やめたらニオイ気になりません!【歯科医師が解説】口臭につながる「NG習慣」と予防法
一方、リラックスした状態で副交感神経優位になると、サラサラ唾液が分泌され、口の中をうるおった状態にしてくれます。
唾液にはさまざまな働きがあり、特に口臭に関係するのが自浄作用です。サラサラ唾液の分泌が少ない状態だと自浄作用が働きにくくなるため、細菌が増えて口の中の衛生環境が悪化。口臭だけでなく歯周病や虫歯のリスクも高まってしまうのです。
こう聞くと、ネバネバ唾液をゼロにしたほうがよいと思うかもしれません。でもネバネバ唾液にも、口の粘膜の保湿や保護、細菌の侵入を防ぐといった役割があります。大切なのはネバネバ唾液とサラサラ唾液がバランスよく分泌されることです。
ネバネバ唾液を増やすNG習慣5選
ーー口臭につながるネバネバ唾液を増やさないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
よくない口内ケアや日常生活で気をつけるべき行動を教えていただきました。
NG1.マウスウォッシュの使いすぎ
永田さん市販のマウスウォッシュ(洗口液)にはアルコールが配合されている製品も多く、使いすぎると口の中を乾燥させてしまいます。乾燥はネバネバ唾液の大敵。口臭の原因にもなりますので、過度な使用はやめましょう。