“5分以内に寝落ち”は逆にダメ! 医師直伝「ぐっすり眠れて疲れが取れるコツ」
疲労を翌朝まで持ち越さないためには「睡眠」が重要
隠れ疲労は、どうすれば対策できるのでしょうか。梶本先生にうかがいました。
梶本先生いったん起こってしまった疲労、すなわち自律神経の神経細胞のサビを落とすことができるのは、「質の良い睡眠」しかありません。質の良い睡眠とは、朝、目覚めた際に前日までの疲労が回復しているような睡眠を指します。
次の5つのいずれかに該当するようであれば、それは睡眠の質が悪いサインです。よく、寝つきが良いことを自慢する人がいますが、布団に入って5分以内に眠っている人は睡眠が足りていない証拠です。心当たりのある方は睡眠を見直す必要があります。
(1)十分に寝たはずなのに体がだるい
(2)目覚めてから4時間経った時刻にも眠気がある
(3)電車に乗るとすぐに寝落ちしてしまう
(4)就寝時、布団に入ると5分以内に眠ってしまう
(5)休日は平日より2時間以上長く寝てしまう
質の高い睡眠を取るためのポイント
ーそこで梶本先生に、質の高い睡眠を取るために、おすすめの行動を教えていただきました。1.寝る90分前に入浴を。湯温は40度未満でのぼせないように
梶本先生疲労回復には、スムーズな入眠と脳を回復させる深い睡眠が不可欠です。