小顔、花粉症の人も要注意!更年期以降増加する「いびき」の防ぎ方
「血管の内側の壁が硬くなる動脈硬化を起こしやすくなります。熟睡できないために交感神経が優位に働き、過緊張状態が続くことで高血圧の要因にもなります」
SASの患者は、通常の人より不整脈になるリスクが約4倍、脳卒中が倍、高血圧が倍、糖尿病が倍も上がるといわれている。
「いびきだけでなく、死につながる病気を引き起こすSAS。甘く見てはいけません」
次のセルフチェックを行い、当てはまるようならば、ぜひ医療機関を受診してほしい。
■SASを防ぐなら眠るときは「横向き」で
SASの検査は保険診療で受けることができる。
「自宅で行う簡易検査は、5,000円以下で受けられます。専用のセンサーを医療機関から借りて、睡眠時の血中酸素飽和度などをモニタリングするものです。より精度が高いのは、病院に1泊する検査。いびきや脳波、心電図などを一晩にわたって計測し、無呼吸、低呼吸のときにどのような影響があるかまで調べます。費用としては2万〜3万円ほどです」
治療法の選択肢は複数あるが、もっとも一般的なのは、鼻に装着して、空気を送り込むCPAPという医療機器を使う方法。
「月のレンタル料は約4,500円。