2020年11月26日 11:00
岡田隆先生伝授「内臓下垂を予防する大腰筋エクササイズ」
おへそから下がぽっこりと出てしまう“内臓下垂”。「背骨を引っぱる」「骨盤を支える」「太腿を上げる」働きをする大腰筋を鍛えれば、悩みは解消ーー!
コロナ太りに悩む読者世代たちの間で、へそから下の“ぽっこり下腹”が気になるという人が続出している。
「脂肪太りだけが原因ではありません。内臓が正常の位置よりも下がり、腸が圧迫されて前に突き出て、おなかがせり出してしまっている。“内臓下垂”の可能性があります。人の体は骨格という基礎の上に筋肉の土台があり、その表面を脂肪が覆っています。ホルモンの分泌量や活動量が減ってくる40代以降になると、下腹部やお尻、太ももに脂肪がつきやすくなってきて、さらに筋肉が衰えてきますと、筋肉や骨格によって支えられて機能している内臓が正しい位置を保てなくなり、下がってくるのです」
そう指摘するのは、骨格筋評論家で日本体育大学体育学部准教授の岡田隆先生。とくに、背骨と大腿骨をつなぐ「大腰筋」など、おなかまわりの筋肉が衰えると内臓下垂が起きやすく、姿勢が悪い人ほど“ぽっこり下腹”が目立ってくるという。
おなかまわりの筋肉がどれだけ衰えているか、次のチェックリストで確認しよう。