感染の原因に鼻粘膜の冷え…冬の病気防ぐ「レンチン温かマスク」
ただしマスクをし続けていると、気がつかないうちに口呼吸になっているケースも少なくありません。鼻粘膜というフィルターを通さない口呼吸では、外気に直接触れるのどに負担がかかり、ぜんそくの悪化や気管支炎などのリスクを高めます。また加温や加湿が十分にされない空気が肺に到達することにより肺機能にダメージを与えてしまいます。ときどき口呼吸になっていないかチェックすることも重要です」
またマスクは、寝るときに着用しても効果的だという。
「睡眠前に蒸しタオルやホットマスクを利用することも鼻粘膜の強化につながります。たとえば顔の形にフィットさせる金具がない布マスクの表面を少しぬらして電子レンジで適度に加熱して、寝る前につけてもいいでしょう。寝室の湿度は50~60%に加湿しておくとより効果的です」
マスクを加熱するときは、安全のために電子レンジから離れないようにしよう。20~30秒を目安に少しずつ温め、必ずワイヤのない布製のマスクを選ぶこと。
とりわけ就寝中は、自律神経のなかでもリラックスモードである副交感神経が優位になり血管も拡張。血流がよくなった鼻粘膜のメンテナンスをしてくれるという。
「鼻粘膜の強化には睡眠の質を高めることも不可欠。