翌朝目覚めスッキリ!「しじみエキスたっぷり☆アジアン鶏そうめん」の作り方【ネムジム食堂 夜ごはん】
『ネムジム食堂』の夜ごはん担当、薬剤師で料理研究家のヨシダです。毎回ひとつずつ、体内時計を整え、快眠につながる栄養素を紹介しながら、手軽でおいしいレシピをお届けいたします。今回は、以前のネムジムのコラムで紹介されていた「オルニチン」に注目です。
疲労回復に最適!オルニチンの力とは?
「オルニチン」とはアミノ酸の一種。最近では、テレビや雑誌などで、『しじみに含まれる「オルニチン」が肝臓にいい!』という話、一般的になっていますよね。もともと、その「オルニチン」は私たちの体の中に存在し、肝臓の働きを保ち、疲労回復の効果が期待されるそんな物質です。
アンモニアから肝臓を守る!
そもそも肝臓には、アンモニアを代謝する「オルニチンサイクル」、エネルギー(ATP)の産生に深く関わる「TCAサイクル」、グルコースを生成する経路である「糖新生」などの重要な代謝経路が存在します。今回の「オルニチン」は、腸で吸収されたあと、肝臓までたどり着くと、有毒なアンモニアの解毒を促します。
このアンモニアが他の代謝を妨げるといいますから、「オルニチン」はアンモニアを減らすことで肝臓の働きを円滑に保っているといえるそうです。