2020年1月29日 06:00
「降圧剤×カプサイシン」…併用を避けたい「不調とサプリ」
(宮澤先生)
そこで本誌は、国立健康・栄養研究所、愛知県薬剤師会薬事情報センターのデータや、宮澤先生ら専門家の協力をもとに、“危険なサプリの飲み方”を次にまとめた。こんな時、このサプリを飲むのは危険!
【血圧を下げる薬を飲んでいる】サプリの種類:カプサイシン(ダイエット)
降圧剤(ACE阻害薬)を飲んでいる場合、ダイエットのためにカプサイシンを摂取してしまうと、咳が誘発され止まらなくなることがある。
【コレステロールを下げる薬を服用】サプリの種類:紅麹(コレステロール低下)
同じくコレステロール低下をうたう紅麹サプリと併用すると、効果が強く出すぎ、肝障害やうつなどの症状を引き起こすリスクがある。
【利尿剤を飲んでいる】サプリの種類:ビタミンC(栄養補給)
利尿剤(ダイアモックス)とのビタミンCの併用で腎・尿路結石のリスクが上がる。
【血液をサラサラにする薬を飲んでいる】サプリの種類:ビタミンE(抗酸化作用)
抗血栓薬(ワーファリン)と、ビタミンEの大量併用によってかえって出血しやすくなるという報告が。また、健脚づくりを助けるとされるグルコサミンサプリも抗血栓薬と併用すると作用が減弱する。