2021年3月24日 15:50
北斎の「春画」をもとにしたヨガでくびれを取り戻す方法
長座の姿勢から両手を後ろへ引き、手のひらを下にして、ひじを床につける(撮影:中村光博)
「食事制限はせず、3カ月続けてみると、やせ体質のスイッチが入ったように体重が減り、半年後には13キロ減に。同時にウエストが18センチも細くなり、ブヨブヨだったおなかにくびれが戻ってきました」
そう話すのは、『子宮とくびれを強化する春画ヨガ』(飛鳥新社)の著者である鈴木まりさん。男女の営みを描いた春画をヨガに取り入れたきっかけとは?
「インストラクターという職業柄、20年近く女性の心身の不調、そしてウエストのくびれに注目していました。くびれをつくることは、おなかまわりの筋肉をきたえ、内臓の働きを活性化させ、血流をよくし、女性ホルモンの分泌促進にもつながるとわかりました。じつは、江戸時代の浮世絵には、くびれのない女性は描かれていません。そこにヒントがあると思い、実際に春画に描かれたポーズをヨガに取り入れてみると、体の引き締め効果があったのです」
彼女のサロンの生徒が「春画ヨガ」を実践したところ、4週間で平均2.5キロの減量に成功。つらいどころか気持ちいい運動なので、ズボラな人でも長続きしそうだ。
今回紹介するのは、江戸の天才絵師・葛飾北斎の作品をヨガにしたもの。