小林弘幸式・自律神経整える「家事しながらトレーニング」
血流の悪化で全身の細胞に栄養や酸素が行き届かなくなります。胃腸の働きも悪くなったり、免疫力が落ちたりすることで、高血圧や糖尿病、心疾患や脳疾患など重篤な病気を招いてしまうのです」
残暑不調の解消には、どんな体の動かし方がいいのだろうか?
「毎日の暮らしのなかでこなしている家事にも、自律神経の乱れを整える運動が多く含まれています。体をひねったり、上に伸ばしたり、自然にさまざまな動きをしているのです。そんな家事に、ちょっとしたエクササイズやストレッチを加えることで、残暑不調をより効果的に解消できます。ぜひ体を動かしてみてください」
そこで小林先生が「自律神経バランスが整うトレーニング」を伝授。
【1】「洗い物しながらつま先立ち」むくみ解消も
両足のかかとの上げ下げを20〜30回。ふくらはぎや、太ももの筋肉を意識しながらリズミカルに行うと、自律神経のバランスが整う。
「滞りがちな下半身の血流を促進。
ふくらはぎや足首のむくみ解消に役立つ。足先まで血が行き届くので冷え性にも効果的です」(小林先生・以下同)
【2】「掃除しながらスクワット」便秘解消も
掃除機をかける際、足を大きく踏み出す。