これらの成分は食べ物で摂取することが可能です。
鉄分
赤ちゃんや胎盤などの発育のために欠かせない成分です。成長しておなかが大きくなった分、血液の量が増加することもあり、鉄分は欠かせない栄養素です。鉄分が豊富に含まれている食べ物には、鶏のレバー、ひじき、牛のもも肉などがあげられます。また、納豆やほうれん草などもおすすめで、みそ汁で食べるなら、高野豆腐やあさりなどを具材にするとよいでしょう。
魚、肉、卵などにあるタンパク質、野菜や果物に含まれているビタミンCなどを一緒に摂取すると、鉄分の吸収力がアップするといわれています。
カルシウム
カルシウムは、骨や歯などを丈夫にする成分で、出産した後の回復をサポートする役割をします。また、日本人全般が不足しているとされる成分のひとつでもあります。
おすすめの食べ物は、牛乳(殺菌済み)、小魚、木綿豆腐などがあげられます。また、カルシウムの吸収をサポートするため、ビタミンDの摂取が求められます。ビタミンDが豊富に含まれている食材には、きのこ類や魚介類などがあります。
ただし、カルシウムは、過剰摂取すると内臓や筋肉へのカルシウム沈着が起こることも知られているため、摂りすぎには注意しましょう。