それでは、3種のシワの特徴と発生してしまう原因を3つ続けてみていきましょう。
■ちりめんジワ(乾燥ジワ)
肌が乾燥してくると現れる、浅く細かいシワです。皮膚の層の一番表面にある「角質層」が乾燥することでできます。
早い人は20代後半から見られ、最初は目元、目尻などですが、時を経るうちにほおや額にも見られるようになります。原因は、皮膚の保湿力の低下です。
なぜこれが起きるかというと、主な理由は2つ。
ひとつは、年齢とともに皮膚のターンオーバーが遅くなり、角質層が皮膚に長くとどまるため、乾燥してしまうこと。
もうひとつは洗顔のし過ぎなどで角質層が荒れたり、はがれたりして、水分が逃げてしまう場合です。
■表情ジワ
笑ったり、怒ったり表情によってできるシワが、表情を戻しても残ったままになる状態です。早い人は30歳前後から出始め、最初は目尻、次第に眉間、額などに見られます。
年齢とともに、角質層が乾燥するだけでなく、真皮のコラーゲン、エラスチンも減少してくるので、肌の弾力や回復力が弱まってしまいます。