実は避けたほうがいいんです… 管理栄養士が教える「味噌汁のNG食べ方」
和食に欠かせない味噌汁は、健康にいいイメージもあり毎日食べているという人もいるでしょう。野菜や豆腐などあらゆる具材に合い、栄養バランスも取りやすい味噌汁はまさに健康食といえます。しかし、作り方や食べ方によっては味や健康効果が損なわれる可能性も。今回は、味噌汁を食べるときに気を付けたいポイントを解説します。
味噌汁を作る、食べるときに気を付けること
沸騰させるのはNG
味噌汁は沸騰させると味噌の風味が飛び、味が落ちてしまいます。味噌独特の香りは、味噌が熟成されるときに発生するアルコールやエステルなどの成分に由来するとされています。これらは沸騰させると揮発するため、香りが飛んでしまうのです。
鍋に味噌を入れる前は一度火を止め、沸騰がおさまってから味噌を溶かし入れましょう。
沸騰直前で火を止めて、お椀によそえば食べる頃にちょうど良い温度になりますよ。
あくが出る食材に注意
味噌汁を作るときにはあらかじめ食材に火を通す工程がありますが、その際に“あく”を取っておくことでおいしく健康的な味噌汁ができます。
肉や魚、野菜や山菜などを煮たときに出てくる茶色く濁ったものがあくです。これは臭みや雑味の要因となったり、おいしさが損なわれたりするため取り除きましょう。