2023年1月25日 15:50
この季節の寝不足、頭痛…「寝る前のアイス習慣」が原因かも
冬の楽しみに、意外な落とし穴が潜む(写真:アフロ)
ここ数年、暑い夏場ではなく、冬に食べるアイスの人気が年々高まりをみせている。暖かい部屋で、寝る前に一日のごほうびとして楽しみにしている人も多い。コンビニやスーパーのアイスコーナーには「冬季限定」の商品が数多く並ぶなど、メーカー各社がしのぎを削っている。
総務省が発表する家計調査(2人以上の世帯)によると、12月の家計のアイスクリーム支出金額は、’18年以降右肩上がり。同調査では、北海道、東北、北陸地方といった寒さの厳しい地域でアイスの支出額が多い、というデータも。極寒地域では、暖房器具のおかげで室内が常に高く保たれていることから、冷たいアイスを食べたくなるのかも。
しかし、いくらおいしいからといって、いまのような寒い時季にアイスを過剰に食べると体の不調を招く危険性があると、イシハラクリニックの内科医・石原新菜先生は警鐘を鳴らす。
「たとえば、寝る前に糖質や脂肪が多いアイスを食べると血糖値が上昇し、寝ている間に血糖値が下がります。
血糖値が乱高下すると睡眠の質が低下し、日中も眠気を感じてしまう要因となります。“朝の目覚めが悪い”“なんとなく一日中だるい”“疲れがなかなか取れない”……。