ビューティ情報『早期発見・早期治療がカギ! 血管が悪目立ちする「下肢静脈瘤」の診断方法、治療法、料金は?【医師解説】』

2021年10月19日 23:10

早期発見・早期治療がカギ! 血管が悪目立ちする「下肢静脈瘤」の診断方法、治療法、料金は?【医師解説】

佟先生下肢静脈瘤の治療は基本的に4つあります。

1つ目は、医療用の着圧の強い靴下「弾性ストッキング」を着用する「圧迫療法」です。弾性ストッキングをはくことで、足から心臓への血流の流れをサポートする治療法となります。圧迫療法は完全に治すための根治治療ではなく、下肢静脈瘤が進行するスピードを緩やかにするための緩和治療です。

2つ目は「硬化療法」で、浮き出た静脈に硬化剤という薬剤を注射して血管をつぶす方法です。治療の所要時間は10~15分程度で、痛みや出血はほとんどなく、麻酔をする必要もありません。注射のあとは2~3週間ほど弾性ストッキングを着用することになりますが、普通の生活を送ることができます。ただし、硬化療法が適用できるのは皮膚の上から見える静脈のみで、隠れ下肢静脈瘤には硬化療法はおこなえません。


3つ目は「血管内焼灼術」で、血管内にカテーテルを通して熱を照射し、逆流を起こしている血管を焼灼する治療法です。熱を照射する方法にはレーザー光線と高周波があり、クリニックによって異なります。治療時間は片足30分程度です。局所麻酔をするので治療中に痛みはほとんど感じませんし、基本的に治療後はすぐに歩くことが可能です。

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