10年スパンで1~2%も低下!基礎代謝に関する「残酷な真実」
基礎代謝は生まれてから死ぬまで、ずっと同じではありません。若いころをピークに、どんどん下がっていくのです。
運動を定期的にするアクティブな女性なら別ですが、そうでない方はいまから生活習慣を見なおすべきです。
今回は『Women’s Health』が発表した、年齢によって変化していく体の代謝についてお伝えします。
■20代の基礎代謝
体重減少についての専門家であるクリストファー・オクナー博士によれば、ほとんどの女性の基礎代謝率のピークは、10代後半から20代前半にかけてです。
なにもしなくても燃えているカロリー量が多い時期なので、多少食べ過ぎたくらいではそれほど太りません。「1~2日食べものをセーブしたら、増えた体重も元に戻った」という経験をお持ちの方もいるでしょうが、それには基礎代謝が大きく関係しているのです。
しかし悲しいことに、高い基礎代謝率は長く続きません。
アメリカの運動に関する諮問機関によれば、10年スパンで約1~2%低下していくのです。
また、学生時代の方が活動レベルが高い女性が多く、特にデスクワーク作業中心の仕事に就くと活動レベルは下がってしまいます。
20代前半までが基礎代謝率のピークであることには、骨の構築・生成が行われるのが25歳すぎまでだということも関係しています。