水道水で目を洗う、傷はすぐ消毒…はNG!間違いだらけの「昭和の健康常識」19
最新の研究では、人間に必要とされる睡眠時間は個人差がとても大きく、年齢や性別、生活環境によって変わるとされています。睡眠時間よりも〈朝スッキリ目覚められている〉か〈日中を元気に過ごせている〉ことが大切です」(坪田先生)
【6】食後すぐに歯磨き
ムシ歯を防ぐために、「食べたらすぐ磨く」と指導された人も多いだろう。ただし、正確な知識を持っておくことが必要だと解説するのは「江口歯科・矯正」の江口康久万理事長だ。
「食物によっては食後30分以内に歯を磨くとエナメル質が削れることがあります。とくに酸っぱいものや炭酸の摂取後は、口中が酸性になり、エナメル質からカルシウムが溶け出す脱灰が起こります」
エナメル質が脱灰すると、虫歯や知覚過敏につながることも。
「30分ほどすると唾液によって口の中は中性に戻り、溶け出したカルシウムを戻してくれます。通常の食事の場合はそれほど気にする必要はありませんが、酸性の強いコーラやビールなどの炭酸飲料、ワイン、酢を使った料理を口にした直後には歯磨きをしないで下さい」(江口先生)
■運動のタイミングやストレッチも新常識
【7】卵は1日1個まで
コレステロールを気にする人のなかには「高コレステロールの卵は1日1個まで」