2021年10月11日 15:50
トマトは朝、納豆は夜に!食べる時間で栄養効果が変わる食材15選
抗酸化作用があるリコピンを多く含むトマトは朝に食べるのがオススメ
食材がもつ栄養パワーを余すことなく引き出すためには、食べる“量”と同時に“タイミング”が重要だと専門家は語る。朝・昼・夜の時間帯別に賢く食べて、悩める不調を解消しよう!
「年齢が上がるにつれて、食事の栄養バランスについて気にする人が増えてきます。しかし、『何を食べるか』は意識していても『何をいつ食べるか』まで気を配っている人は、まだまだ少ないように感じます」
こう話すのは、時間を考慮した食・栄養の健康科学のスペシャリストで、早稲田大学先進理工学研究科教授の柴田重信先生。
先日、柴田先生の研究チームは、《朝にタンパク質を多く取ることが筋肉の増加に効果的である》という実験結果を発表。アメリカの科学雑誌『セル・リポーツ』にも掲載され注目を集めている。
実験の結果、同じ量のタンパク質を摂取する場合、1日の中で朝に多く取ると、より筋肉の増大につながることがわかったそうだ。
柴田先生は、食事の時間と栄養効果の関係について、次のように語る。
「女性にとって1日に必要な摂取熱量は約1,500キロカロリーとされていますが、同じ人が同じものを食べても、1日の中の『いつ食べたか』によって体重が増加したり、血圧が高くなる度合に差があることがわかっています。