ビューティ情報『岸本葉子さん がんになって初めて気づいた“人生で大切なこと”』

2020年1月5日 06:00

岸本葉子さん がんになって初めて気づいた“人生で大切なこと”

「実生活で父の介護をしていたときは、がんのあとでよかったとつくづく思いました」

岸本さんは’14年までの数年間、父親を介護したが、その際、自身のがん闘病の経験値がメンタル面で大いに生かされたという。

「父は診断を受けていないのですが、おそらく認知症で、直前の記憶が薄れ、できないことが日々増えていく状況でした。そう遅くない未来に死が見えているーー、そんな不安と孤独を抱えた父の心理を、私はがんを経験したから理解できたのです。私も、周囲が恋愛や結婚について話していても、病気という課題を抱えているため、それらを共有できない時期があって。でも、年を取って認知症となり、未来が見えないというつらさには共感できたのです。がんを経験したことで、寄り添う心を持てたことはよかったと思えます」

20年近くを慎重に過ごしたことで、がんになった後も100冊を超える著作を出すことができた。元来はスケジュールを詰め込みがちの自分をセーブし、地方講演なども日帰りせず、1泊する。執筆時間が長くなりすぎないように、ジムの予約をあえて入れることも。
ずっと通っている漢方の先生によると「睡眠は何よりの薬」ということで、忙しい時でも徹夜せず、原稿の続きは翌朝に回す。

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