眠れない人のための睡眠薬講座-薬が効かない、副作用や依存が怖い人必見-
不眠症の治療には、一般にいわれる睡眠薬を使用することになりますが、何となく怖いというイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。確かに、ひと昔前までは依存性の強いタイプの睡眠薬が使用されていましたし、最近でも睡眠薬の乱用といった問題も以前としてあるものです。しかしながら、睡眠薬は専門医の元で安全に使用すれば、不眠症の改善に役立つものです。
■不眠症治療薬のメインは睡眠薬
不眠症の治療薬に使用されるのは、睡眠作用のある睡眠薬です。睡眠薬の種類には、作用時間のタイプ別に以下のものがあります。
・超短時間作用型:マイスリー、ハルシオン、アモバンなど
超短時間作用型の睡眠薬は、1時間より短い時間で薬の効果が現れるので、寝付きが悪いタイプの不眠症に使用される睡眠薬です。ただし、薬の持続効果も2~4時間と短いため、夜中に途中に起きてしまうような中途覚醒タイプの不眠症の人には適していません。
・短時間作用型:デパス、レンドルミン、レスミーなど
中途覚醒タイプの不眠症の人に適しているのが、短時間作用型の睡眠薬です。
このタイプの睡眠薬は、効果が現れるまで1~3時間ほどかかりますが、持続効果が6~10時間あります。