ビューティ情報『【お医者さんに聞いてみよう!】Q:夫の父親が昨年夏に心臓のけいれんを起こして入院。遺伝の有無と予防策について教えてください。』

2016年12月18日 13:39

【お医者さんに聞いてみよう!】Q:夫の父親が昨年夏に心臓のけいれんを起こして入院。遺伝の有無と予防策について教えてください。

ただ、この心房の異常な興奮(震え)は房室結節である程度調節されてから心室に伝えられますので、心室に伝えられる興奮は不規則に毎分60~200回程度となります。心室の興奮を伝える心拍数もやはり、不規則で速い脈になってしまうと考えられます。
心房細動の治療はお薬によって行われることが多いのですが、効果が不十分であると考えられるときなどに非薬物治療として、高周波カテーテルアブレーション(心筋焼灼術=しんきんしょうしゃくじゅつ)やペースメーカー治療、心臓外科治療が選択されることもあります。ペースメーカーは心房細動とともに徐脈性(脈が遅くなる)の不整脈がある場合に用いられることがある治療法です。

<「心房細動」の遺伝について>
また、心房細動の遺伝については、心房細動は発症に遺伝子の関連もあると考えられていますが、原因遺伝子の多くははっきりしておらず、多因子遺伝も多いと考えられています。加えて、遺伝以外の因子として高齢や高血圧、虚血性心疾患のある方は心房細動になりやすいと考えられています。これらの点から、適正な体重を保ち、糖尿病・高脂血症などに気をつけ、動脈硬化を防ぐことは心房細動の予防にも役に立つといえるでしょう。
ご参考になれば幸いです。
お大事にしてください。

Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています

新着ビューティまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.