり!「4-7-8呼吸法」やってみよう
そこで実践してほしいのが「4-7-8呼吸法」なのだ。やり方は次のとおり。始める前に口を軽く閉じて、鼻から息を吐き切る。
(1)口を閉じて鼻から息を吸う。頭の中で1から4まで数え、胸いっぱいに酸素を取り込むように深く静かに息を吸う。
(2)吸った息を肺の中で保持しながら、頭の中で1から7まで数える。このとき、息を止めるのではなく、酸素が全身に行き渡るイメージを持つ。
(3)頭の中で1から8まで数えながら、口からゆっくりフーっと息を吐く。
鼻から吐いてもOK。
「実際にやってみるとわかると思いますが、『4-7-8呼吸法』をすると自然に体が緩まってきます。不眠で悩まされている人が布団に入ってこの呼吸をすると、自然な眠りに入っていきます。定期的に続けていると、過緊張状態が起きにくい体に変わっていきます。さらに、『4-7-8呼吸法』が習慣になると、心を緩めることができるようになるのです」
実際、先生の患者さんで、不眠と不安を抱えている70代の女性患者さんに「4-7-8呼吸法」を定期的にやってもらうようにしたら、睡眠薬なしで眠れるようになったという。こうした実例は数多くあるそうだ。この呼吸法はいつ実践しても構わない。