水道水で目を洗う、傷はすぐ消毒…はNG!間違いだらけの「昭和の健康常識」19
「おもに血流をコントロールする自律神経は、日中には交感神経が、夕方からは副交感神経が活発になります。『ジョギングするなら朝がいい』と信じる人がいますが、全身の血流がよくなる夕方のほうが効率はいいです」
【10】冷え性には手足を温める
「手足の冷えは自律神経の乱れが深く関わっており、末端を温める以上に自律神経を整えて全身の血流を改善させることがカギ。運動をして筋力をつけることも重要です」(小林先生)
【11】運動前のストレッチ
運動前のストレッチは、体の1カ所の筋肉を伸ばすだけでは全体のバランスを崩す可能性も。また伸びてしまった筋肉は、すぐには元に戻らないため柔軟性が損なわれ、可動域が狭まりケガをするリスクがある。ストレッチは運動後、が今どきの常識だ。
■“実はOK!”昭和の常識
昭和世代がダメと思い込んでいても、実は健康にいい習慣も。
【12】二度寝
「『二度寝はよくない』と子どものときに言われた人は多いでしょう。ですが、朝に5~10分ほど二度寝することで、ストレスから体を守ってくれるホルモン『コルチゾール』の分泌が増え、全身に行き渡り、目覚めがスッキリします」(坪田先生)